ティピカル・コンボ、1970年から90年までに、20数枚のアルバムを残したグァドループの人気カダンス系グループですね。1968年にアルト・サックス奏者、アリィ・シモネーが、弟でテナー・サックス奏者のクリスチャン・シモネーとともに歌手ジョルジュ・プロンキットを擁し、結成しました。で、奇しくも今年(20年)6月、ついこの間のことですが、ティピカル・コンボのリーダ …
続きを読むティピカル・コンボ、1970年から90年までに、20数枚のアルバムを残したグァドループの人気カダンス系グループですね。1968年にアルト・サックス奏者、アリィ・シモネーが、弟でテナー・サックス奏者のクリスチャン・シモネーとともに歌手ジョルジュ・プロンキットを擁し、結成しました。で、奇しくも今年(20年)6月、ついこの間のことですが、ティピカル・コンボのリーダ …
続きを読む昔のコンパと違う市場状況としては、ライヴ録音のCDリリースがやたら多い、ということもありますよすね。しかも本盤はライヴのオムニバス、しかもDJによる選曲(リミックスは特に施されていないようですが、マスタリングはDJによるものでしょうね)が多いのも不思議? 加えて、昔のコンパのような圧倒的な演奏力や、一糸乱れない歌唱の応酬を聞かせるものは少なくて、なんだか、ワ …
続きを読む値下げしました!〜当店入荷品としては、最後となった現地コンパ入荷CDでした。2010年代後半以降、コンパも配信へと移行してしまったのでした…。 〜ハイチのコンパも、Compas からKonpa と表記も変わってしまって、その音楽性も多少サマ変わりしてしまいましたが…、ズークやキゾンバからの影響も、大きかったでしょうね、きっと。でも、そ …
続きを読む流石に“ズーク・ラヴ”じゃあるまいし、“コンパ・ラヴ” と来なかったところは、ヘイシャンのプライド? というわけで、う〜ん、なんだかなあ、 “ラヴ・コンパ” のコンピレーションですねえ…、男の世界(女声コンパってあんまり聞いたことないですよね…)、コンパのマチスモが崩れる予兆ですかねえ?ま、昔とは違うということで(って、6年前のリリー …
続きを読む繰り返しになりますが…、昔のコンパと違う市場状況として、ライヴ録音のリリースがやたら多い、ということはありますね。加えて、昔のコンパのような圧倒的な演奏力や、一糸乱れない歌唱の応酬を聞かせるものは少なくて、なんだか、ワザとラフな演奏、ラフな歌の掛け合いを聞かせることに徹しているような気もして、そんな中に、パンクというかヒップホップというか、その辺 …
続きを読むアル・リルヴァ(1916-2007)、グァドループが生んだ名トロンボーン奏者、1930年代半ばにはパリに渡り、既に、1940年代にはフランスで最高のトロンボーン奏者と目されていました。40年代半ばにはビギンに専念、Cubap の応用で Wabapを生み出し、ビギン・ジャズのパイオニアともされています。50年代前半には、エディット・ピアフの伴奏者をつとめたり、 …
続きを読むこちらも1970年結成、マルチニックのビッグ・バンド=カダンス・グループ、ペルフェクタの79年の2作カップリング復刻CDとなります。今年5月金曜、マルチニックの L’Appaloosa Arena で、50周年ライヴを開催したそうですから(2020年)、ま、大編成バンドのこと、メンバーの変遷も多かったと思いますが(有名なところでは、リーダーだった …
続きを読むグァドループはポワントノワール生まれ、70年結成の “カダンス”グループ “ティピカル・コンボ”のヴォーカルとして70年代を過ごす傍ら、並行してソロ活動や自己名義アルバムもリリースしている作詞作曲家、ジョルジュ・プロンキット(1948-2006)の2006年リリースの追悼盤〜1977年のLP2作&78年作のLPから16曲を網羅したCDとなっています。 カダン …
続きを読むリオン・サント=ローズ、1934年生まれ、島の太鼓を叩き、ビギンを歌い、バンブー・フルートを吹くマルチニックの詩人。 1959年のフォール・ドゥ・フランス暴動に参加し投獄され、その後もマルチニック独立の理想を捨てず活動を続け、みたび投獄され教師の職を追われてからは、田舎に住まい庭を耕作する生活の中で、音楽家として生きて来た人です(2020年現在86歳)。 そ …
続きを読むう〜ん参りましたね、今更ながら DEBS 長い間、おつきあいさせていただいたのに、こんなCDが出ていたなんて、知りもしませんでしたよ。グループ・フレム・アビィミエンヌによる1969年リリース(79年に一回LPで再発されたきり)のレアーなLPアルバム+当時、同時期に発売されたと思しき4曲入りコンパクトEPx2枚分=グァドループの田舎音楽としてのクァドリーユの4 …
続きを読むう〜ん、まさかこんな日が来ようとは…、長らくお付き合いいただいている当店ベスト10としては前代未聞のベスト10入り? 20年前の旧譜にして、その内容は 1986〜89年という中途半端に回顧的なデビューからのLP3作まるごと収録の2CD!〜というようなことはともかくとして、わたくし、久々に聴きましたが、実に新鮮、瑞々しい、そして、なんともキュート! …
続きを読むというわけで、残念ながら、廃業してしまったのはパリのDEBS MUSIC です(店舗&レーベル、そしてディストリビューターも兼ね、当店にとっては、フレンチ・カリブ〜ハイチのみならず、コンゴ〜アフリカ音楽の主要なサプライヤーでした。今後、その辺の商品が全く入荷しなくなりそうで、う〜ん、どうしたものかと、途方に暮れるばかり…)。 ところで、その De …
続きを読む★コルティーホ・イ・ス・コンボ / デンジャー <コルティーホ楽団 怒涛のヘマ/ルンバ・コレクション> 当時、大人気だった歌手ローランド・セリエを迎えた、コルティーホ楽団&イスマエル・リベーラ、1962年発表の傑作。アルバム・オープナーの「コーヒー・ルンバ」から全開。怒涛のごとく押し寄せるリズムの洪水にダンス不可避。 <コルティーホ …
続きを読む★コルティーホ・イ・ス・コンボ / キタテ・デ・ラ・ビア、ペリーコ 絶頂期コルティーホ楽団&イスマエル・リベーラ、1961年発表のヘマ/ルンバ第4作。全員一丸となって放たれるボンバやプレーナといった黒いリズムは圧巻の一言。荒々しく突進するビートがとにかくすごい。 パーカッション奏者のラファエル・コルティーホ率いる楽団と、その相棒の不朽の名歌手イスマ …
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