DJのマルセリーニョ・ダ・ルア、ベーシストのマルシオ・メネスカル、鍵盤奏者アレサンドロ・モレイラによるユニット、ボサクカノーヴァはリオ・デ・ジャネイロで1997年に結成され、これまで『イパネマ・ラウンジ』や『ウマ・バチーダ・ディフェレンチ』など、人気作を送り出してきました。 サンバやボサ・ノーヴァのテイストをリスペクトしつつ現代化を図ってきた彼らが、久々に新 …
続きを読むDJのマルセリーニョ・ダ・ルア、ベーシストのマルシオ・メネスカル、鍵盤奏者アレサンドロ・モレイラによるユニット、ボサクカノーヴァはリオ・デ・ジャネイロで1997年に結成され、これまで『イパネマ・ラウンジ』や『ウマ・バチーダ・ディフェレンチ』など、人気作を送り出してきました。 サンバやボサ・ノーヴァのテイストをリスペクトしつつ現代化を図ってきた彼らが、久々に新 …
続きを読む若くして亡くなってしまったブラジルのギタリスト、ラファエール・ラベーロ(1962—95)。ショーロやサンバの伴奏で使われてきた7弦ガット・ギターをソロ楽器にまで高めた名プレイヤーとして知られた彼は、亡くなって17年も経過した現在においても、なおも高い人気を誇っています。 そんな彼の生誕50周年を迎えた昨年に、ショーロの専門レーベルACARIからリリースされ …
続きを読むハベッカ(北東部のヴァイオリン)奏者のマシエル・サルー率いるそのグループのサード・アルバム新作(おそらく2010年末の作)です。独自なフォークロア路線は健在ながら、今作では、少々路線変更~ギター/オルガン系バンドを導入した曲も並び、ハベッカ&パーカッション、そしてホーンズ&女声コーラスも含みながら、その木訥なヴォーカルを披露しています。実に土臭いマンギビート …
続きを読むBISCOITO FINOの御大フランシス・ハイミが名ギタリストのギンガと共演したスタジオ・ライブ、ヴェテラン阿吽の呼吸録音となる13年新作。ギターとピアノそして歌だけの最小限の音。これ以上なにも要りません!プロデュースはクアルテート・マオガニのリーダー、パウロ・アラガォン。これ以上、何も言うことありません!
続きを読むエルメートのセルフ・プロデュース第一弾、自らパーソナルな音楽性を遺憾なく発揮、多重録音でのソロ&デュオで自由なアイデアを展開しています。タイトル通り、エルメートのセレブロ(脳みそ)がマグネチコ(磁石)のように様々な音色とリズムを引き寄せて、パーソナルな感覚に満ちあふれた演奏を繰り広げています。表題とともに、子供の落書きのようでいて意味不明の計算高さも感じさせ …
続きを読む語りかけるようなポルトガル語のウィスパー・ヴォイス。自らのチェロ、ピアノ、ハーモニウム、そしてビリンバウが厳かに鳴る静謐なミニマル・サウンド…。ブラジルで生まれ、アルゼンチンではヌエバ・カンシオンからクラシックまで幅広い音楽体験をもち、現在はフランスで活躍する注目の女性シンガー・ソングライター、ドム・ラ・ネナによるデビュー・アルバムです。可憐な(1)、シネマ …
続きを読むヴィニシウス・カントゥアーリアが在籍していたことでも知られるロック・バンド、オ・テルソの最初期音源がはじめてCD復刻されました。『オ・テルソ』が70年、『トリブート・アオ・ソリーゾ』が71年のアルバムで、ともに当時はフォルマというレーベルから発売されました。その後のオデオン時代などとはまったく違う、独自のサウンドが魅力です。
続きを読むこれはビックリ。セルジオ・サンパイオが76年にコンチネンタルから発表した現代サンバの名作がワーナーのセリエ・ジスコベルタスから復刻されました。プロデュースがジョアン・ジ・アキーノ(バーデン・パウエルの従弟)とマエストロ・ガヤ。パーカッションにマルサールとゴルジーニョ、フルートのアルタミーロ、クラリネットのアベル・フェレイラ、そしてコーラスにはアス・ガッタスに …
続きを読むリオの若手音楽家が大勢集まり結成された〈オルケストラ・インペリアル〉でフロントを務めていた女性歌手ニーナ・ベケールと、その旦那さんでマルチ楽器奏者のマルセーロ・カラードが、なんともゆる~いMPB作品を発表してくれました。ここでは、トロピカリア~初期のMPBを思わせるやや懐古的なブラジリアン・サウンドや、サイケデリックかつフォーキーなソフトロックなどを、ややア …
続きを読む久しぶりに健やかなサンバのヴォーカル・アルバムが登場です。リオ出身の女性歌手フラーヴィア・ダンタスのデビュー作。アレンジを務めるのは旦那さんのベルナルド・ダンタス。グルーポ・セメンチでギターを担当する俊英で、ここでも実に品の良い、ポップかつ伝統のツボを押さえたアレンジを楽しませてくれます。が、このアルバムの魅力の中心は、奥方のフラーヴィア。微笑みを感じさせる …
続きを読む現代音楽にジャズの要素も採り込んだインストゥルメンタルのMPB…知性を感じさせるリリカルでコンテンポラリーなピアノ・プレイの系譜に未だ30代にして今や真っ先にその名が挙がるアンドレ・メマーリ。新譜として2010年に収録されたORQUESTRA A BASE DE SOPRO DE CRITIBA (クリチーバの吹奏楽を基盤とした交響 …
続きを読むサンパウロの若き才能、クルミンによる4年振りのアルバム。南米のトミー・ゲレーロと言えそうなハード&メロウなエレクトロ・ポップ・サウンド!パーカッシヴでダビーなダンス・ナンバー、ネオ・トロピカリスモ風のサウダージ溢れる美しいミディアム・ナンバー、さらにファンキーなエレクトロなど、一筋縄ではいかない奇想天外なサウンドを展開。過去2作品のプロデュースを担当したグス …
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