MUCHACHITO BOMBO INFIERNO / IDAS Y VUELTAS

ギターを弾きつつ、足でバスドラを鳴らし、嗄れ声で歌うスタイルにより、ボンボ・インフィエルノ(地獄の大太鼓)との異名を持つバルセロナ・ラバル発のストリート・フラメンコ・シンガー10年新作。今回もパンク~スカ味のアッパーなルンバ・フラメンコで、ジョー・ストラマー、マヌ・チャオの流れを汲むレベルミュージックですね。オホス・デ・ブルッホも同様ですが、ジャケのイラスト …

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BACIAMOLEMANI / L’ALBERO DELLE SEPPIE

〜イタリアのシチリア島で結成されながら、バルセロナを拠点に活動しているバチアモレマーニの2ndアルバムです。 バルセロナのラ・ペガティーナの弟分のような存在なのか、どことなく垢抜けたミクスチャー・ルンバ・ポップ。さらにイタリア出身ということもあってか、ウクレレやバンジョーの響きが楽しいカタルーニャとは違う独特のユーモアと軽さが感じられます。曲によってはジプシ …

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DILEK KOC / SEVDALIM AMAN

珍しくもトルコ出身女性歌手のギリシャ盤CD~しかもプロデュースはグリケリア!アナトリアに残り伝わったギリシャ系民謡(~それがギリシャのスミルナ派レべーティカへとつながったわけですが)や、トルコ民謡をギリシャ音楽とのつながりにおいて歌ったアルバムです。 つまりギリシャ歌謡のトルコ起源部分にスポットを当てながら、現在に再現した内容~と言っても、あえてバックトゥル …

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MUYAYO RIF / MALDITA COMEDIA

マヌ・チャオのラジオ・ベンバ・サウンド・システムのベーシストにして、チェ・スダカやラ・ペガティーナらを世に送り出したガンビートがプロデュースするバンド。結成は2000年、2010年に発表したアルバム「CONSTRUMON」は、スペインに留まらず日本でもヒット。続く2011年作「パランテ!」を発表して約一年、ひとまわり大きくなってムヤヨ・リフが帰ってきました! …

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CANTECA DE MACAO / NUNCA DE MACAO

バルセロナ系とは一線を画して本格的なルンバ・フラメンカを追求していた、カンテカ・デ・マカオの新作はメスティサヘ系、RADIOCHANGO系の多くをリリースするカスバミュージックから。マヌ・チャオらとの交流でオホス・デ・ブルッホなきあとに代わろうともいう存在で、スカ、レゲエというより、フラメンコ、サルサをミクスチャー、ほかクンビア曲もありのラテン指向を聞かせま …

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CHALART 58 / RECORDINGS

バルセロナのミクスチュアー・ユニット/ラ・キンキー・ビートのパーカッショニスト&DUBBY DJにして、フェルミンやラディオ・ベンバにも参加して来た~チャラルト58によるソロ・プロジェクト!基本はレゲエ、バルセロナ界隈の様々なヴォーカリスト/ラッパーを招いて、コアなラガ・ミクスチュアーを展開しています。使えます!  

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JOXE RIPIAU / BIZITZA TRISTE ETA EDERRA

バスクの雄フェルミン・ムグルサの実弟イニゴ・ムグルサが、ネグ・ゴリアック解散後の96年に結成したグループ(現在は解散)、ホシェ・リピアウの2000年ラストアルバムが日本語解説付きで再発。ドラムス、トロンボーン、アコーディオンにイニゴのギターと歌という音数少なめの編成で、スペイン~ラテン~バスク音楽が2トーン・スカ化したサウンドを聴かせる。アルバムのタイトル「 …

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CHE SUDAKA / ALERTA BIOTZA

  マノ・ネグラ的なコラージュのジャケットでもう気になりますね、バルセロナのミクスチャー・シーンの一翼に連なりながら、ハードコアなサウンドかを聞かせます。レベル・ミュージックでありつつ、パンク、レゲエを主体にした音の方向性は、ポスト・パンク、とりわけクラッシュの影響を感じさせるもの。チェブ・バロウスキ、フェルミン・ムグルサなどがゲストで参加していま …

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ZULU 9.30 / CONECTA O REVIENTA

人気サイト、ラディオ・チャンゴー編のコンピ盤にマヌ・チャオやフェルミン・ムグルサらと並び選出されていたグループ、ZULU 9-30の2005年作。アフロ・ブラジリアン風ナンバーを冒頭に、キューバンやレゲエ、ヒップホップろ飲み込んだそのブラス混じりのファンキー・ミュージックがなかなか!ヴォーカルのオスキ・ジャー・マン、ギターのブライオン・ザイオンらコア・メンバ …

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LOS DELINQUENTES / EL VERDE REBELDE VUELVE

スペインはアンダルシア地方へレスのメスティーソ系バンド=ロス・デリンケテス~生ギター&ダブルベース、そしてとぼけたヴォーカル&パルマ(手拍子)をメインに、ヒターノ・ルンバにR&B、R&R、ロカビリー風味をまぶし、いかさまなパーティー・バンドぶりを発揮しています。地元へレス競馬のテーマ・ソングも歌っているという現地密着型~中高生時代の仲間がそのままバンドを結成 …

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LA TALVERA / NADALS D’OCCITANIA

南仏オクシタニアのクリスマス・ソング~ナダレの歌“ナダル”を集めた2CDです。CD1にはナダルを今日に伝える歌い手達のアカペラ・ソングを24曲(素朴かつ敬虔かつ土臭くて渋い歌声!?)~そしてCD2にはオクシタニアを代表するトラッド・バンド=ラ・タルヴェーロによるナダル演奏22曲が収められました。いつもながらのオックなカントリー・ソング&ダンス満載、いつも以上 …

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LA TALVERA / QUINCARELET

フランス~オック語圏のトラッド・バンド、70年代末から活動するメンバーを含む老舗グループ05年作です。今作では、まるで小鳥の囀りのような声音の女性歌手を、より前面に押し立ててのオック・トラッド路線!地中海ムード漂う各種地元の弦楽器、ブラスやガイタ、木管、アコーディオン、マンドール、ウード、グンブリ、ベンディール、スルドほかほかが織りなす2拍子~3拍子&amp …

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LA TALVERA / BRAMADIS

フランス/オクシタニアの老舗グループ、ダニエル・ロッドー率いるラ・タルヴェーロの07年作です。いかにもオクシタニアの伝統を感じさせる盆踊り的?なビートと女声&男声入れかわり交わる早口ヴォーカルが、全編で楽しめるトラッド・アルバムですが、とにかく、クォリティーの高さは、コレまでの数ある作の中でも随一と言っていいんじゃないでしょうか?クラリネット&サックス奏者の …

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V.A. / RASIMS DE LUNA, MAX ROUQUETTE

オクシタニアの詩人/作家/戯曲家にして、オック語復興のために尽力したマックス・ルーケット(1908-2005)の、生誕100周年を記念して制作された追悼アルバムです。ルーケットの詩作品に、ラングドック地方のオーボエ奏者/作曲家のローラン・オードマールと、バスク/ベアルネ地方の混声ポリフォニー・グループ=マニュファクチュール・ヴェルバルを率いるジャケス・アイモ …

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NUXVOMICA / NISSA – PERNAMBUCO

南仏オクシタニア~ニースの民謡とプロヴァンス地方の舞踏リズムを掘り起こし、そこにレゲエ/ラガの即興性をプラス~オック語で歌うカルナヴァル・バンドの新作!さらにブラジル北東部の音楽フォッホーを大胆取り入れもし、地元ペルナンブーコのアーティストが参加したブラジル録音曲もアリ!というわけで、ニースとペルナンブーコを”カルナヴァル”で結び、ラ …

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