TURKAN SORAY / SOYLUYOR

    往年の艶姿ジャケで思わずオーダーしてしまったわけですが…、1945年生まれ1960年デビューのトルコ銀幕女王の一人にして女流監督、テュルカン・ショライの初単独アルバムかと(?)〜ノスタルジックなサナートから、哀愁のハルク、そしてイケイケのエレクトロ・ディスコ・ミュージックまで、ゴージャスな音の中でもどこかモノクロ、セク …

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SIBEL CAN / ARABESQUE

トルコのアラベスク歌手スィベル・ジャンの2016年新作です、タイトルのアラベスク(Arabesque)はアラビア風装飾様式とかのこと、で、トルコでアラベスク(Arabesk)と言えば、アラブ風トルコ歌謡のこと、という風に言われてきましたが、ま、フツーのトルコのメインストリームな演歌POPの呼称として定着しているんじゃないかと(代表格は療養からのカムバックを期 …

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GUZIN DEGISMEZ / KLASIKLER, AH O DEMLER

ギュジン・デイシュメズは1962年にアンカラに生まれ、これまでにもラジオ関係のレコーディングや数々のコンサート・グループ、オーケストラ( Istanbul State Turkish Music Ensemble ほか)で歌って来た声楽教師だそうで、なるほど、キャリアは充分にあるということで…、2013年作に続くセカンド・アルバムが届きました(去 …

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ZEKI MUREN / DUNDEN BUGUNE 8

多くは言いますまい…不肖わたくしめが長年愛聴して来たゼキ・ミュレンCDです。ものは試しと20年前のリリースのこのCDをオーダーしてみたら、入荷しましたよ!という顚末ですが、やはりゼキ・ミュレン(1931-96)は廃盤にならないようですね、たぶん。 1950年代前半ラジオで古典声楽を歌い出し、1950年代後半には本格的にレーコンディングを開始、古典 …

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V.A. / ISTE BENIM ZEKI MUREN

とうとう、こういうところまで来ましたね…。こちらは20世紀半ばトルコ古典歌謡を大衆化することにおいて頂点に位置したとすべき歌い手であり作曲家、俳優でもあったゼキ・ミュレン(1931-1996)のレパートリー&作品を現在の歌手達がカヴァーした2CD新録となります。各CD冒頭には、現在のバッキングで蘇るゼキ自身の歌と語りが配され、フンダ・アラルやギョ …

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GUO GAN & EMRE GULTEKIN / LUNE DE JADE

二胡マスター Guo Gan と、トルコのサズの名手 Emre Gultekin によるシルクロードの東西インスト弦デュオ。トルコ民謡「ウシュクダラ」入り。何かに使えるんじゃないでしょうか?映像喚起音楽、と言えます。 1. KONGUREI & SU YALAN DUNYAYA / 2. LA COURSE DES CHEVAUX / 3. HU D …

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ELIN CAN VAYIC / KARADENIZ’DE BIR OMUR

    トルコの伝統音楽専門レーベルKALANから黒海出身の女性ハルク歌手エリン・ジャン・ヴァイチ2013年作。黒海らしい変拍子とゆったりとした泣きの旋律、ケマンチェや男性コーラスなどアコースティックな音作り、そしてエリンの派手さはないものの、張りのある歌声が素晴らしいです。

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SENAY LAMBAOGLU / BASKA TURLU BIR SEY

  トルコ・ソニーが推す女性SSW、 シェナイ・ランバオール。 生音中心のジャジー&シックなアレンジと、 ややアンニュイ、でも通り良いシェナイの歌声が なるほど大人のPOPとして本格派。 日頃、トルコPOPは聞かないうという 貴兄にもおオススメしたい一枚、 なかなかのものです。

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EZGI AKTAN / IYI KI

このベッキー似の美女は何者? トルコからのテュルキュ・ネオ・アコと言いましょうか? ボサノヴァ調、ジャズ調、ロック調なサウンドをバックに コケティッシュに歌う、 これまでトルコにはあまりなかったタイプの女性歌手ですね。

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FERHAT GOCER / DUSTUM BEN YOLLARA YILLARIM CITTI

相変わらずハードボイルドな面構え、カッコイイじゃありませんか。眉間のシワがハーヴィー・カイテルですよ(?)。前作、前々作と、当店的にはヨルゴス・ダラーラスのトルコ版、というか、ギリシャ歌謡およびダラーラスその人を音楽的にも意識しているんじゃないの?とまで云々してしまった大スター、フェルハット・ギョチェルの15年作ですが、う〜ん、やっぱり曲によりそこはかとない …

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CEM KARACA & MOGOLLAR / 2.2.1973 ANKARA

トルコのアナドゥルロック四天王の一人、故ジェム・カラジャの幻のライヴ録音「1973年2月2日アンカラ舞台芸術のための金曜日」がブック型CDにて再発となりました。バックバンドはモーラル。ギター&シタール&ケマンチャにジャヒット・ベルカイ、ドラムスにアイゼル・ダンガ、ベースにテネル・オンギュルという最強の布陣で、時代の最先端のアナドゥルロックを描き出した瞬間です …

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CAN YESILYURT / TEKELIOGLU’NUN DILINDEN

  「緑の土地のジャン」というチョク・ギュゼルな名前を持つオッチャンのバーラマ(高音域サズ)奏者〜アーシュク、ジャン・イェスィルユルトの2016年作。高音部で基音をツラツラとかき鳴らしつつ(通奏低音ならぬ、通奏高音?)、ウズン・ハワを思わせる即興的なコブシを回す。サズの他、ズルナも通奏高音に加わり、曲のジャンルも「ボスポラス調」「ゼイベキ」など多彩 …

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