MERCAN DEDE / SU

別名義アルキン・アレンの「フュージョン・モンスター」に続き、メルジャン・デデが「nar」以来二年ぶりの作をリリース。もちろんダブルムーンからのリリースです。「SU」とはトルコ語で水を意味します。「nar」と同路線ながらエレクトロニックサウンドを最小限に押さえ、DJユースな「フュージョン・モンスター」と対極にあるような上質なアコースティック・アンビエント。UK …

続きを読む>

OOJAMI / URBAN DERVISH

在英トルコ人スーフィー音楽家ネチミ・チャヴリ率いる新感覚ベリーダンス音楽グループ、オジャミの04年作。前作までのトルコのメロディーをブレイクビーツに乗せるのとは反対に、今度はUKポップス~ブラックのメロディーやフォーマットにネイやダルブッカを溶け込ませた意欲作。流行のソカ系ブロークン・ビーツまで使ったロンドンらしい音ですね。トランスグローバル・アンダーグラウ …

続きを読む>

ZEKI MUREN / GUNESIN OGLU, TURK SANAT MUZIGI SERISI

★ゼキ・ミュレン/オデオン・コレクション 20世紀トルコを代表する歌い手、ゼキ・ミュレンのオデオン録音コレクション〜おそらく1960年代後半の録音集で、古典声楽で培った端正な歌い口を、映画音楽や、より大衆的な曲想のもとに発揮しています。ミュレンは正統派の古典声楽家でありながら、同時に映画などにも出演する芸能人でもありましたが、このアルバムではそんな後者のミュ …

続きを読む>

V.A. / FESTIVAL DE FES

モロッコの古都フェズで毎年5月に行われている「世界聖なる音楽祭」。今年はユッスーがエジプト人オーケストラを率いたセットを初披露したことで話題になりましたが、その最新コンピ盤二枚組です。とは言えライヴ盤ではなく、参加アーティストのスタジオ新録を集めた20曲を収録。モロッコ南部タールダントの女性グループからジルベルト・ジル、ユンチェン・ラモ、シリアのアル・キンデ …

続きを読む>

AYNUR / KECE KURDAN

当店でロングセラーを続けるギュライに続き、またまたトルコ(正確にはクルドですが)のハルク伝統女性歌手傑作が登場。トルコ・ダブルムーンの新グループ、オリエントエクスプレションズに参加し、神秘的なクルド語の歌を聞かせていたクルド人歌手アイヌールの04年デビュー作です。一曲オリエントエクスプレションズのサズ奏者とサウンドエンジニアが参加していますが、全体にはサズと …

続きを読む>

GOKSEL / SOZ VER

2001年デビュー~これがサード・アルバムになるトルコの若手人気女性歌手=ギョクセル嬢!ブ厚いストリングス、ファンクなカッティングのギター、ヘヴィーなベース&打ち込みに囲まれて、気怠い囁きヴォイスで迫る異色演歌系ファンクの冒頭がステキだ!全体にみなぎる暗い人生観?が聞きどころ。好きです、この人、推します!トルコでは異例のロング・ヒット中ですが…。

続きを読む>

BURHAN OCAL & PETE NAMLOOK / SULTAN

トルコの古典パーカッショニスト、ブルハン・オジャルがベルギーのアンビエント・クリエイター、ピート・ナムルックと組んだユニット一作目。ダルブッカやサズのタ-キッシュ・サウンドをナムルックのアンビエントなシンセが彩ります。バラエティに富んだ二枚目と比べるとかなりストイックでディープな出来ですが、これもイスタンブールでは「スーフィー」コーナーのベストセラーでした。 …

続きを読む>

KUDSI ERGUNER ENSEMBLE / LA BANDA ALLA TURKA

トルコを代表するスーフィー系音楽家/ネイ奏者のクドシ・エルグネルによるオスマン帝国音楽シリーズから、日本でも有名なトルコ軍楽隊をテーマにしたアルバムです。クドシが指揮者を務め、往年の楽曲を今に再現しながらも、当時にはあり得ないジャズっぽい即興を交えたり、スーフィー音楽的なアレンジをまぶしたり、アイデア溢れる作品に仕上がっています。ブラス・バンド・マニアには是 …

続きを読む>

HAMZA EL DIN / A WISH

ヌビアの人、ウードの人、ハムザ・エル・ディーンのラスト・アルバムとなってしまった1999年作品です。ハムザさんのウードに加えて、チェロ&ピアノ&ネイ&男女一人づつのヴォイスが加わり、ハムザさんが生涯をかけて磨き上げたヌビアとアラブの旋律とリズムが、渾々と湧き出ずる泉水のように響きます。何というか、囚われない心というものが、どんなものなのか教えてくれるような、 …

続きを読む>

LUIZ BONFA / SOLO IN RIO 1959

ジョアン・ジルベルト、パーデン・パウエルと並び称されるブラジリアン・ギタリストがルイス・ボンファー。1945年にレコード・デビューを果たし、その後人気歌手ディック・ファーニーの作曲や伴奏を担当。さらに名作映画『黒いオルフェ』のテーマ・ソングを作曲し、一躍その名が世界中に広まりました。その彼が59年に米国クック・レコードから発表したアルバムを元に未発表音源を加 …

続きを読む>

PAUL BRADY / DANCER IN THE FIRE

アイルランドで最も尊敬されるシンガー・ソングライターの一人、ポール・ブレイディが45年以上に渡る音楽キャリア、通算15枚のソロ・アルバム、104曲以上ある発表曲の中から、自らが“まったくの個人的な好み”で選曲した2枚組アンソロジー集〜自作曲はもちろん、ハンク・ウィリアムズのカヴァー等も収録されています。松山晋也さんによる一万字インタビューもついています!

続きを読む>

IRINA MIKHAILOVA / FEARLESS

ジュノー・リアクターやLUMINまで、数々のエスノ・エレクトロニカのユニットに参加してきたイリーナの2010年作品。カザフ出身のロシア育ち、その後プラハを経由、2011年現在はサンフランシスコを拠点に活動。習得してきたアジア~中東~ヨーロッパの伝統歌唱でベリーダンスからレイヴ・シーンにまで関わり、西海岸のオルタナティヴ・シーンで今大きく注目を受ける東欧系実力 …

続きを読む>

庄司歌江 / 歌江草紙 唄の旅

久々の再入荷!まさか、こんな愛嬌のある声でこんなにリズミカルで外連味ない唄を歌うお方だったとは…、ハッ、ハア~ッおみそれしましたあーと言わんばかりに入荷初日に店頭でかけまくっていたら、初回入荷分が瞬く間に売り切れてしまったわけで…、かしまし娘の歌江ねえさんが大阪ローオンレコードに残した70年代超貴重音源をまとめた『歌江草紙 唄の旅』~ …

続きを読む>

里国隆 / あがれゆぬはる加那

  「すごい唄ですよ。押し出すような、呻きのような唄いかた。刃を突きつけられているような。これは、ものすごい絶唱。これぞ”放浪芸の華”だって僕は思いますね。」by 小沢昭一!盲目の唄者、里国隆。生まれた島・奄美の島唄を遥かに超えて全く独自のウタ世界を創出した真の放浪芸人。竪琴を携え、各地を放浪した男が生前残した傑作。

続きを読む>

里国隆 / 路傍の芸

1982年11月17日、沖縄・那覇市・平和通りに於いて路上録音~偶然に通りかかった宮里千里が、その一部始終を録音したという音源です。竹中労の耳を奪い、「琉球フェスティバル」に出演して、その黒い歌声で聴衆を驚愕させた放浪芸人・里国隆の路上レコーディング/奇跡のドキュメントです。 1982年11月17日、沖縄・那覇市の平和通り路上に”聖域&#8221 …

続きを読む>

go top