AL ANDALUZ PROJECT / AL-MARAYA

ドイツのネオ中世音楽アンサンブル、エスタンピーのリーダー=ミケル・ポップと、スペインはバレンシア地方のバンド=ラム・デ・フォックの邂逅によって誕生したユニット=アル・アンダルース・プロジェクトのセカンド!中世にイベリア半島に生まれたイスラム/ユダヤ/キリスト教の融和を象徴するアル・アンダルースの時代に材を求め、黄金時代を今を蘇らせというコンセプト~タイトルの …

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L’HAM DE FOC / COR DE PORC

スペインはヴァレンシア地方出身のトラッド・グループ=ラム・デ・フォックの05年作 / サード・アルバムとなります。以前よりも、よりディープに、ヴァレンシア~バルセロナ~オクシタニア~そしてギリシャを結ぶ、汎地中海路線を推進していると感じられます。その意味では、アラブ色はやや減退~よりダークな残響が耳に残る中世指向のアルバム、と言えるでしょうか。が、カタロニア …

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L’HAM DE FOC / CANCAO DE DONA I HOME

地中海系アコースティック・ミクチュアー / セファルディの歌を足場に、アラブ~ギリシャ~そしてバルカンまでも視野に入れたバレンシアのトラッド・バンド2002年の名作です。各種民俗的弦楽器〜ウード、サズ、ブズーキ、リュート等+フルート、バグパイプ+各種打楽器〜ベンディール、タール、ダルッブッカ等の織りなす哀愁深いアンサンブルに、地中海的メリスマに満ちた女性ヴォ …

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JACKIE OATES / LULLABIES

遅くなりました。イングランドのウェスト・ミッドランドはスタッフォードシェア出身の女性歌手、ジャッキー・オーテス2013年の新作〜ソロ5作目となります。“ララバイ”というタイトル通り、イングランドのみならず北欧や中欧、東欧からも子守歌の伝承曲を求め、いつものように半透明の温もりある繊細な発声で、古くからの伝承曲を、現在のジャッキーの生活感の中で歌い綴ってくれる …

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ETENESH & LE TIGRE / ZERAF ! -ETHIO SONIC

ETHIO-SONIC 2007年作!プラタナスに付く害虫の名を冠した、南仏トゥールーズ出身ジャズ系バンドのル・ティグルが、エチオピア現役実力派女性歌手、ハスキーなコブシ・ヴォーカルが魅力のエテネシュと共演!アビシニア生まれのビリー・ホリデイ?クールなユーロ・ジャズとディープなエチオ・ヴォイスの出会いが刺激的ですね! http://www.myspace.c …

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FIGLI DI MADRE IGNOTA / FEZ CLUB

フィッリ・ディ・マードレ・イニョータはイタリア・ミラノで結成された若手グループ。“スパゲッティ・バルカン”なる異名からもわかるように、イタリア人でありながらバルカン半島の音楽に心を奪われてしまった酔狂な若者たちで結成されたポップ・バンドだそうです。バルカン・ブラスさながらのアップテンポなリズムと、クレツマーのような哀愁のメロディ・ラインを持ち、そこにサーフ・ …

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MARKSCHEIDER KUNST / UTOPIA

現代のレニングラード・カウボーイズ?旧レニングラード、現サンクトペテルブルグで1992年に結成され、ロシアで絶大な人気を誇る8人組楽団マルクシャイダー・クンスト最新作が、ドイツの東欧~ジプシー音楽レーベル EASTBLOK から登場。音は北極圏に近いサンクトペテルブルグ発とは思えないほどホット。ラテン、ボサ、メレンゲ、スカ、クンビア、少々マヌーシュスウィング …

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FANFARA TIRANA meets TRANSGLOBAL UNDERGROUND / KABATRONICS

長年の鎖国によって神秘のヴェールに包まれていた国アルバニアのブラス・バンドと、結成20年以上を誇る、イギリスのエイジアン・アンダーグラウンドの重鎮トランスグローバル・アンダーグラウンド(TGU)がまさかのコラボレイション!アルバニアは長年のオスマン・トルコの支配によってイスラーム教徒が多く、その音楽にも他のバルカン・ブラス・バンドにはないオリエンタルな響きが …

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FLOR DEL FANGO

フランスで活動し、たった1枚のアルバム(本盤)と幾つかのシングルを残し、消えてしまったのか?と、思っていたら、>こちらで復活!サパティスタ系ラテン・ミクスチュアー・ユニット、フロール・デル・ファンゴ!その後、いろいろと登場した欧州メスティサへ〜メヒコ系ミクスチュアー・ユニットにはない面白さ、感じさせます。マリアッチ、ランチェーラ、クンビアなど、いろいろ、チャ …

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MARTHA FRINTZILA / TRAGOUDA THEMOS SKANDAMIS

マーサ・フリンヅィラ、随分ヴェテランという感じがする貫禄あるお見かけですが、実はサード・アルバム~1972年生まれだそうですから、まだ40歳(もう40歳?)の女優兼舞台演劇講師兼ライカ系女性歌手ということになります。これまで数々の舞台女優をつとめたほか、ハリス・アレクシーウ、エレフセリア・アルヴァニターキ、マリア・ファランドゥーリほかの女声コーラスもつとめた …

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DIMITRIS BASIS / I SYNNEFIA PERNAEI ME PAREA

ディミトリス・バシス、ドイツのシュッツガルト1970年生まれ、両親はマケドニア(ギリシャ内)のキリキスからの移民でしたが、8歳のときにマケドニアに帰ることになります。その後、音楽の道を選び、ヴィザンティン音楽から学んだそう。そして、作曲家のスタマティス・クラウナキスに見出され、ギリシャ、ワーナーに迎えられ、1996年にデビューCDをリリース。本作は12作目、 …

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LISE REINAU / LISE FOR SJOV, LISE FOR ALVOR

    北欧ボサ/ソフトROCK系フィメール~ビルギットと並ぶ人気シンガー=1971年のアルバムが複刻CD化が成りました!スティーヴィー・ワンダー”フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ”のカヴァー1曲で、もう決まりですね。

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JUAN MOJAMA / ESENCIA FLAMENCA

カンテ・フラメンコ史上の“伝説の人”、フアン・モハーマの復刻録音です。1892年、アンダルシアのヘレスに生まれ、1957年ごろまで生きたにもかかわらず、「フエルガ」というフラメンコ通の集まりをカンテの場とわきまえ、わずか数枚のSP録音しか残さなかったという歌手。フラメンコ評論の第一人者、濱田滋郎氏も、その著書でモハーマに関し「SP盤の復刻がせつに待たれる」と …

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VINICIO CAPOSSELA / REBETIKO GYMNASTAS

ヴィニーチョ・カポッセラはドイツ生まれのイタリア人SSW〜家族でイタリアに帰国した後、カンタトゥーレ、フランチェスコ・グッチーニに見いだされ、90年代から本格的な音楽活動を始めたそう。で、>>前作2CDをギリシャのミュージシャン達とエーゲ海で録音したこのイタリアの異才、この2012年作ではギリシャそのもの、ギリシャのブルース=レベーティカのスタイルにおいて、 …

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V.A. / GRANDES MAESTROS DEL FLAMENCO

★グランデス・マエストロス・デル・フラメンコ カンテ・フラメンコの名匠たちの定評ある貴重なSP音源を集めた~本格的ホンド・フラメンコ傑作集!ここでしか聴けない音源ばかり、久々の歌ものフラメンコ・ヴィンテージ・コレクションですね! カンテ・フラメンコの至高のマエストロたちによる歴史的音源集。カンテ・フラメンコの礎を築いた名匠たちの貴重なSP復刻音源から、選りす …

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