ROGER FAKHR / FINE ANYWAY

ロジェ・ファフリ、1955年レバノン生まれ、音楽家を志し1970年代半ば頃に本作を自作自演にて自主録音するも、レバノン内戦が勃発(国内のムスリムとキリスト教徒が戦い、その後、シリア、パレスチナやイスラエル、そして米仏らを巻き込み、断続的に1990年まで続く)〜ファフリは戦火を避けパリへ移り、そのまま未発表となってしまった本作を、今年になって、独ハビビ・ファン …

続きを読む>

山北健一 / トーキング・ドラム

7vo7、サイコババ、フリーマン他、ジャズ、ラテンなど多くのセッションに参加しているパーカッショニスト・山北健一のソロパーカッションだけの世界第二弾。 ディレイやシンセを全く使わずに様々なパーカッションだけでつくられたビート。驚異的なテクニックはもちろん、フィルターや逆回転といった効果までも、いろいろなパーカッションとアイデアで作り出したアコースティック・ド …

続きを読む>

ANGELIQUE KIDJO / MOTHER NATURE

  アフリカの若い才能をサポートし、世界へ紹介するという主旨で、ナイジェリア勢のイエミ・アラデ、MR エジやバーナ・ボーイ、あるいは、ザンビア出身のサンパ・ザ・グレート、ベニンのライオネル・ルーケ、コートジヴォワールのザイナブなど、若手SSWが参加、ほか、サリフ・ケイタやスティングまでゲスト参加しています。中では、やっぱりナイジャPOP勢が充実して …

続きを読む>

大城美佐子 / 唄ウムイ

沖縄民謡界の至宝・大城美佐子、UAが「大傑作」と感銘を受けた名盤『唄ウムイ』が待望のアナログ化! 耳が洗われました。 形容するのがもったいないほど、大傑作だと思います。 UA 今年1月に84歳で永眠された沖縄民謡界のレジェンド大城美佐子による2007年リリースのアルバム『唄ウムイ』がLP化。 矢野顕子をはじめ、電気グルーヴ、Fishmans等で知られるエンジ …

続きを読む>

TAIKUH JIKANG (滞空時間) / Majo

既に4作目になるそうです。当店初入荷となります。青銅ガムランやスティール・パンといった旋律打楽器のハーモニーとポリリズムを軸に、南の空の下、旅の心象を切り抜いたような、音のスケッチを聴かせてくれます。気持ちイイですね、確かに、めんどくさいことを忘れさせてくれますよ、それに、やっぱり、夏に聴く音じゃないかと思います。 以下、アーティスト紹介 〜メーカーインフォ …

続きを読む>

MICHEL GUAY et SIMON MARY / SONGS OF KABIR

1990年代から活動してきたインド系のエスノ・ジャズ・ユニット、ムクタの創設メンバーでフランスはナントのジャズ系ベーシスト/コンポーザー/アレンジャーのシモン・マリーと、カナダ生まれでインドで音楽を習得し、ムクタにも加わることになったシタール奏者/ヴォーカリスト/コンポーザーのミシェル・グアイと組んだ2021年作です。1440年生まれで1518年に没したとさ …

続きを読む>

BRAIN DAMAGE MEETS BIG YOUTH / BEYOND THE BLUE

フランスを拠点に1999年より活動を続ける、Martin Nathanのダブ・ユニット、ブレイン・ダメージの2021年作。これまでラス・マイケルやホレス・アンディ、グラウンデイションのハリソン・スタッフォードをフィーチャーしたアルバムや、2018年作には南米コロンビアの録音となりましたが、本作では1949年生まれのベテラン大物、ビッグ・ユースをジャマイカに訪 …

続きを読む>

NATALIA LAFOURCADE / MUJER DIVINA, Homenaje A Agustin Lara (Deluxe Edition)

“MUJER DIVINA” 1984年生まれ、両親ともに大学教授だというベビーフェイスのメキシコ若手シンガー・ソングライター、ナタリア・ラフォルカデ4作目2012年作〜メキシコを代表する作曲家、アグスティン・ララ(1900–1970)の曲をロリータ・タッチ(&豪華ゲストとのデュオ)でカヴァーした意欲作です。哀愁のランチェーラ、ボレー …

続きを読む>

BALAPHONICS / SPICY BOOM BOOM

なるほど、基本アフリカに的を絞りつつ、実に開放的、好きなことやって楽しんでる感じ、十二分に伝わって来る大所帯生演奏が夏向き!ジュピテールが参加しているところも、ポイント高いですねえ。 バラフォン奏者を含むアンサンブルが特徴的なフランス発アフロ・ミクスチャー・バンド、バラフォニックスによる2021年のセカンド作です。管楽器セクションを擁し、アフロビートにハイラ …

続きを読む>

MOSCHONAS & MITSARAS / PALIA FROURA

写真向かって左の人物がオデッセイアス・モショナス(サモス出身 1912-1995)ですね。この人は50年代に一時キャリアが途絶えたものの、ヤニス・パパイオアーヌやプロドモス・ツァウサキス、あるいはステラ・ハスキルらとの共演歴もあり、レベーティカの歴史にキッチリ名前を残した歌い手ですが(味わい深い歌声は勿論スバラシイものです。…ところで本作には、ア …

続きを読む>

COM TRADIÇÃO ‎/ QUANDO O TEMPO SE QUER POUSAR

ベルギー、ブリュッセルを拠点とするポルチュギュース・フォークロア&ファド・ユニット。女性歌手、ニコーリ・カンゲイロのヴォイスと、ヴァイオリン&ダブル・ベースのセバスチェン・タミニオウの演奏を中心に、フリーフォームかつ開放的な音の組み立てで、ポルトガル歌謡の伝統の、新たな表現にトライしています。本作1作のみで消えてしまった?ユニットの2015年作です。 &nb …

続きを読む>

GARRIC / SOLIDARITAT

南仏はオクシタンの4人組バンド、ガリックによる2021年のセカンド作。サックスやアコーディオン、ギターなどの編成で、オクシタン民衆舞曲をジャズ・ロックやルンバ、レゲエ、サンバとかの要素を取り入れて練り直しています。15年に初アルバムをリリースしているということで、わりと近年に結成されたグループということになると思いますが、メンバーはそれなりに経験を積んできた …

続きを読む>

MANZANITA / TRUJILLO, Peru 1971-1974

ANALOG AFRICA LIMITED DANCE EDITION 第13弾! 70年代のペルーで活躍したギター・ヒーロー、マンサニータの全盛期をコンパイル!  マンサニータは自身のグループを率いて70年代前半を中心に活躍したペルー人ギタリスト。時の権力者ホアン・ベラスコ・アルバラードが国策として欧米のロックを禁止にしたため、マンサニータはダンサブルなラ …

続きを読む>

MAGIA MELAGIA ‎/ TO PEPROMENO MOU

  マイア・メライヤ(本名メリポメニ・ツィリゴティ)、1928年アテネ生まれ、戦後ギリシャの女優にして歌手、物憂げに沈んだ低音ヴォイスとグラマラスな容姿で、ギリシャの男たちを魅了しました。その歌唱スタイルは、かのソフィア・ローレンに影響を与えた、ともされています。   1 Σ’ Αγαπώ Σ’ Όλες Τις Γλώσσες 2 …

続きを読む>

go top