イスタンブール、アジア側の町カドゥキョイを拠点に活動を続けるラッパー、ジェザの10年新作。相変わらず華のある声ですね。マッシヴ・アタック風、エレクトロ・ヒップホップ風とトラックの幅をこれまで以上に広げ、トルコ伝統音楽の要素は皆無ながらも、独特の深すぎるメランコリーがイスタンブールの「憂愁(ヒュズン)」とでも申しましょうか。
続きを読むイスタンブール、アジア側の町カドゥキョイを拠点に活動を続けるラッパー、ジェザの10年新作。相変わらず華のある声ですね。マッシヴ・アタック風、エレクトロ・ヒップホップ風とトラックの幅をこれまで以上に広げ、トルコ伝統音楽の要素は皆無ながらも、独特の深すぎるメランコリーがイスタンブールの「憂愁(ヒュズン)」とでも申しましょうか。
続きを読むモロッコ出身、盲目のマルチ弦楽器奏者にして歌手兼作曲家~ウードやカヌーン、ヴァイオリンを弾きつつ、ベース、ドラムス含むベリーダンス風ビートのバンドをバックに、飾りないアラビア語の歌を聞かせてくれます。アラブ=アンダルース音楽をカントリー・ロック化したような不思議な音楽性?意外と癖になるPOPな魅力を放ってますよ!
続きを読む5~6年ほど前にアラブ・キューバンな作品が話題になりましたが、今度はトルコからテュルク・クバーノなアルバムが届きました。トルコを代表するラテン・ジャズ・キーボーダー、エミル・エルソイが中心となり、ゼロ年代ターキッシュポップの名曲をアフロ・キューバン・スタイルでカヴァー! トルコは地中海も国土に持っているからでしょうか、カリビアンならぬメディタレニアンな感覚で …
続きを読むかつてアラブ世界で人気を博した音楽〈アル・ジール〉は、現在ナンシー・アジュラムらが歌う〈シャバービー〉の原型と言えるアラビアン・ポップスのスタイル。そんな〈アル・ジール〉を80年代初頭より歌い、そのジャンルの礎を築いた一人が、ヌビアン・ルーツのエジプトの大スター、ムハンマド・フーアド。92年にはヒット・アルバム『ヤーニー』が国内発売され、ここ日本でも大きな話 …
続きを読むトランス・グローバル・アンダーグラウンドのギタリストとして知られ、近年はエチオ・グルーヴをダブ化したダブ・コロッサスにおいて、変わらず冴えた感覚を見せつけているニック・ペイジのニュー・プロジェクトがこのシリアーナ。それは既にバンドでもユニットでもなく、コンセプトの共同体みたいなものだ…、ということですが、なるほど、シリアのカヌーン奏者アブドゥーラ …
続きを読むエジプト清純派?アンガム大変身!?2010年のマキシ・シングル~。思いっきりエレクトロでディスコでなバッキング(この曲のイメージでジャケ大変身?) or リリカルなボサノーヴァ・タッチで、しかし変わらず仄かな諦観と哀愁が漂う女心の妙~歌い綴ってくれます。3曲のみ/ヴァージョン違いも入れて全5トラック(24分)収録です。
続きを読むマケドニアからやって来たアルバニア系移民の両親を持つイスタンブール生まれの女性歌手(こみ入ってますが…)、イムラン・サルカンの10年末の新作です!~トルコで活躍するバルカン系多国籍グループ=ルメリ・バンドやジプシー系クラリネット奏者=セリム・セスレー・バンド等の女性ヴォーカルをつとめあげてのソロ第一作目~だそうです。もともとオスマン・トルコの音楽 …
続きを読むセネガル出身のジェンベ奏者、オマール・ゲンデファル率いるベイ・フォール・パーカッションによるセネガリーズ打楽器アルバム!乾いたテンションの高いジェンベ&サバール・アンサンブルが展開されています。伝統音楽のディープさと、今日的なグルーヴ感がミックスされ、POPとさえ言えそうな感覚も垣間見せます。ラストはテクノと生音ドラムのミクスチュアー・トラックとなっています …
続きを読む元アダルベルト・イ・ス・ソンの主要歌手として来日経験もある、アラミス・ガリンド、なんと4年ぶりとなるセカンド05年作です!ソン14を彷彿とさせるような、トラッドな感覚も盛り込んだキューバン・サルサ~ティンバ・アルバムで好調ぶりを印象づけます。ことに、耳を引くタイトなブラス・セクションの仕上がりが、全体のダンサブルさをキープ、アラミスの勢いを加速させています。
続きを読むサンバ・ソウル・ファン要注目!元モノブロッコのヴォーカリスト、セルジュ・ロローザの独立ソロ・デビュー作になります。タイトルはダンス・ピットのブラジル音楽、ということで、チン・マイア直系のブラジリアン・ソウルを展開~いい面構えじゃないですか!?
続きを読む01. ハンタ原 (ナークンニー / ハンタ原) 02. 宮古ンニ小 03. 入営出船の港 (軍人節 / 揚七尺節 / 熊本節 / だんじゅかりゆし) 04. 無情の唄 05. 『喜歌劇』 新昭和節 06. トウガレ節 (一名 / 中城情話) 07. 下千鳥 08. 遊びションガネー 09. 永良部千鳥節 10. 舞方 / 多幸山 / アッチャメー小 11. …
続きを読むเตือนใจ บุญพระรักษา ชุดที่ 1 แม่แบบเพลงลูกทุ่ง 再入荷!まだまだ終わりませんねえ!クルンタイ・レーベルのセヴンティーズ・タイ女声POP復刻シリーズ~既にレココレ5月号で紹介されもした女性歌手、トゥエンジャイのベスト VOL.1、再入荷しました(って、4年も前のコメントですが)。で、なるほど仰せの通り、サン・ラーみ …
続きを読むパリに住まうというアルジェリア系2世~カビール系ベルベル人の父を持つ女性歌手=イネス・メーゼルのセカンド・アルバム03年作です。基本的にはパリ在住ならではの自由な感覚のシャアビ/ベルベル系歌謡ということになりますが、かなりファンキーなアフロ・ジャズ風のバックを得て、伸びやかに歌うその節まわしに、新たなカビール系ミクスチュアー・ミュージックの登場が感じられます …
続きを読むマレイの旧正月を祝うハリラヤ・アルバム新録です。フツー、ハリラヤ・ソングと言えば伝統色に染め上げるものですが、それなりに伝統的でありながらも、~それでもジャジーPOP、というかシュガーベイブというか、そんな雰囲気をキープしているシーラ姐さんでした。芸歴25年、自らのキャラクターを保ち続けるその姿勢、なかなかできるものではありませんね!
続きを読むスーダンと言えば、日本人にはなぜか懐かしさを感じさせる「音頭系」のサウンドで人気。そんなスーダンから登場した若手女性歌手で、人気実力共に高い評価を得ているのが、このラシャ。セカンド・ソロとなるこの2000年作では、全曲サックス兼音楽ディレクターのハビエル・パチ・パスクアルが曲を提供。レゲエなども取り入れ、前作よりもかなりポップな仕上がりになっています。ゆった …
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