MARKOS VAMVAKARIS &V.A. / TA MEGALA TRAGOUDIA

>こちらの続編、ということになるかと思いますが、廉価紙ジャケ盤ではなくて、DVDケース大のシールド盤となります。先行盤4CDと同様、各CD15曲収録中5曲はヴァンヴァカリス自身のナンバー、ほか10曲はミノスEMI系音源から様々な歌い手達によるヴァンヴァカリス曲のカヴァー名演が収録されました!それにしても、イイ横顔… CD11 Márkos Vam …

続きを読む>

MARINA ZAFEIRIOU ‎/ HARMANI

2008年作、本アルバムのみを一作残して、消えてしまった女性歌手…、どこから来て、どこへ行ってしまったのか、何もわかりませんが…、手回しオルガン風の懐かしいような音色にしても、サラッとした歌い口にしても、なかなかイイ作ですね、   1 Άλα Της 2 Κόκορας 3 Τα Βατράχια 4 Το Καλντερίμι 5 …

続きを読む>

MOSCHONAS & MITSARAS / PALIA FROURA

写真向かって左の人物がオデッセイアス・モショナス(サモス出身 1912-1995)ですね。この人は50年代に一時キャリアが途絶えたものの、ヤニス・パパイオアーヌやプロドモス・ツァウサキス、あるいはステラ・ハスキルらとの共演歴もあり、レベーティカの歴史にキッチリ名前を残した歌い手ですが(味わい深い歌声は勿論スバラシイものです。…ところで本作には、ア …

続きを読む>

V.A. & YIANNIS PAPAIOANNOU / NA SOU PAIXO BOUZOUKAKI, M’ OMORFI DIPLOPENIA

マルコス・ヴァンヴァカリスらに続きピレウス派のレンベーティスとして、職業的自作自演歌手となったヤニス・パパイオアーヌ(1914-1972)の、その自作曲レパートリーを、名だたる歌い手達のカヴァーで辿ろうという、なかなか凝ったコレクション2CD、実に聴き応えありますね…。というか、歌手としても勿論素晴らしかったパパイオアーヌですが、こうして並んだ曲 …

続きを読む>

STRATOS PAGIOUMTZIS / I FONI TOU REMPETIKOU

「首にナイチンゲールの巣を持つ男(直訳)」と渾名されたストラトス・パユムヅィス(1904-1971) 、要するにナイチンゲールが鳴くように歌うこともできる、という意味でしょうね(随分とシブイ小夜啼鳥ですが…)。アナトリアはイズミール(スミルナ)の北に位置する海辺の街、アイワルクで生まれましたが、ギリシャ・トルコ住民交換(1923)より以前に、ピレ …

続きを読む>

IMAM BAILDI

イマム・バイルディの初作、古いレベーティスの曲を現在仕様で蘇らせる意欲作、というか、何というか…、その辺は、ジャケのイラスト、DJ&エレクトロ仕様のレベーティスふたりの姿が物語っているんですが、いかがなものか?個人的には、面白い!こーゆーのがあっても当然じゃないかと思っているんですが…。その後のこのバンドのユニークな軌跡の出発点のアイ …

続きを読む>

BABIS GOLES, GLYKERIA, AGATHONAS IAKOVIDIS ‎/ TA ZILIARIKA SOU MATIA

CD1  1 Βαδίζω Και Πραμιλώ 2 Δεν Πρόκειται Να Παντρευτώ 3 Το Τσαρδί 4 Θέλω Σπίτι Και Λεφτά 5 Ο Εργάτης 6 Κλαίω Απαρηγόρητα 7 Αφότου Εγεννήθηκα 8 Καστανή Μικρούλα 9 Τα Λεφτά 10 …

続きを読む>

STAVROS TZOUANAKOS ‎/ OI KALLITERES EPITYCHIES

スタヴロス・ズアナコス、1925年ピレウス生まれの作曲家、1948-1964年の間に約140曲のレベーティカ〜ライカ曲を生み出し、自らも歌った人ですね。作曲家として知られることが多いようですが、その独特な哀調をたたえた、なめらかな歌声こそ素晴らしく、ギリシャでは、戦後男性歌手の5指に数える向きもあるようです。が、残念ながら、LP時代に入って、本1974年作1 …

続きを読む>

DESPINA PSATHA / AFIEROMA STI ROZA ESKENAZY

デスピナ・プササ、1992年キプロスのレメソス生まれ、マケドニア大学の音楽科学芸術学部を卒業後、大学院に進み、修士課程終了に際し、”ローザ・エスケナージへのオマージュ”という論文とともにリサイタルも催したそうです。そのライヴ録音中心に制作したのが2017年リリースの本盤だそうです(なんて有意義な学究生活!)。その後、ローザ・エスケナー …

続きを読む>

MARKOS VAMVAKARIS ‎/ DYO EPOCHES, Ap’ To ’30 Sto ’60

タイトルは “2つのシーズン”、ということで、30年代と60年代のマルコス・ヴァンヴァカリスのレアー・トラック(セッション)が、12曲並んだ内容。音質上々、ローザ・エスケナージやケイティ・グレイとも歌っています。グリゴリス・ヴィツィコツィスとの録音も嬉しいところ! …それにしても、このジャケ写、もし、ブズーキをシャベルに持ち替え、ねじりハチマキしてたなら、た …

続きを読む>

MARKOS VAMVAKARIS / FRANKOSYRIANI

Originally released in 1969 on LP by Melo Phone label   マルコス・ヴァンヴァカリス1969年の最初のソロ・フルLPアルバムの復刻盤ですね。CD化は1994年でした。頑固というかディープというか、30年代と、そう変わっていないというか…、64歳のアルバムですね。ハウリン・ウルフより3歳年上&# …

続きを読む>

BABIS GOLES / TSARKA STA PALIA

バビス・ゴレス(1947-2015)パトラ生まれ、幼い頃からレベーティカのSPを聞いて育ち、8歳でギターとウードを弾きはじめ、12歳からブズーキを弾いたといいます。1964年からパトラのカフェでプロとして演奏をはじめましたが、デビュー・アルバムはこちら、1982年のコロンビア録音となります。 古いレベーティカに深い造詣を持ったリヴァイヴァリストとして、多くの …

続きを読む>

LELA PAPADOPOULOU ‎/ SMYRNEIKA, REMBTIKA

レラ・パパドプル(1933-2009)、アテネで生まれ、子供の頃からレベーティカに親しむ傍ら、裕福な家庭に生まれ、ピアノを習い音楽教育を受けるも父の会社が倒産、ピアノをアコーディオンに持ち替え、十代の後半からステージに上がり、マルコス・ヴァンヴァカリスやヤニス・パパイオアーヌはもとより、ヴァシリス・ツィツァーニス、マノリス・ヒオティス、ザンベータス、グリゴリ …

続きを読む>

GIORGOS LAUKAS, PANAGIOTIS MICHALOPOULOS ‎/ TO 13 TO KELLI

  Originally released in 1975 囚人ケリー、番号13、というような意味なんでしょうかねえ…、鉄格子の中で、死刑を待つ男なのかも知れません。ヨルゴス・ラウカス、1919年に生まれ、自らの名を冠したレコーディングは1945年が最初だったようです。ブズーキ奏者であり作曲家として、多くの歌手に曲を提供し、伴奏者として活躍したレ …

続きを読む>

MARISA / TRAGOUDIA TIS PROSFYGIAS

“難民の歌” と題された2002年リリース作、もちろん、1922年9月の “スミルナの大火” 以降、先にオスマントルコから独立していたギリシャ国境内へ、流民として移り住んだアナトリアのギリシャ住民に関する歌だということは、ジャケット(スミルナ、もしくはイズミール港の写真でしょうね)を見てもわかるし、カフェ・アマーン風の伴奏にしても、歌にしても、実にクォリティ …

続きを読む>

go top