LEONIDAS BALAFAS / APILIOTIS

レオニダス・バラファス、1981年アテネ生まれ(両親は内陸テッサリアのカルディツァ・オリジン)07年デビューの男性SSWの2014年新作 / 4作目の2CDです。レベーティカ・ルーツをリスペクトしダイレクトな伝統回帰路線にてアコースティックかつディープなソングライティングを聞かせます。ま、故ニコス・パパゾグルーの音楽性をよりレベーティカ風味を濃くして受け継い …

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GIORGOS ALTIS / LEI I ZOI

既にレアー盤ですね!久々の再入荷です。ブズーキのヴァーチュオーゾ(クァルテート・ブズーキオン・ラストのメンバー)にしてギリシャ音楽関係の著作もあるヨルゴス・アルティスの09年セカンド・アルバムです。渋いですねえ、その歯切れよくもオリエンタルでブルージーなブズーキ・プレイ!保守本道のアレンジにおいて、メランコリックかつディープな曲想の古いレベーティカ、ライカ曲 …

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V.A. & MARKOS VAMVAKARIS / SARANTA HRONIA

Originally released on LP in 1966  マルコス・ヴァンヴァカリス、デビュー40周年を記念し(タイトルは『40年』)、ヴァンヴァカリスの手になる13曲を自身で2曲歌うほか、バグラマー奏者としても参加したと思しき1966年のオリジナル・アルバムとなります。ヴァンヴァカリス初のLP吹き込みということに。 集った歌い手は、ディミトリス …

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KATERINA TSIRIDOU / OPOU KI AN EISAI GURISE

ギリシャ大衆音楽の源となった戦前のレベーティカ〜戦後ライカの揺籃期にこだわり、ピアノ、ギターほかギリシャの弦楽器を弾きこなす才能豊かな女性歌手、カテリーナ・ツィリドゥ(1974-)の2013年作です。ブズーキ&バグラマー、ギターというレベーティカの基本伴奏において、マルコス・ヴァンヴァカリスやヴァシリス・ツィツァーニスはじめ、20世前半〜半ばの曲を、この人ら …

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VANGELIS KAZANDZIS / EXO APO TA METRA

1982年生まれ、ギリシャ中央部の地方主都、ラミアで育ち、そのラミアの交響楽団でクラシックギターを弾いていたそうですが、しだいにサズやブズーキほか、オリエントな弦楽器各種も弾くようになり、音楽教師なんかもしていたそうですが、しだいにレベーティカに傾倒。〜ということで、2010年にレベーティカ&フォーキーロック風のファーストをリリース。でこのセカンドを2013 …

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LOXANDRA / MEYHANE KAFE-AMAN

こちらも、またオスマン・トルコはアナトリアのイズミール(スミルナ)で育まれ〜“レベーティカ”と呼ばれる前から存在したギリシャ語イズミール歌謡を今日的に再現しようという試み。美人女性歌手ロクサンドラを中心に、ゲスト歌手も迎えながら、“カフェ・アマーン” スタイルと呼ばれた中東的要素の強い、即興性の高い歌唱を楽しませる純アコースティック、伝統回帰作品です。>こち …

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ESTOUDIANTINA NEAS IONIAS & YIANNIS KOTSIRAS / I SMYRNI TOU EROTA

ギリシャ伝統派の充実作をご紹介しそこなうところでした。全23曲77分収録の大作です!19世紀末から20世紀初頭にかけスミルナ(イズミール)に実在した楽団名を冠し00年代半ばに結成されたという“エストゥディアンティーナ・ネアス・イオニアス(30人編成!)” と、90年代から活躍する男性歌手、ヤニス・コツィーラスがガッチリ組んで作り上げた企画アルバム〜20世紀前 …

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GEORGE DALARAS, GLYKERIA / A TRIBUTE TO ASIA MINOR

待望の再発ですね! >こちらのアルバム “MIKRA ASIA” の収録曲&アジア・マイナー(小アジア)ゆかりの曲を全26曲グリケリアとともに歌い綴った豪華ライヴ(2003)DVDです!本来ならば、この1972年作 “MIKRA ASIA” でレコード・デビューしたハリス・アレクシーウとの共演が望ましいわけです …

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VANGELIS KORAKAKIS ‎/ OI ARCHONTES

ブズーキ奏者にして歌い手、 作詞作曲家の現役ヴェテラン、 ヴァンゲリス・コラキカス1988年のリラ盤の再プレスです! 1961年ケサラニアニ生まれのヴァンゲリス、 こちらがデビュー・リーダー作となります。 まるで、マルコス・ヴァンヴァカリスのようにも歌います。 自分は最後のレベーティスと勝手に呼んでいますが、 年下かい!ってね、… 大先輩の歌い手 …

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VASSILIS TSITSANIS & VARIOUS SINGERS / REMBETIKA, THE POSTWAR YEARS 1946-1954

英国JSPレーベルのレベーティカ・シリーズ第4弾は、阿片窟や娼家で歌われた無頼の歌謡~レンベーティカを、ギリシャの国民的な歌謡=ライカへと橋渡しすることにおいて、大きな貢献をした作曲家でありブズーキ弾き、加えて多くの女性歌手を育てるなど、プロデューサー的資質も持ちながら、もちろん自らも歌手として歌ったヴァシリス・ツィツァーニスの作品集=1946~54年までの …

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VASSILIS TSITSANIS / REMBETIKA, 1936-1940 ALL THE PRE-WAR RECORDINGS

英国JSPレーベルのレンベーティカ・シリーズ第3弾は、阿片窟や娼家で歌われた無頼の歌謡~レンベーティカを、ギリシャの国民的な歌謡=ライカへと橋渡しすることにおいて、大きな貢献をした作曲家でありブズーキ弾き、そしてソティリア・ベール、マリカ・ニーヌはじめ多くの歌手を育てるなど、プロデューサー的資質も持ちながら、もちろん自らも歌手として歌ったヴァシリス・ツィツァ …

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Book by GAIL HORST / ROAD TO REMBETIKA

オーストラリア生まれの女流詩人にしてジャーナリスト、ガイル・ホルストの名著/英語で書かれたギリシャ音楽本の中でも最高の評価を受ける『レンベーティカへの道』~にプラスして、これまたレンベーティカ入門盤として定評のあったホルストの文章に沿って選曲されたUSトラディショナル・クロスロード盤CDがドッキングして発売されました~(在庫一掃か?)それなりにお得な価格かと …

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V.A. / REMBETIKA, Have They Got Hashish In Hell ?

 同レーベルからのレベーティカ・シリーズ最終作とのことです!結局、オムニバス4CD X4作 & マルコス・ヴァンヴァカリス、ヴァシリス・ツィツァーニス VOL.1 & 2, そしてアポストロス・ハジクリストス作品集〜ということで、この最終作品で計8 x 4CD or 5CD =800曲超えの労作となりました。全部一人のコレクターが自ら集めたS …

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GIORGOS DALARAS / AFIEROMA STON MARKOS VAMVAKARIS – LIVE

ヨルゴス・ダラーラス2003年作は、レンベーティカです!20世紀初頭~アテネの港街、阿片窟や娼館で生まれたという東地中海のブルース、ピレウス派レンベーティカの巨人マルコス・ヴァンヴァカリスのナンバーを、CD2枚に渡ってカヴァーしたライヴ盤です。これは事件ですねえ…。ヴァンヴァカリスと言えば、とりあえず、ブルースで言えばロバート・ジョンソンみたいな …

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CIGDEM ASLAN / MORTISSA

 イイ、ジャケットです。 インフォでは、ロンドン在トルコ出身のクルド系女性歌手ということですが、ユダヤ教徒家系のクルド人ということになるでしょうね(ということは、ユダヤ系と言っても同じですが…、すくなくともアスランという名はユダヤ系の名前です)。学生時代からトルコ各地のマイノリティーの民謡を学び、渡英後にはシェコヨフ・クレズマー・アンサンブルで歌 …

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MARKOS VAMVAKARIS / MASTER OF REMBETHIKA

〜Complete Recordings 1932-1937 plus Selected Recordings 1938 すごいですねえ、コンプリートですよ、ギリシャ歌謡のルーツとされるレベーティカ(ピレウス派)のイノヴェイター/ギリシャ歌謡の父とも称されるマルコス・ヴァンヴァカリス黄金期録音4CD!広沢虎造やハウリン・ウルフにも似たドスの効いたしゃがれ声で …

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GAMZE CANYURT / SONGS OF ASIA MINOR, Küçük Asya Şarkıları

 “アジア・マイナー(MIKRA ASIA)” すなわちアナトリアのギリシャ側からの呼び名ということになりますが、あえてこのイスタンブール生まれの若手女性、ガムゼ・ジャンユルトが自らのデビュー作にその呼び名を冠したことの意味は、アナトリア(特にイズミール = スミルナ)からのギリシャへの帰還者達が20世紀前半に生み出した歌謡音楽、レベーティカとも親戚関係の古 …

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CAFE AMAN ISTANBUL / FASL-I REBETIKO

cafe-aman-istanbul 久々の再入荷!トルコの老舗、KALAN 制作盤です。 シブイですねえ、そこは昔からギリシャでもあり、そしてトルコでもあった土地、“ミクラ・アシア〜アジア・マイナー〜アナトリア” にレベーティカの故郷を見ようという2009年結成のギリシャ&トルコ混成男女グループのファースト・アルバムとなります。グループ名は、ずばり “カフ …

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