MELINA KANA, HRISTOS NIKOLOPOULOS ‎/ TIS KARDIAS TA VIMATA

現代ギリシャのブズーキ奏者の代表格にして作曲家、フリストス・ニコロプロス(1947〜)作曲のナンバーを、フリストスのアレンジ&ブズーキ伴奏で、メリーナ・カナ(1966〜)が歌う06年作!で、その内容、なんと言いますか…、大人の女のライカ、下町人情派とでも(って、意味不明ですが…)。 1 Κάθε Φορά Που Φεύγεις 2 …

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ELEFTHERIA ARVANITAKI

レベーティカ復興グループ、“オピソドロミキ・コバニア” の初作、1982年の作に参加していたエレフセリア・アルヴァニターキですが、この1984年作がソロ・デビュー・アルバムとなります。それにしても本アルバムのラストを飾るヴァンヴァカリスの名曲、60年代に活躍した夫婦デュオ、マノリス・ヒオティス&マリー・リンダもヒットさせていましたが…「あなたは海 …

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DUO CAVALIE VERGER / LENGUA D’OLIU 

ヴォーカル&フランス南西部トゥールーズのロラゲの伝統太鼓を操るローラン・カヴァリエと、アコーディオンのギレム・ヴェルジェのデュオによる2020年作。オリジナル曲を主体に、伝承曲も交えていますが、オクシタンの詩的伝統を宿した、現代のトゥルヴァドゥールといった感じでしょうか。角のない歌声に、アコーディオンの温かみある音色が絶妙にマッチしています。インスト曲も収め …

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GIANMARIA TESTA / PREZIOSO

ジャンマリア・テスタ、1958年生まれ、1990年にシンガーソングライターとして音楽活動を始めました。イタリア語を中心に、フランス語でも歌いました。並行して、イタリアのピエモンテ州のモナコにほど近いクネオという小さな街の駅長を、2016年に癌で亡くなるまで勤めあげました。その死後3年を経て発表された遺作です。デモとして残された未発表曲、ギター弾き語りを彼の妻 …

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KAITI BELIDA, MAGIA MELAGIA, LAOURA / AXEHASTA TRAGOUDIA

タイトルは “Unforgettable Songs” 非レベーティカ〜ライカ系20世紀半ばの歌謡曲集となります。当時のアテネで人気のあったケイティ・ベリダ、マイア・メライア、ラウラという3人の女優にして女性歌手の “忘れ得ぬ歌”の数々!   1 Kaíti Belída/ Τίποτα Δεν Μας Χωρίζει – …

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RITA SAKELLARIOU‎ / OI ANTRES KAI OI CHANTRES

リタ・サケラリウ(1934-1999)1970年にデビュー・アルバム、97年にまでに25枚のアルバムをリリースした人気女性歌手です。いずれ、キチンと紹介致しましょう。こちらは、1974年の7作目の復刻CDです。 1 Οι Χάντρες 2 Ο Κατακτητής with Marios Kostoglou 3 Στάχτη Στα Μάτια with …

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BUBAMARA BRASS BAND, ALEKSANDAR KAŠTANOV ‎/ ZEMLJA BUBARUMIJA

バルカン・ブラスにヒントを得た? が、明らかにバルカンとは一味違う ブラスを聞かせるルシアン・ブラス (リズム感が違う?ロマっぽくない?)! いかにもスラブっぽい女声歌も魅力です! 1 Narine 2 Nurhala 3 Djelem, Djelem 4 Luminica 5 Dvanaest Casova 6 Iag Bari 7 Reka Anasta …

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ALDINA DUARTE / ROUBADOS

https://bunboni.livedoor.blog/2021-02-17(無断リンク陳謝&感謝!) 女優としても活躍するというアルディーナ・ドゥアルテ(1967- )は、すでに25年ものキャリアを誇るベテランのファド歌手。その最新作は、ファドの歴史を振り返るという壮大なテーマに取り組んだ意欲作で、アマリアやノローニャをはじめ、歴代のファド歌手たちが取 …

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ELENI VITALI / PERAS’ APO DO I ELENI?

ハリス・アレクシウが1950年生まれ、このエレーニ・ヴィターリは1954年生まれ、ということで、どっちにしてもオレより年上だ(関係無いけど)。ライヴ・アルバムをハズせば、10年ぶり、66歳の単独ソロ新作アルバムになる。ということは、当店超売れ筋の>こちらが前作ということに。そういうことにもなるか、と…、月日の経つのは早いものです(というか、随分お …

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LA RUE KETANOU / 2020

98年結成、ラ・リュー・ケタヌー!メンバーはギターのモハメド・ミュゼ(ユダヤ系モロッコ)、アコーディオン、ハーモニカのフローラン・ヴァントリニュ(ベルギー)、ギター、オリヴィエ・レイチ(ポルトガル)、それぞれパーカッションも兼任、路上ライヴにこだわる不動の3人組(ボヘミアンな生活を好み、モットーは「俺たちは浮浪者じゃない!」)で作り上げた01年の>ファースト …

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DIMITRIS “BEBIS” STERGIOU / BEBIS

ディミトリス・スタルギオウ、1927年ピレウス生まれ、ブズーキの名人の一人(ギター、マンドリンほかの弦楽器も幼い頃から弾いたそう)。父親の早い死を受け、1950年代半ばに音楽で身を立て、家族を養うことに。誰の早弾きが一番スゴイか?という議論になると、必ず名前の出るブズーキ奏者です。1956年にシングルデビュー、たった2枚のアルバムとシングル群を残し、惜しくも …

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MIKE COOPER ‎/ WHITE SHADOWS IN THE SOUTH SEAS

マイク・クーパー (born 24 August 1942) 英国ギタリスト、もともとSSWでカントリー・ブルースやってたのに、このアルバムはいったい何? ニューエイジというか、アブストラクトというかポリネシア? エキゾカ? よくわかりませんね (って、最近はそっちの方に行っている人みたいですが…)。ま、ハバネラマニアの当方としては見逃せない!? …

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MARIA RODES / ECLIPTICA

一度聞いたら忘れられない歌声、バルセロナのシンガー・ソングライター、マリア・ロデスの2018年作です。1986年生まれ、2009年にデビューし、その可愛らしさと不安定さを併せ持った独特な歌声、豊かな音楽性を感じさせるサウンド、そして美貌によって次々にアルバムを発表し、15年には作家としてもデビューを果たしました。 14年の前作『マリア・カンタ・コプラ』では、 …

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