ミナス出身のベテラン男性シンガー・ソングライターのラドストン・ド・ナシメントが2004年に残した作品がリイシュー。耳心地の良いミナス・サウンドを踏襲しつつ、独自の色彩を重ねてオリジナリティを追求しています。冒頭には日本をイメージしたと思われる曲が収録されているほか、北東部音楽とも縁の深いベテラン音楽家エドゥ・ロボがゲスト参加したトラックも収録されています。
続きを読むミナス出身のベテラン男性シンガー・ソングライターのラドストン・ド・ナシメントが2004年に残した作品がリイシュー。耳心地の良いミナス・サウンドを踏襲しつつ、独自の色彩を重ねてオリジナリティを追求しています。冒頭には日本をイメージしたと思われる曲が収録されているほか、北東部音楽とも縁の深いベテラン音楽家エドゥ・ロボがゲスト参加したトラックも収録されています。
続きを読むいまのサンバを代表する歌姫テレーザ・クリスチーナの新作は、なんとロック・バンドのオス・オウトロスとの共演名義。しかも、それがビラジリアン・ロックの帝王ロベルト・カルロス作品集というからビックリです。帝王が60年代から80年代までに放った懐かしいヒット曲の数々を、ジャンルの違う若者たちが歌って演奏。若々しい音楽によみがえりました。 1 Ilegal, Imor …
続きを読む爽やかな歌い口で1960〜70年代に人気を博したサンバ男性歌手オルランジーヴォ、1976年の代表作CD化です!サンバランソ(サンバ+バランソ)と呼ばれる独自のスタイルを開拓したオルランジーヴォは、いわばシロ・モンテイロらのサンバ・ジ・ボッサを戦後に受け継いだ人物のひとり。この76年作では、そんなオルランジーヴォらしいスウィンギーでダンサブルなサンバをメロウ& …
続きを読む人気ラッパーの2012年新作が登場しました。凝ったプロダクションで生まれたサウンドをバックに社会批判を繰り広げるところはいつもと同様。今回はジョルジ・ベンジョールやカルリーニョス・ブラウンらがゲスト参加しています。
続きを読むベベウ・ジルベルトの仕掛け人として知られたスバ(故人)の傑作『SAO PAULO CONFESSIONS』のヴォーカリストとして登場したカチア・Bは、2004年発表のセカンド作でブレイク。いまやブラジル新世代を象徴する存在として知られるようになった才色兼備なシンガー・ソングライターですね。オーソドックスなバンド・サウンドを主体にしつつ、さり気ないエレクトロニ …
続きを読むDJのマルセリーニョ・ダ・ルア、ベーシストのマルシオ・メネスカル、鍵盤奏者アレサンドロ・モレイラによるユニット、ボサクカノーヴァはリオ・デ・ジャネイロで1997年に結成され、これまで『イパネマ・ラウンジ』や『ウマ・バチーダ・ディフェレンチ』など、人気作を送り出してきました。 サンバやボサ・ノーヴァのテイストをリスペクトしつつ現代化を図ってきた彼らが、久々に新 …
続きを読む若くして亡くなってしまったブラジルのギタリスト、ラファエール・ラベーロ(1962—95)。ショーロやサンバの伴奏で使われてきた7弦ガット・ギターをソロ楽器にまで高めた名プレイヤーとして知られた彼は、亡くなって17年も経過した現在においても、なおも高い人気を誇っています。 そんな彼の生誕50周年を迎えた昨年に、ショーロの専門レーベルACARIからリリースされ …
続きを読むハベッカ(北東部のヴァイオリン)奏者のマシエル・サルー率いるそのグループのサード・アルバム新作(おそらく2010年末の作)です。独自なフォークロア路線は健在ながら、今作では、少々路線変更~ギター/オルガン系バンドを導入した曲も並び、ハベッカ&パーカッション、そしてホーンズ&女声コーラスも含みながら、その木訥なヴォーカルを披露しています。実に土臭いマンギビート …
続きを読むBISCOITO FINOの御大フランシス・ハイミが名ギタリストのギンガと共演したスタジオ・ライブ、ヴェテラン阿吽の呼吸録音となる13年新作。ギターとピアノそして歌だけの最小限の音。これ以上なにも要りません!プロデュースはクアルテート・マオガニのリーダー、パウロ・アラガォン。これ以上、何も言うことありません!
続きを読むエルメートのセルフ・プロデュース第一弾、自らパーソナルな音楽性を遺憾なく発揮、多重録音でのソロ&デュオで自由なアイデアを展開しています。タイトル通り、エルメートのセレブロ(脳みそ)がマグネチコ(磁石)のように様々な音色とリズムを引き寄せて、パーソナルな感覚に満ちあふれた演奏を繰り広げています。表題とともに、子供の落書きのようでいて意味不明の計算高さも感じさせ …
続きを読む語りかけるようなポルトガル語のウィスパー・ヴォイス。自らのチェロ、ピアノ、ハーモニウム、そしてビリンバウが厳かに鳴る静謐なミニマル・サウンド…。ブラジルで生まれ、アルゼンチンではヌエバ・カンシオンからクラシックまで幅広い音楽体験をもち、現在はフランスで活躍する注目の女性シンガー・ソングライター、ドム・ラ・ネナによるデビュー・アルバムです。可憐な(1)、シネマ …
続きを読むヴィニシウス・カントゥアーリアが在籍していたことでも知られるロック・バンド、オ・テルソの最初期音源がはじめてCD復刻されました。『オ・テルソ』が70年、『トリブート・アオ・ソリーゾ』が71年のアルバムで、ともに当時はフォルマというレーベルから発売されました。その後のオデオン時代などとはまったく違う、独自のサウンドが魅力です。
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