いまやワールド・ミュージックの最重要ジャンルのひとつまでになったバルカン音楽。そしてそのダンス・ミュージックのいまを知らせる編集盤として人気のあった『バルカン・ビーツ』が『バルカン・グルーヴズ』へと改題。ここでは現在クラブ・シーンを熱くさせている様々なタイプのアーティストを合計15組紹介。中には非バルカン諸国で活躍している変わり種も含まれるなど、独自の観点で …
続きを読むいまやワールド・ミュージックの最重要ジャンルのひとつまでになったバルカン音楽。そしてそのダンス・ミュージックのいまを知らせる編集盤として人気のあった『バルカン・ビーツ』が『バルカン・グルーヴズ』へと改題。ここでは現在クラブ・シーンを熱くさせている様々なタイプのアーティストを合計15組紹介。中には非バルカン諸国で活躍している変わり種も含まれるなど、独自の観点で …
続きを読む好評コンピレイション『レヴォリューション・ディスコ』(ライス)を編集したDJ/ミュージシャンのユーリ・グルズフィーが率いるロートフロントが、DJシャンテルのレーベルから最新作を発表!ハンガリーやアメリカ出身のユダヤ系ミュージシャンを中心にベルリンで結成された彼らは、クレツマーを想起させる哀愁のメロディを、うねりのあるミクスチャー・サウンドを伴奏に聴かせてくれ …
続きを読む1983年にデビュー。以後30年間に渡ってイタリアのロック/ポップス・シーンの中心的存在として活躍してきた男性歌手ズッケロが、突如ユニークな試みを行いました。なんとキューバ・ハバナに飛んで現地の音楽家らとセッションを行い録音したという作品です。取り上げているのは自身のヒット曲ほか、グァヒーラの名曲「グァンタナメーラ」など、もちろんキューバ風味溢れるアレンジで …
続きを読むエルデル・モウティーニョは新世代ファドの最高の詩人で、レコード・プロデューサーでもあり、さらにレーベル・オーナー、プロモーターという多才な人物。そして、その才能が広く認められているファド歌手としてこそ知られる存在です。けれど、その作品は多くなく、本作も5年ぶりにリリースされた待望の新作 / 通算4作目。ここでエルデルは気の置けない信頼しあった伴奏陣とともに、 …
続きを読む“神秘の歌声”と形容されるブルガリアン・ヴォイス。現在のその最高峰グループといえるのが、このアンジェリーテ。社会主義時代のブルガリアで生まれたこのグループは民主化以前よりドイツのレーベル、ヤロ(Jaro)の目にとまり、80年代後半に専属アーティストとして活動を開始〜欧州を中心に活動した彼女たちは93年にはグラミー賞にもノミネートされるなど世界的な評価と人気を …
続きを読む半象半人、その名も象さんの舞踏会〜マケドニア指向の多国籍バンド、スロノフスキ・バル15年目の7作目となるアルバムです!ダン&マシャ・ガリビアン(ブラッチ) 等がゲスト参加〜ちょっと老成、技巧派、余裕のバルカン・グルーヴ、ジプシー&スラヴィックなスウィング、ギリシャ〜オスマン系変則ダンス、バーレスク〜サーカス?系音楽などなど、優雅と哀愁、ノスタルジーと汗と変拍 …
続きを読むリクエストが絶えません~2010年ギリシャ裏ベストと一部で騒がれた佳作です。素晴らしいCDですね!若手作詞作曲兼歌手、ヴァシリス・フローロスのデビュー作!~トラッドかつシンプル、そしてアーティスティックなムードも漂うレベーティカ/ライカが並ぶアルバム~自ら4曲を訥々と歌い、そして先達ヨルゴス・ダラーラスが5曲を歌い、そして女性歌手アナトーリ・マリヨーラに加え …
続きを読むウクライナのポスト・パンク系スカ&トラッド・バンド、ハイダマキの4作目!ウクライナ民謡を高速2ビートで奏でるそのユニークな音楽性は、ポーグスやウクラニアンズのファンなら、お楽しみいただけるハズ!メンバー達は自らの演奏をカラパチアン・スカと呼んでいるそうです。
続きを読む東欧~ジプシー音楽ファンにはまた見逃せない作品が登場!センデルゲーはブダペストの近郊にある小さな町、センテンドレの出身のユニットで、この町は17~18世紀にオスマン帝国の支配から逃れた隣国のセルビア人たちが多く定住したそうです。そんな町にひっそりと息づいていたのが、タンブーラという中東由来の弦楽器~センデルゲーは大小とり交ぜたこの楽器のアンサンブルであり、ハ …
続きを読むベルリンへ渡ったロシアの若者2人、ウラジーミル・カミネルとユーリィ・グルツィが開業した人気スポット“ルッセン・ディスコ”でバカ受けだという~このロシアのソウル音楽!…が、ここでいう“ソウル”とは、ノスタルジックかつセンチメンタルな曲趣のことで、ロシアではどんなにとんがったミュージシャンでも、このてのセンチメンタルな曲を歌いたがるのだそう。それがま …
続きを読むベルリンへ渡ったロシアの若者2人、ウクライナ出身のミュージシャン/DJ、ウラジーミル・カミネル&ユーリ・グズルフィー。彼らがベルリンに移住し、同地で知り合った仲間と立ち上げたパーティが「ルッセンディスコ(ロシアン・ディスコ)」〜そこでバカ受けのジプシー・パンク、クレツマー・スカ、バラライカ・ロックンロール等をアレンジしたロシアのディスコ音楽をコンパイルした記 …
続きを読むポルトガル!紅一点キュートでトラッドな歌い手をフィーチュアーするギター&ダブルベース&ウクレレの男子3人= 計4人組のフォークロア・ユニット“デオリンダ”早くも新作を届けてくれました!リスボンのファドはもちろん、カントリー・サイドの民謡や、古来からの学生都市コインブラのフォーキーなファド等々を、明るくハギレいい透明な歌で、最小限の音数のシンプル&アコースティ …
続きを読むポルトガルから新しい傾向のトラッドPOPが登場!港の嘆き節っぽいファドじゃなくて、キュートで透明感あるファドを歌い演じるデオリンダ~センチメンタリズムやノスタルジーは残しつつも、小気味良いPOPなフォークロアとしてファドを聞かせます!本国ではダブル・プラチナ・ディスクを獲得の人気を得たそう…。ギター&ダブルベース&ウクレレ等を奏でる草食系男子に囲 …
続きを読むガリシアン・ハープの第一人者、ロドリーゴ・ロマニの新譜はその名も「ブレオガーンの竪琴」。神話の王、ブレオガーンはケルトの文明を持ったガリシアの歴史に欠かせない重要人物です。そんな独自の音楽文化が花開くガリシア地方でその伝統を甦らせたバンド、ミジャドイロの結成時のメンバーであったロドリーゴ・ロマニ、現在はソロでの演奏活動の他、音楽学校で教鞭を取っています。本作 …
続きを読むバルセロナにおけるメスティサヘ/ロック・ラティーノシーンでは中核、スルー 9.30の5枚目のアルバムが登場です!結成12年を超え初期衝動的な疾走感よりも、やりたいことが明確になったのかシンプルになり、大人の渋みと増した演奏力もパワーアップ。少々の地中海のエッセンスを混ぜたレゲエ/ポップサウンド!同時期に発売でブレイク間違いなし。チェ・スダカのフジロック出演に …
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