サンパウロ州アメリカーナ出身のマルチ木管奏者サムエル・ポンペオはバリトン&ソプラノ・サックス、ベース・クラリネット等を操り、ジャズ、クラシック、MPBと多彩な現場を渡り歩いてきたプレイヤー。自らがリーダーとなってアレンジを書いた本作では、前世紀初頭のドミンゴス・ペッチやエルネスト・ナザレーらの楽曲を、サロン・ミュージック / ショーロ・ジャズとしてクインテッ …
続きを読むサンパウロ州アメリカーナ出身のマルチ木管奏者サムエル・ポンペオはバリトン&ソプラノ・サックス、ベース・クラリネット等を操り、ジャズ、クラシック、MPBと多彩な現場を渡り歩いてきたプレイヤー。自らがリーダーとなってアレンジを書いた本作では、前世紀初頭のドミンゴス・ペッチやエルネスト・ナザレーらの楽曲を、サロン・ミュージック / ショーロ・ジャズとしてクインテッ …
続きを読む★CARTOLA/ CARTOLA VOL.1&2 ブラジル音楽史上にそびえ立つ偉大なる巨人カルトーラの名盤! ブラジル音楽の歴史に大きな足跡を残した偉大なサンバ作曲家/歌手のカルトーラ (1908 ― 80) 。若くしてマンゲイラの音楽リーダーとなり多くの作品を作曲した彼は、1960年代後半~70年代のサンバ&ショーロ・ルネッサンスの機運のなかで再 …
続きを読む至極アコースティックな慕情を醸し出す素敵な男性デュオ、サンパウロから。アンドレ・メマーリ、エドゥ・ヒベイロ、フィ・マロスティカ、チガナー・サンタナ参加。 ヴァネッサ・モレーノ&フィ・マロスティカとサンパウロで対バンを行う、至極アコースティックな慕情を醸し出す素敵な男性デュオがこのイアジ・イアコ。カイピーラ・ギターやレキント・ギターの音色の魅力に取り …
続きを読むヘナート・ブラス、タチアナ・パーハやモニカ・サウマーゾにフル・オーケストラが参加したテオ・ヂ・バホス新譜! 60’s エルメート・パスコアルらとの伝説のグループ – クアルテート・ノヴォでの活動を経て、コンポーザー、アレンジャーとしてキャリアを積み上げてきたベテラン・ギター奏者テオ・ヂ・バホス。自身でギターを引き唄うボサノヴィスタとし …
続きを読む四大陸の楽器をフィーチャーした多文化音楽集団が軽やかに複数の音楽文化を融合させた注目の世界デビュー作!! 06年に誕生したラフィキ・ジャズはイギリス・シェフィールドのジャズ・ミュージシャン達と、イギリスに難民として渡った音楽家達による音楽集団。西アフリカのコラ、カリブ海のスティールパン、インドのタブラとタンブーラ、ブラジルのビリンバウ、アラブ圏のネイとウード …
続きを読む★カスカチーニャ&イニャーナ/ブラジル内陸の歌鳥(サビアー) *ディスコロヒア・ラテン音楽コレクション<1> ブラジルの田舎の歌はとてつもなくインタナショナルだった! 選曲・解説:田中勝則 セルタジーニャはブラジルのサンパウロ発、内陸部の田舎の人たちに親しまれる大衆歌謡だ。おしどり夫婦デュオ、カスカチーニ …
続きを読むリオから注目の女性SSWが登場! こちらは昨年リリースの作品。リオ・デ・ジャネイロ出身の女性SSWのデビュー・アルバムがこちら。自作曲のほか、ネルソン・サルジェント、ジョビン=ヴィニシウス、ビリー・ブランコ、ナザレーなど、ブラジル音楽の偉人達の作品も同時に取り上げている点に興味がそそられます。ジャケも良い! *特に問題のない中古盤で在庫あります …
続きを読む50年代中盤に10インチで残された3枚のカーニヴァル・サンバ! 長年愛され続けてきたサンバ・カーニヴァルの50年代にスポットを当てた作品がこれ。ブラジルの名門レーベル〈コパカバーナ〉から50年代に10インチLPで出ていたオムニバス盤『Carnaval Copacabana de 1955』と『Carnaval Copacabana de 1956』を丸ごとC …
続きを読む注目のブレーノ・フイス(p)とミナス出身アンドレア・ドス・ギマランイス(vo)が同時にグループに在籍していたとは。透過率高めのジャズ・ブラジル発掘盤〜ピアノとテノールの歌唱でセレナーデを奏でたブレーノ・フイス。ヘナート・ブラスらとの「Mar Aberto」や女性S.S.W.バルバラ・ホドリクスのプロデュースなど、頭角を現しはじめた彼ですが、ミナス出身で現代版 …
続きを読む良質なブラジリアン・インストゥルメンタル・ミュージック! マルチ楽器(本作では主にフルートとサックス)奏者のマウロ・セニージとギタリストのロメロ・ルバンボによるインスト作品。以前この二人にエドゥ・ロボを加えたトリオ編成のアルバムをご紹介しましたが、これもその流れの1枚。ショーロやブラジリアン・ジャズ、そしてパット・メセニーのナンバーまで、多彩な …
続きを読む昨年10月、8年ぶりとなる来日公演を行なった日系三世のブラジル人女性シンガー – フェルナンダ・タカイ。最近作スタジオ・アルバム「はかりしれない」からのレパートリーを軸にしたショーのライヴ盤がCD+DVDの組製品で届きました。 ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチの空港から1時間半、山の中の湖のほとりに広がる巨大な近代アート施設がイニョチン。今作 …
続きを読むタイトルが端的に示すように、米国人アーティストたちがラテン・ナンバーを歌った1935~61年の録音、全69トラックを収録する、お馴染み仏フレモー社の3枚組アンソロジーです。『コール・エスパニョール』などラテン・アルバム3部作をリリースしているナット・キング・コールをはじめ、ペレス・プラード楽団をバックにしたローズマリー・クルーニー、メル・トーメ …
続きを読む高い評価を得た前衛的な2016年作にリミックス・アルバムをプラス! 60年代から活躍を続け現在に至るまでずっと最前線でブラジルの音楽シーンを牽引してきた、偉大な女性歌手エルザ・ソアーレス。彼女が2016年に発表した約8年ぶり通算34枚目となる新作『世界の果ての女』は、ブラジルの先鋭音楽シーンをリードするギリェルミ・カストルッピがプロデュースを担当、サンパウロ …
続きを読む☆『とうようズ・チョイス・スペシャル』 『中村とうよう 音楽評論家の時代』の副読本ならぬ「副聴CD」。 とうようさんが最後に愛したのは、かくもシンプルで飾り気のない音楽たちだった。 2011年に亡くなった中村とうようさんの評伝『中村とうよう 音楽評論家の時代』(二見書房)がとうとう完成した。その発売に併せ、内容をより深く理解するための「副読本」ならぬ「副聴 …
続きを読むシンガー Nancy Viégasとヴィジュアル担当 Glauber Guimarães(ステージのみならず、クリップも担当)を中心としたサルヴァドールのインディーズ実験的POPバンド、ラジオラの2009年のセカンド〜全体として、ややもってファンクに特化したアルバム〜1作ごとに作風が変わるというか、一曲ごとに曲調が変わる、なかなか …
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