アルゼンチンのロック・シーンで活躍した後、近年はタンゴの世界へと進出してきている1957年生まれのシンガー/マルチ・インスト奏者ダニエル・メリンゴの2020年作です。タンゴやブルース、さらにはギリシャ系アルゼンチン人ということでレンベーティカなどが、エレクトロニカやダブ要素でブーストされたサウンドを聞かせます。フアン・パブロ・ガジャルド指揮のオルケスタ・ティ …
続きを読むアルゼンチンのロック・シーンで活躍した後、近年はタンゴの世界へと進出してきている1957年生まれのシンガー/マルチ・インスト奏者ダニエル・メリンゴの2020年作です。タンゴやブルース、さらにはギリシャ系アルゼンチン人ということでレンベーティカなどが、エレクトロニカやダブ要素でブーストされたサウンドを聞かせます。フアン・パブロ・ガジャルド指揮のオルケスタ・ティ …
続きを読むユダヤ系ポーランド人移民の家系のもとパリに生まれ、マヌーシュ・ジャズ系のグループ、レ・ジュー・ノワールの中心人物などとして活躍してきたヴァイオリニスト/ヴォーカル/コンポーザー、エリック・スラビアックを中心とするユニット、ヨーゼフ・ヨーゼフの2019年の初アルバム。ユニット名は、ロシア出身で米国に移り住んだネリー・カスマンが1923年に書いたイディッシュ・ソ …
続きを読む女性ヴォーカル、ハープ、フルート、パーカッション&キーボードのアンサンブルからなるフランス4人組、ロロミスの3作目〜多分に妄想というか夢想を膨らませながら、バルカン近東方面へと広がっていく音楽性が、ヒップホップ&エレクトロニカを緩く通過して生まれたようなエスノ・ポップ風味が心地よく響きます。が、しかし、ブルガリア語、グルジア語、セルビア語、ロマニ、マケドニア …
続きを読むもう一本、数年前にリリースされたピアノ弾き語りのソロ・アルバムがロングセラーとなったミナス出身の女性S.S.W.アンドレア・ドス・ギマランイスの在籍する新感覚のムジカ・カイピーラ・グループ、コンヴェルサ・ヒベイラの新譜を。 ブラジル内陸の音楽、ムジカ・カイピーラは直訳するならカントリー・ミュージック。素朴なアコースティック音楽を想起しますが、このキャリア17 …
続きを読む★フェデリコ・エステベス/デ・アキ・アスタ・アキ チャンチャ・ビア・シルクイートのバンドのパーカッション奏者で、ニコラ・クルースやバリオ・リンドの新作にもフィーチャーされていたアルゼンチンの新鋭フェデリコ・エステベスのデビュー・アルバムがShika Shikaレーベルからリリースに。 クンビア、アンビエント、フォルクローレ、トランシーなパーカッシヴ・グルーヴ …
続きを読む「キング・オブ・ブーガルー」の称号を得たピアニスト、ピート・ロドリーゲス。1969年のアルバムです。ハラ・ハラのナンバーにはじまり、ブーガルーあり、アルマンド・マンサネーロのナンバーをスペイン語&英語で歌ったボレロあり、サルサあり、リチャード・エグエスのナンバーもカヴァーしています。プロデュースはジョージ・ゴールドナー。3曲目の英語のナンバーは、トランペット …
続きを読む1950年代にエレキ・ギターなどを導入し、スピード感に溢れ、ブーガルーにも通じるようなサウンドを提示していたラ・プラヤ・セクステット。本作は67年のLP『バイランド・エル・ブーガルー』(MS-3138)のリイシューです。 タイトルにブーガルーを掲げていますが、ブーガルーに特化した内容というわけではなく、ギターを配したそのアンサンブルで、マチートの「ソパ・デ・ …
続きを読む珍しくもボツワナです。 ボツワナといえば、以前、NHKのとある片隅ラジオ・コーナーで紹介したところ、なぜか、問い合わせ殺到、即売り切れてしまった>こちら、脱力系スレンテン状態のライオン・ジャケ、シュンバ・ラツエガを思い出しますが、本盤も同時期のリリース作品ですね、コンセプトというか音楽スタイルもいっしょ、ただし男女混声コーラスをフィーチュアーしているところ、 …
続きを読むマリオ(・コンスタンティニドゥ)、1945年テッサロニキ生まれ、母親がトルコ生まれなので、トルコの歌やアマネス(アマーン・ソング)を子守唄に育ったそうです。父は打楽器奏者であり、楽器制作者だったということで、その音楽的環境は申し分なし。70年代の初め頃からテッサロニキで歌い始め、シングルデビューは75年、翌年には60年代末にデビューしたテッサロニキの男性歌手 …
続きを読む1980年代後半からアルジェリアはもとより、フランスのカビリア/ベルベル人コミュニティーでも活躍してきた大人気歌手、タクファリーナスの90年代後半ベスト仏リリース盤です!カビールらしい反骨も垣間見せながらのエンターテイナーぶり、やっぱり、一味違う人でした(って、過去形になってしまったのは、今も活動しているのですが、なかなかCDが届かないので…>★ …
続きを読む1 Ia Zandunga 2:32 2 Tentê 3:03 3 Zora 3:03 4 Si Tue Te Veras 2:21 5 Fulia 2:45 6 Bininha 5:10 7 Tunga Tunguinha 3:31 8 Del Monte 3:35 9 Traiçoeira d’Dakar 4:26 10 Bia Luluch …
続きを読む>★ 1 Câ Bu Negam 4:48 2 Mundo Sabi Era Mundo Antigo 3:31 3 Nôs Profeta Qui Môri 3:21 4 Mariazinha Leban Bû Palabra 2:33 5 Cren Sima N’crêbu 5:14 6 Tchuba Tchôbe 5:06 7 Largan …
続きを読むキューバのサンティアーゴ・デ・クーバ出身(1929年生まれ)で、その後ニューヨークに渡り、サルサの時代まで第一線で活躍した、ニューヨーク・ラテンの生き証人的キューバ人大歌手ルディ・カルサド。メキシコのオルフェオンから、1978年にリリースされたLP(12-1075)のストレート・リイシューCD-Rです。 メキシコでの録音で、バックを務めるのはトランペット奏者 …
続きを読むポーイーサン2014年の作ですね。実に牧歌調なミャンマーPOPと言えましょう。可愛らしいお声です。“ミャンマー・タンズィン”というより、フツーのPOP、ミャンマー音階は薄く香っている風ですが、それでもミャンマーでしかありえないと聞こえるのは、もうメンタリティー、というかミャンマー音楽の美意識の問題でしょうか?
続きを読むアインラ・オモウラの宿敵? 相当、仲が悪かったみたいですが、さもありなん、同じくアパラを看板にしていても全然音楽性は違うと聞こえます。なんてったって、河内音頭クリソツのネイティヴ・ギター入り!ヴォスも年季入った胴間声風? エイヤコラセーのドッコイセーと、囃したくなりますね!
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