1969年ギリシャ第2の港湾都市テッサロニキに生まれ、若くしてギター弾き語りを始め、地元のカフェで歌っていたという女性歌手にして、ソングライターです。お顔がメリーナ・カナにそっくりですが、それもそのはず、実の妹さんなんですから、ちなみに、デビュー・アルバムはお姉さんのメリーナが91年、このリゼッタ・カリメリは94年ということになります。で、このリゼッタ、テッ …
続きを読む1969年ギリシャ第2の港湾都市テッサロニキに生まれ、若くしてギター弾き語りを始め、地元のカフェで歌っていたという女性歌手にして、ソングライターです。お顔がメリーナ・カナにそっくりですが、それもそのはず、実の妹さんなんですから、ちなみに、デビュー・アルバムはお姉さんのメリーナが91年、このリゼッタ・カリメリは94年ということになります。で、このリゼッタ、テッ …
続きを読むパーカッション・アンサンブルとコール・アンド・リスポンスのヴォーカル&コーラスによるアフロ・ルーツのキューバ音楽ルンバの名門中の名門グループ、1952年に創設のロス・ムニェキートス・デ・マタンサスの2013年新作は、映像作品となりました。メインは、2010年頃のコンサートの模様をほぼ全編にわたって収録(約1時間50分)。前半はちょっと芝居仕立てのミュージカル …
続きを読むアルジェリアはライのゴッド・マザー=シェイハ・リミティ、過去のベスト的内容1999年リリースのCDが再入荷~コンセプチュアルな音作りではない、普段着のリミティが楽しめるCDとなっています。おそらく、1980年代の音源中心でしょう。砂漠を吹き渡る風のようなガスバの音と、ディープなリミティの歌声の掛け合いが楽しめます。 1 Hiyya Bghat Es-Sahr …
続きを読むジャスミン革命以前から、チュニジアにおいて女性の権利のために歌い、現在はパリで活動を続けるプロテスト女性歌手エメル・マトルティのワールドワイドデビューアルバム。UKのトリッキーとも共演を果たしていたらしく、そのトリッキーを思わせるダークな打ち込みにフレームドラムやストリングスをフィーチャーしたサウンドは、彼女のアルアンダルース的な線の細いメリスマボイスに非常 …
続きを読むギリシャのハリス・アレクシーウ09年作です。スタジオ録音としては3年ぶりですが、大半の曲がハリスの自作曲~自作自演作ということになると、実に98年のアルバム以来!自作曲以外では、アルゼンチンの作曲家、グスタボ・サンタオラージャとの共作曲、ドイツのヴェテラン男性SSWや、ハンガリーのジプシー系作曲家による作品のギリシャ語カヴァーも含みます。が、どこをどう聴いて …
続きを読むここ何年か、新作が期待されていたギリシャ女性歌手アルヴァニターキ、とうとう3年ぶりのスタジオ04年作が届きました!前作のスタジオ録音”エクポビ”で達成した、静謐なPOP路線を推し進めた感じでしょうか…、前作よりも、ギリシャ的な音感が濃くなっているような気もします。バックの作りはループやエレクトロな音感をまぶしたユーロ・ポップ・マナーから、生ギター …
続きを読むニコス・パパゾグルー(1948-2011)~生涯10枚と少しのオリジナル・アルバムしかリリースしませんでしたが、地味ながらイイ音楽家でした。大都市でのライヴよりも、エーゲの小さな島々や内陸の村々でライヴをすることを好み、古いディモーティカやレべーティカに材を求めた自作曲を、バグラマーで弾き語りながら、ギリシャをくまなくまわったというシンガーソングライターでし …
続きを読むヴェテラン/モダーン??レベーティカ系シンガーソングライター=ニコス・パパゾグルの05年作です(結局遺作になってしまいました)。80年代のデビュー以来、一貫して、いぶし銀のバグラマー・プレイと、戦前の歌い手たちを彷彿とさせる不器用な歌い口で、これぞギリシャと言うべき作品をリリースし続けていたものの、90年代後半からは、作曲活動のみに専念、突然、自ら歌うことを …
続きを読む14才にしてギニア国立舞踏団のジェンベ奏者に招かれ、映画「ジェンベ・ホラ」出演にて、今日の”ジェンベ・ブーム”の発火点となった天才ママディ・ケイタ~現在までにリリースされた8枚のアルバムから選りすぐりのベスト・トラックを集めたコンピレーションが登場!西アフリカのパーカッション・ミュージックの精髄がここにあります。
続きを読むアラブ・アンダルース音楽はイベリア半島においてアラブ人とユダヤ人が平和に共存していた時代に誕生した音楽~そんな伝統は北アフリカにも当然受け継がれ、チュニジアではマルーフと呼ばれるアラブ・アンダルース音楽が発展したそうで、その全盛期(1930年代)を支えたひとりがシェイフ・エル=アフリート。当時のマグレブ歌手としては最大級のスターのひとりだったそうですが、彼は …
続きを読む既に廃盤となって久しいと思われていたアイテムが、再入荷しましたよ!お見逃しなく、きれいですねえ…、お顔も声も。同時初入荷のバーンイェン『ラムプルーン・デーンイサーン』よりも後の録音ですね。70年代後半頃の録音でしょうか?ピン&ケーンに加えて、ベース&ドラムス&エレキギターも聞こえます。若々しさ~少女っぽさはやや後退、しみじみした哀愁味が感じられる …
続きを読む★「ユダヤ・アラブ音楽の至宝 第4集」 マグレブのジュデオ・アラブ(アラブ系ユダヤ人)歌手と言えば、リリ・ボニーシュが有名ですが、これまで現地とフランス、イスラエル以外ではほとんど知られていなかった三人の歌手達の復刻編集盤が届きました。まず、なかなかの美人歌手=リーヌ・モンティ。1950年代にアルジェで活躍した女性歌手です~(バックをつとめるピアニストは、昨 …
続きを読むマグレブのジュデオ・アラブ(アラブ系ユダヤ人)歌手と言えば、リリ・ボニーシュが有名ですが、これまで現地とフランス、イスラエル以外ではあまり知られていなかった三人の歌手達の復刻編集盤が届きました。ウンム・クルスームそっくりの彼女はオランの王女を名乗るレネット。リリ・ボニーシュやモーリス・メディオニらと同時代=1930年代から活躍する盲目の女性歌手兼ウード奏者で …
続きを読む★マリエム・ハッサン / サハラ、女たちの唄女性の顔をワイルドと形容するのも気がひけますが、このジャケ写!まさにワイルド&ハードボイルド!で、その歌声が、またディープかつワイルド!惚れました。…サハラの風が吹いてるぜ…。西サハラ独立運動にも関わりながら、 地元ローカル歌謡音楽をブルース化?伝統楽器とゴリゴリのエレキ・ギターを従えたこの雄姿!ワイルデストinサ …
続きを読む★マリエム・ハッサン / デセオス、願いモロッコの南の国/“西サハラ”の女闘士・ポリサリオ戦線において祖国独立のために音楽活動を続けて来たというマリエム・ハッサン~既にスペイン・ヌベネグラからのファーストで大きな反響を呼んだ彼女の、待望のセカンド・アルバムがリリースされました!西サハラ/トゥアレグ系の伝統的な歌謡スタイルの流れを汲みつつ、ブルージーなエレキ・ …
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