現代ブラジル音楽の元祖といえるノエール・ローザ。1930年代に活躍し、26歳の若さで亡くなった彼のアルバムは、ライスからも出ていますが、これは1930年代に自分自身で歌った録音ばかりを集めた編集LP(1971年発売)の復刻。ノエールのシンガー・ソングライターとしての一面にスポットを当てた作品です。ファンには嬉しい再発ですね。
続きを読む現代ブラジル音楽の元祖といえるノエール・ローザ。1930年代に活躍し、26歳の若さで亡くなった彼のアルバムは、ライスからも出ていますが、これは1930年代に自分自身で歌った録音ばかりを集めた編集LP(1971年発売)の復刻。ノエールのシンガー・ソングライターとしての一面にスポットを当てた作品です。ファンには嬉しい再発ですね。
続きを読むフランス在住のブラジル人S.S.W. マルシオ・ファラコ11年新作 / 大洋レコード国内プレス / ダブル紙ジャケ仕様の丁寧な仕事です。シンプルかつ繊細なギター弾き語りアルバムということになるでしょうが、ソングライティング&ガットギターのトーン&囁くような歌声とも、お好きな方には堪らない展開と言えます。時流に関係のない場所で訥々と作り上げたプライヴェートかつ …
続きを読む女性歌手セウへの楽曲提供や映画「シティ・オヴ・ゴッド」サントラ参加でも知られるマルチなミュージシャン / シンガー=ファビオ・ゴメスの4年ぶりとなるセカンド・アルバム~本作ではエレピのローズやギター、カヴァキーニョ、パーカッション、そしてコーラスに至るまでの大半の演奏をファビオ本人が多重録音~メランコリーにあふれるパーソナルな、ポスト=MPBを展開!
続きを読むリオで話題を呼んだクラウディア・ヴェントゥーラ&ロドリゴ・アルズギールらによるウィルソン・バティスタの音楽的生涯を演じた同名ミュージカルにちなみリリースされた企画盤(ウィルソン生前の未発表曲も発掘されたミュージカルだそう)~CD1にはエルザ・ソアレス / ローザ・パソス / ウィルソン・ダス・ネヴィス / タンチーニョ / マルコス・サクラメント / ゼリア …
続きを読む晩年のACジョビンと深い親交をかわしたギタリスト / アレンジャー、マリオ・アジネ07年の同名タイトルCDの続編~ジョビン作品インスト・カヴァーです。 既にライフワークということになるでしょう。ジャケも同じデザイン、07年作はブルーでしたが今作は赤….ブラス&ストリングス&パーカッション~総勢15名からなる音楽家たちがマリオのジャジーなアレンジに …
続きを読むこちらはマルコス・ヴァーリのCD11枚組ボックス・セット~プロデュースはあのシャルレス・ガヴィン!1963年から74年までの10枚のオリジナル・アルバムを丹念にリマスタリングし、さらにシャルレス自身がオデオンの倉庫から見つけ出したというロスト・セッション=未発表音源が入ったアルバムが追加されました。これはマニアなら買うしかありませ …
続きを読むバイーア出身というとドリヴァール・カイーミを思い出しますが、彼より早くリオにやってきて作曲家として大成功を収めたのがアシス・ヴァレンチです。ポップな感覚溢れる作品を当時もっともよく取り上げたのは、カイーミのときと同様カルメン・ミランダ。カルメンのポップな感覚はヴァレンチに負うところが大きいかもしれません。これはそんなヴァレンチの作品集。カルメンはもちろん、フ …
続きを読むユニークなサンバ・アルバムが登場しました。パゴージではないし、ラパ新世代でもないし、もちろんエスコーラとは無関係~このファンキーでアフロなサンバはジェラルド・ペレイラとバーデン・パウエルのサンバの直系という風で、プロデューサーはバーデンの従弟ジョアン・ジ・アキーノ。それでもノビノビしたスウィング感はまさに新世代を感じさせます。ジョアン・ジルベルトがかつて尊敬 …
続きを読む「サンバおじさん」という、なんとも奇妙なグループ名~しかも、いまどき珍しい12人の大編成、さらにそのうち5人が管楽器という、まるでブラス・バンドとサンバ・グループが合体したようなユニークな編成のグループが登場しました。そんな彼らが歌い奏でるのはブラジル音楽史上最高の歌姫カルメン・ミランダのレパートリー!その選曲センスは抜群で、ライス国内盤CD『サンバの女王』 …
続きを読むピエール・バルーに見いだされ、フランスでデビュー・アルバムをリリースしたトリオ・カマラ=フェルナンド・マルティネス(ピアノ) / エジソン・ロボ(ベース) / ネルソン・セラ(ドラムス)のデビュー作にして唯一のトリオ名義アルバム~1968年作がフランスで再複刻されました!レパートリーには有名曲カヴァーが並びますが、ビリンバウ / ムイト・ア・ヴォンタージ / …
続きを読む売れ続けています。 最高傑作の誉れも聞こえます。カッコイイ! ううう~、ふてぶてしい面構え~しかも“シェラスコ喰いの音楽その1”というタイトル~カヴァキーニョのカッティングも軽快に快心のFUNKYサンバSOULを決めてくれます。納得の男臭さ、肉喰ってナンボの豪快さ、久々タフ全開のセウ・ジョルジが楽しめます!コレが本領、そー思います。
続きを読むフェルナンダ・タカイ、パウリーニョ・モスカほか参加~ライヴ9曲&スタジオ録音4曲から成る相変わらず快調なゼリア・ドゥンカンの変則的新作CDです。今年も来日が決まっているそうですから、まずはこのCDで心構えを!
続きを読むセザル・カマルゴ・マリアーノ(p)、マギーニョ(tp)、ジチーニョ(tb)、ボネカ(g)、サバー(b)、アイルト・モレイラ(ds) 他。サンバランソ・トリオ、ソン・トレスを率いた名ピアニストのオールスター級八重奏団による1966 年録音。「サンブルース」「サンビーニャ」「バーラ・リンパ」をはじめ快演揃いの1枚です。
続きを読むエウミール・デオダート(p,org) マウリリオ・サントス(tp) ラウル・ジ・ソウザ(tb)シボー(ts) アルベルト・ゴンサルヴィス(bs) ネコ(g)ルイズ・マリーニョ(b) ドン・ウン・ロマン(ds) 他1964 年リオ・デ・ジャネイロ録音。才気煥発!永らく幻だったブラジル時代の若きデオダートによるジャズ・サンバ全盛期の傑作。カテドラーチコスによる2 …
続きを読むディスコティックでファンキーな、この時代の要素がギッシリつまった濃い1枚。女性ヴォーカルとのデュオ、前作でゲストに迎えたカエターノ・ヴェローゾへのオマージュ曲など聴き所は満載ですが、とにかく理屈抜きで楽しめます!80年代のはじまりを告げるような、ノリノリの1枚! 1 A Cegonha Me Deixou Em Madureira 3:20 2 Alô, A …
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