ザクザクとギターがリフを刻む曲から始まるこの作〜レゲエ、フラメンコ、サンバ、ミュゼット、ジプシースウィング、タンゴ等々〜ありとあらゆる音楽の要素がゴッタ煮となって迫ってきます。エネルギッシュでパンキッシュ、パリ南郊外のストリートから生まれたジャンプ&スウィングするアコーディオン/ギター&パーカッションの三人組、再結成〜久々の新作(09年)でした。
続きを読むザクザクとギターがリフを刻む曲から始まるこの作〜レゲエ、フラメンコ、サンバ、ミュゼット、ジプシースウィング、タンゴ等々〜ありとあらゆる音楽の要素がゴッタ煮となって迫ってきます。エネルギッシュでパンキッシュ、パリ南郊外のストリートから生まれたジャンプ&スウィングするアコーディオン/ギター&パーカッションの三人組、再結成〜久々の新作(09年)でした。
続きを読む6月 15 日号のパリ日本語新聞オヴニー『しょっぱい音符』で紹介されてあるアルバムです。 バビックス(1981 年生れ)はフランスのシンガーソングライターで、これまで Warner から2枚、 Wagram から1枚アルバムを出していて、テレラマ誌から「レオ・フェレ、デヴィッド・ボウイ、ジ ム・モリソンの息子」と称賛された鬼才。カメリア・ジョルダナ、ジュリア …
続きを読む91歳アズナヴールの51枚目のアルバム。 全新曲、 作編曲すべてアズナヴール。 スゴイですな、 1. AVEN UN BRIN DE NOSTALGIE / 2. MA VIE SANS TOI / 3. LES PETITS PAINS AU CHOCOLAT / 4.T’AIMER / 5. DES TENEBRES A LA LUMIERE …
続きを読むメルルとは黒ツグミ。黒くて見た目はよくないのに、えも言われぬ美しい声で鳴く。深い森に行かなくても 都市部のちょっとした木や林で昼夜問わずその美しい声を聞かせる。ビートルズ(マッカートニー)の「ブラックバード」に歌われた鳥です。フランスではからかうようなおしゃべり鳥として童話・童謡そしてシャ ンソン「さくらんぼの実る頃」に出て来ます。長身の美青年オーレリアン・ …
続きを読むゲンズブールの初映画音楽から 45 年という変な節目の記念盤。2001 年のロングボックス3CD を大幅 増補し、ほぼ全録音を網羅した5CD・ランタイム6時間。(エクスポーター資料から) 彼が音楽を提供した映画36作品のサントラをCD5枚組、131曲、約6時間収録。これまで紛失していて、近頃発見されたばかりの1969年の映画『Les Chemins de K …
続きを読むラジオマチックはフレデリック(女性ヴォーカル)とパスカル(男性ヴォーカル+全楽器+アレンジ)の二人組によるフレンチ・シクスティーズ・カヴァー/デュオです。いかにも、60年代パリのラジオから流れているようなスタンダード&ラウンジ曲が、ウィットに富んだパーティー・ミュージックを演出!パスカル・パリゾーは仏SONYからフレンチ・ラテンのアルバム2作を発表していて、 …
続きを読む南仏出身のディアトニック・アコーディオン奏者ステファヌ・ドリック09年作は06年に南仏の小さな村で行われたライヴ公演を収めたアルバム。ジャケに写る愛妻ドミニクに捧げられた作品とのことです。小さなボタン式アコならではの優しく朴訥とした和音が彼の人柄を現しているようです。Rガリアーノのようなヴァーチュオーゾではありませんが、一人で聞く静かな音を求めている方にはオ …
続きを読むアンジェリナ・ヴィスムは2013 年のTF1「ザ・ヴォイス」でバルバラの”Mon enfance”(私の子供時代)を歌って大変なセンセーションを巻き起こしたのですが、その後どこまで「ザ・ヴォイス」で勝ち進んだのか知りません(その年の優勝者ではないです)。2年後、この稀な「バルバラ歌い」が、その本領を100%出したかったのでしょう、バル …
続きを読む歴代最高の自作自演シャンソン歌手、ブラッサンスの歌が新たな響きで2010年代に甦った! ペルーのクンビア“チーチャ”を発掘し、いにしえのアメリカ音楽を独特なミックス感覚で現代に提示したルーツ・ミュージック・バンド“ハズマット・モディーン”をリリースしたニューヨークのレーベル、バルベスからまたまたユニークなサウンドが登場しました! ピエール・ド・ガイヤンドはフ …
続きを読む日本では”シャンソン”という名前で早くから親しまれたフランス歌謡音楽ですが、その黎明期=20世紀初頭の独自な詩情を湛える名曲群が新解釈によりコンパイルされた歴史的名曲集!ベル・エポック時代の劇場音楽から、ダミア、エディット・ピアフらによる下町のディープ・ソング、さらにフランスならではの植民地ソングから、戦後に登場した大詩人ブラッサンス …
続きを読むゼブダ、テット・レッド、レ・ゾグル・ド・バルバック、HK&レ・サルタンバンクが好きな人たちには ぐぐぐっと寄せられるバンドでしょう。ル・トロットワール・ダン・ファス(向かいの歩道)は金管入り の8人バンドで、これがファーストアルバム。HK のフォロワーのようなお祭りプロテストソングが得意 で、年に 60 回のコンサートをこなすトラベリングバンドです。 …
続きを読む1950年代~パリに登場した「自由な女性歌手」/ 小説においては、同世代のフランソワーズ・サガンと比肩する才能と言われ、シャンソンでは同じ時期にデビューしたジョルジュ・ブラッサンスと比較されそうです。 そして、そのあまりに「自由」で「何者も恐れなかった」彼女は、デビューから十数年で、芸能界から「消され」、無かったことにされてしまった、という経緯があるそうです …
続きを読む☆アラン・ルプレスト / 氷山が溶けてしまう時 2008年アカデミー・シャルル・クロ賞(フランスのグラミー賞)獲得〜「今日最も電撃的なシャンソン作家」「20世紀のアルチュール・ランボー」と現地各紙に称賛された最後の酔いどれ詩人アラン・ルプレスト!数多くのアーティストからリスペクトされ、自身、死の淵から生還したというシャンソン職人、アラン・ルプレストが紡ぎ出す …
続きを読む☆ドルサフ・ハムダーニ/バルバラとファイルーズを歌う すべての女性ヴォーカル・ファンへ捧げる“真夜中のアラビック・シャンソン” 丁寧な装丁と個性豊かなラインナップを誇る、仏アコール・クロワゼからドルサフ・ハムダーニがまた新たな傑作を生み出した。1975年、チュニジア生まれの彼女は、前作『アラブの女王たち』(ライス HMR-638)でウム・クルスームやアスマハ …
続きを読む☆V.A. / フランソワ・ベランジェ・トリビュート〜これらのひどい言葉〜 フランス1968年5月革命から40年。反体制歌手フランソワ・ベランジェへ捧ぐ。あのサンセヴェリーノがリスペクトしてやまない、ベランジェへ捧ぐアルバム。 万華鏡を覗いているかのような多彩なサウンドと突き刺さる言葉。フランソワ・ベランジェ(1937-2003)は、学校をやめてルノー自動車 …
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