MALIKA ZARRA / RWA (the essence)

ザ・ニューヨーカーが「マグレブ・ジャズの魅惑的なパイオニア」と評したらしいアメリカ在住のモロッコ女性歌手、マリカ・ザラの2023年作です。シンガーで作曲家、バンドリーダーも務める彼女は、モロッコのアラビア語、ベルベル語、フランス語、英語で歌い、自身のルーツである伝統的なベルベルの音楽、グナワ、シャービ、フランスの大衆音楽やジャズ、ハウス、ファンクなどをハイブ …

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WHO’S THE CUBAN ? / PAFATA

フランスはナンシーのフレンチ・キューバ系音楽バンド、フーズ・ザ・キューバンによる2023年のセカンド・アルバムです。 といっても、在仏キューバ人ヴォーカリスト、フリオ・ダビ・ロペス・ペレスを中心として、09年に立ち上げられ、3枚のアルバムを放ったソン・デル・サロンを発展的に解消したとのことで、キューバ音楽をベースに、エレキ・ギターやドラム・セットなどをフィー …

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V.A. / SAWARA MALA, classical vocal

当時として、ヴェテランのヴァサンタクマリ&中堅のスダ・ラグナタン、そして若手のふたり、ソウミャ&ニスリー・マハデヴァンというカルナティック古典女性ヴォーカリストを4人、コンパイル紹介したCD…、懐かしいです!スブラクシュミのCDと抱き合わせ、コレを聴けば南インド声楽女性歌手の基本は掴めます、とかなんとか言いながら、90年代の六本木WAVE で、売 …

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I MUVRINI / PORTU IN CORE

地中海〜ティレニア海のどちらかといえばイタリアに近いけれど、フランスに属す島、コルシカで NO.1 人気の男声コーラス・グループ、イ・ムブリニ〜島の伝統合唱(コルシカン・ポリフォニー)をベースに、既に40年以上活躍、欧州での人気は根強いものがあります。こちらは2019年の33作目、初入荷!どちらかといえば、イタリアっぽい感覚が濃いものの、どことなくフランス風 …

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CRISTINA BRANCO / MAE

★クリスティーナ・ブランコ/母 ポルトガルを代表する人気女性歌手クリスティーナ・ブランコが再発見と再創造を目指したファドの旅に出航! 1990年代後半にデビューし、〈ポスト・アマリア〉の最有力候補のひとりとしてポルトガル国内外で高く評価されてきたのがクリスティーナ・ブランコ(1972年生)だ。これまで複数回来日を果たすなど我が国でも人気のファド歌手として知ら …

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WALLY SECK / I WANNA BE FREE

タイトルは『自由になりてえ』!ウァリー・バラゴ・セック、38歳新作のタイトルとしてはいかがなものか、とも思いますが…。 ともあれ故チョーン・セックの息子さんです。若き日、サッカー選手としてイタリアへ、それなりに実績を残したながらもセネガルへ帰国、グリオ家系の息子らしく音楽の世界へ。その後、2010年のデビュー・アルバム、14年のセカンド、15年の …

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OUM KALSOUM / L’ASTRE D’ORIENT 1926-1937 

「アラブの至宝」と讃えられるエジプト~アラブ世界最高の歌手、ウム・クルスーム。アラブ世界の人々の心を魅了し、死してなお愛され輝き続ける絶対的な存在。そんな彼女が偉大な女王になる以前(もちろん人気、実力ともに認められていましたが)の、最初期の録音(1926-1937)35曲を3枚のCDに収めたアルバムです。 この時期は、1920年代以降進んだラジオやレコード、 …

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HILARIO DURAN / CRY ME A RIVER

ハバナ生まれ、チューチョ・バルデスから引き継ぎ、オルケスタ・クバーナ・デ・ムジカ・モデルナのピアニストとしてデビューしたという経歴、現カナダ在住70歳ヴェテラン・ピアニスト、イラリオ・ドゥランのキューバン・ビッグ・バンド新作(15作目)。「クライ・ミー・リヴァー」「ナイト・イン・チュニジア」というジャズ・スタンダードのカヴァー、あるいは、キューバの先達、ペレ …

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