マルーフというとモロッコ、チュニジア、レバノンなど、アラブ諸国で愛されている古典詩を元にした即興的なヴォーカルものという印象がありますが、アルジェリア東部、チュニジア国境に近いコンスタンチーヌ地方に伝わるマルーフは、スペインから彼の地へと伝えられたアラブ・アンダルース音楽のサブジャンルです。ちなみにマルーフとは「習慣的な、いつもの」という意味だそう。 おなじ …
続きを読むマルーフというとモロッコ、チュニジア、レバノンなど、アラブ諸国で愛されている古典詩を元にした即興的なヴォーカルものという印象がありますが、アルジェリア東部、チュニジア国境に近いコンスタンチーヌ地方に伝わるマルーフは、スペインから彼の地へと伝えられたアラブ・アンダルース音楽のサブジャンルです。ちなみにマルーフとは「習慣的な、いつもの」という意味だそう。 おなじ …
続きを読むドゥイグ・ルズガル 22歳、生まれはトルコ東部のスィヴァス、 15歳から音楽を学んで来たそうです。 2008年からイスタンブールに住まい、フルートを教えていたそうです。 コーラス、そして歌い手として、レコーディング経験もあったそうですが、 こちらが2014年 KALAN / Z からのデビュー・アルバムです。 シンプルかつアコースティックながら、 いかにもカ …
続きを読むレコオヤジさんに教えてもらいました。感謝!これはもうトルコ女性歌手マニアなら見逃せない逸品でしょうね。メリエム・ゼングン、英語に訳すならリッチなマリー!というような意味の名前ですから、もしかしたら芸名でしょうか?たぶん。それでもってデビュー作ということです(しかし、どんだけ毎年デビューする新人がいるのかトルコ、見渡せばデビュー作だらけ…、それだけ …
続きを読むガラティアというのはアナトリア地方の古代名で、古くはガリア人の国とされたが、その後、ローマの属州となったそうで、ローマ時代を通してガリア人は、ギリシャ人、トルコ人と同化したそうです。そんなガラティアの中世音楽を再現することを目的にこのアルバムは演じられているとのこと。なるほど、オリエントの香り高い古楽とも聞こえます。
続きを読む1990年アムステルダム生まれ、両親はトルコ人だったそうです。 7歳の頃からピアノを始め、ショパンやらモーツァルトやらバッハやら、 弾きこなしたそうですが、すぐにジャズやらトルコ音楽に インスパイアされて、そっちの道へ、で、このデビュー作に。 基本、オールドタイミーなJAZZヴォーカル風オリジナルを、 英語で歌っています。トルコとオランダで話題!
続きを読む1991年南部アナトリアのカラマン生まれ、 父親はギリシャのテッサロニキ出身だそうです。 ピアノやヴォイス・レッスン、ダンスを子供の頃から習っていたそう。 トルコでヒットチュのダンス・アルバム〜 デビュー作だそうです。
続きを読むトルコの人気レーベル KALAN からの新作は、19世紀~20世紀に掛けて活 躍したフォークロア研究家、ゴミダス・ヴァルタベド(1869-1935)がまとめ上げたアルメニア、クルド、トルコの古い民謡の記録を元に、現代の音楽家が再現を試みている意欲的作品です。これまでに録音されたことのない曲ばかりが演奏されているということですから、オリエントな西域古謡好きには …
続きを読む9年ぶりの新作となった08年作でした。ストーンズ のカヴァーやマグレブのスカコア?伝統シャンソン風、あるいはリンガラ音楽のマグレブ化?サイケデリック・グナーワ?ロックンロール・ライなどなど、多彩なアルバムに仕上がっています。ちょっとアイデア詰め込み過ぎ?惜しむらくは、もし、2枚組あたりで、ゆったりとした構成の中にこの多彩さが展開されていたなら、名作になってい …
続きを読むインティザル(1974年生まれ)の新作です。一応、アラベスク系女性歌手ということで、もう10枚近いアルバムを出しているんじゃないでしょうか。ジャケ写を見較べてみると、だんだん美人に…。ま、その辺はいろいろでしょうが、近年、もともと仄暗い印象の歌を得意としていますが、なんか、ちょっと、うらぶれた感じも出てきて、裏町人生好きの当方としては(なんだそれ …
続きを読むイスタンブール生まれ、ヴォーカルトレーニングやクラシックギターを習得、オランダへ移り住み、アムステルダムでも音楽院へ通い、卒業後はアムスでジャズ〜ワールドミュージック系のグループを組んでいたそう。ふ〜ん、そんな感じですね、確かに。爽やかな歌声でギターを弾き語るプナール・ドンメス、こちら帰国後のデビューア …
続きを読むイスタンブール育ち、クヴルジュム・ウラル、 デビュー作です。全曲ギター1本弾き語り !! 父親はアナドルロックのギタリストだったそう。 タイトルの意味は “DREAM REPORTS ” 〜歌詞の意味が知りたいものです。 甘いものいっぱいのジャケもストレンジです。 で、突然思い出しました。 全然関係ないんですが、このクヴ …
続きを読むフランスの民俗音楽専門レーベルから、エスニックでユニークな作品が登場した。 アンサンブル・バディーラは1人のダンサーと、東洋と西洋の音楽家5人が混在したグループ。エスニック音楽研究家でパーカッショニストのバスチアン・ラガッタが中心となって結成され、西アジア~北アフリカまでをも網羅する幅広い音楽性を持つ。本作はパキスタンで巡礼者たちを乗せて走るという列車をモ …
続きを読むカナダ、トロントで結成されたサイケデリックなミクスチュアー系ハルク・ユニットのセカンドです。ジプシー系クラ奏者、セリム・セスレルが4曲で参加!2011年のカナディアン・フォーク・フェスでナンバー1になったそうですが、それで、トルコでもリリースされたわけですね。ミスティックな女性ヴォーカル・マニアにはイケるかと。 1 Yüksek Yüksek Tepeler …
続きを読む1 Stella Chiweshe– Njuzu 3:33 2 The Klezmatics– Khsidim Tants (Hongagonga Mix) 5:30 3 Ali Hassan Kuban– Ayga 2:54 4 Orchestra Marrabenta Star De Moçambique– Wene U N’ga Yale …
続きを読むヨルダンとユーゴスラヴィアという二つの国出身の両親を持つベルギー人ギタリストにして作曲家、ウード奏者、カリム・バジリ4作目のアルバム〜ウードのジューブラン兄弟(パレスティナ)との共演8曲+レギュラーバンド“バジリ&ヒズ・アラビック・バンド”との3曲を収録。東欧風の翳り?も微かに漂う哀愁のアラビック弦アンサンブル・インスト作。
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