V.A. / PALAIAS KOPIS

ジャケから判断して、昔のレベーティカとかの復刻コレクションかなと思ったら、去年リリースの新録オムニバス / 企画アルバムでした。う〜ん、ギリシャ、この時間の止まり具合はいかに解せばイイんでしょうね。というか、何かテーマに沿った懐古調アルバムなんでしょうか?その辺のところ、詳しいことわかりましたら、また、いずれ。 …にしても、ヴェテラン、中堅、若手 …

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HK / PETITE TERRE

HK(アシュカ)の新作ですね、本名 Kaddour Hadadi  元ラッパー(ex “M.A.P.”)在仏アルジェリアン(カビール系)の出自を持つ1976年生まれ。本作は自己名義としては3作目(うち一作はダウンロードのみ)。HK&サルタンバンク名義の作を含めれば、7作目のスタジオ・アルバムとなります(去年、いつの間にかリリースされていたカナダ、モントリオー …

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AMALIA RODRIGUES / AMLIA EM ITALIA A , A UNA TERRA CHE AMO

イタリアでのアマリアにスポットを当てた3枚組アンソロジー作品! 本作は2017年にリリースされた〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲス(1920―99)の3枚組アンソロジー作品。イタリア各地の伝承曲などを取り上げた1973年作品『A Una Terra Che Amo』のストレート・リイシューのほか、そのボーナス音源、ローマでのライヴ音源、さらにこれまで未発表 …

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MARKUS & SHAZAD / JANNA AANA 

パキスタン第2の都市ラホールで活躍するカッワッリー歌手 Shahzad Santoo Khan(シャザード・サントゥー・カーン)とSNSで偶然知り合ったフランスのブレークビーツのトリオが、彼のパフォーマンスに惚れこみ、コラボレーションすることになり、互いに行き来したり、ネット上でアイデアを出し合ったりし、3年のコラボの末製作されたアルバムが本作と言うことです …

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PRODROMOS TSAOUSAKIS / TA PORTRAITA TIS MINOS-EMI

プロドロモス・ツァウサキス、1919年イスタンブール生まれ、3歳で両親とともにテッサロニキに移り、若くしてプロレスラー !! として活躍するも、ギリシャ・イタリア戦争(2次大戦)が始まると志願兵として戦い、イタリアを支援したドイツ軍に捕らえられ拷問を受けるも耐え抜いたそうです。その後、テッサロニキに帰還、妻となる女性と出会って居酒屋を呑み歩くうちに、ドイツ占 …

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PANAGIOTIS MICHALOPOULOS / MOU TA FAGANE OI GYNAIKES

パナイオティス・ミハロプロス(1924−1992) ペロポネソス地方のカラマタ生まれ、1951年にレコーディング・デビュー、ダグラス・フェアバンクスのような髭がトレードマーク、ブズーキを弾き、ディモーティカ、レベーティカ、ライカと縦横に歌いこなす人でした。70年代に入ると大いに人気を博し、92年に亡くなるまでに多くのシングルと30枚近いLPを残しています。本 …

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MARIKA NINOU ‎/ TA XRONIA TIS AMERIKIS (1954-1955)

ヴァシリス・ツィツァーニスの相方ではなくなっていたマリカ・ニーヌのUS渡航中1年間のシングル録音集となります。可愛らしい、と言ってもイイような彼女の歌が、キッチリ堪能できます。 1 with Χορωδία / Ζαΐρα 2  Πες Μου Αν Με Βαρέθηκες 3  with Κώστας Καπλάνης / Δε Σε Νοιάζει, …

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VASILIS KARRAS ‎/ ROTAS AN S’ ECHO EROTEFTHEI

ギリシャ最大手ミノスのスター歌手、なぜか、当店ではこれまで、ご紹介することはありませんでしたが、この2020年作で、芸能生活40年、ライヴ等も含めれば40枚以上のアルバムをリリースしている大物です。 1953年、北部ギリシャ、東マケドニアの港町、カヴァラで生まれ、10歳の時にテッサロニキへ移住、16歳の時にテッサロニキのクラブで北部ギリシャのディモーティカを …

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ZOUFRIS MARACAS / BLUE DE LUNE

“ズーフリス” というのは、1950年代のフランスにおけるマグレブからの移民労働者の呼称、ということで、基本マジッド・シルフィとかHKとか、マグレブ / カビール系移民二世三世よるヴァリエテ・フランセと考えていただいてOKですが、もともとこのズーフリス・マラカス、長らくパリの地下鉄で歌っていたギター・トリオだったそう。全体トロピカル指向もあり、そこはかとなく …

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DJE BALETI / PANTAI

キューバ系の父とシチリア/チュニジア系の母の間にカラカス(ベネズエラ)で生れ育ち、6歳の時にニースに移り住んだという、カリブと地中海を血と肉の中に持ってしまったジェレミー・クーロー率いるトリオ、ジェ・バレティのサード作です。 ニース~ジェノヴァのリヴィエラ地方に伝わる瓢箪の胴の撥弦楽器「エスピーナ」(電気アンプリファイド)をブルース・ロック・ギターのようにあ …

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EFTIHIA MITRITSA / TO PROTO VLEMMA

>こちら2010年のファーストと>こちらは2015年のセカンドとなるデュオ作、そしてまた5年後、本作は2020年の3作目ということになります(そのほかシングル録音2曲という10年間のキャリア)。ピアノ弾き語り、エフティヒア・ミトリツァ、また一人になって1作目っぽく、ショートなアルバムですが、いいメロディー、いい歌声、ちょっと苦い味も聞かせるようになりましたね …

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V.A. / LUCHSHIYE TSYGANSKIYE PESNI I ROMANSY NACHALA XX VEKA

タイトルを訳せば、”The best gypsy songs and romances of the early 20 century” ということで、ロシアに住まったジプシー達のSP時代音源集ということに。これが、なかなか素晴らしいのでした…(どう、素晴らしいかと問われても、説明が難しいのですが、ま、何というか、実にエモーショナルで …

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NAMGAR ‎/ HATAR

ロシア、モンゴル、中国の3か国が出会う国境地帯出身のブリヤート共和国の音楽家 Namgar Lhasaranova 〜ナムガル・ラサラノヴァを中心に、17世紀モンゴルのダンス・チューン(現在では演じ手がいないそうです)や、20世紀未満のブリヤートの古謡などをミックスした歌と演奏を繰り広げるグループ、2003年の作です。近年作は>こちら、 1 Yookhor …

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VA-TA-GA ‎ / MIKULINY GORY

2000年に結成された(結成当初はケルト系音楽を演奏)ロシアの音響派フォークロア・バンド、VA-TA-GAの4作目にして最終作品となったO7年作(その後、無期限の活動停止、10年に再結成され幾つかのLIVE / コンサートを催した後、再び活動停止)。ギター、ダブルベース、フルート、ザレイカ、カリュカ、ソー、ボログダホーン、ドラム、パーカッションから成るグルー …

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