GLYKERIA / AKOLOUTHISA ENA ASTERI

ウワッ!なんか、とんでもない3等身イラスト・ジャケですね。松田聖子かと思いましたよ…。が、裏腹に、ややハスキーな発声が辿るギリシャ的メリスマの濃い味わいが存分に楽しめる作ですよ。近年とみにそのディープな歌い口が耳を引く、レベーティカ / ライカ / ニシオーティカ /ディモーティカ、何でも歌いこなす万能のヴェテラン女性歌手、中央マケドニアのセレス生まれのグリ …

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V.A. -OST / OUZERI TSITSANIS

去年(2014年)、ギリシャで公開され話題を呼んだ映画 “OUZERI TSITSANIS” のオリジナル・サントラCDです。二次大戦中ナチス占領下のギリシャ、テサロニキで、ユダヤ系家族のもとに生まれた娘の恋の困難を描いた映画だそうですが)、20世紀を代表する作曲家の一人(戦前レベーティカと戦後ライカ歌謡へ橋渡しをした重要人物、ブズー …

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SOTIRIA BELLOU / PRIN TO HARAMA

ソティリア・ベール(1921-1997)エーゲ海西部、エヴィア島の生まれ、1940年代初めアテネでヴァシリス・ツィツァーニスに見いだされてから後、90年代の後半まで、最も名の知れた女性歌手(レベーティサ)の一人として歌い続けた人ですね。本CDはまずはこの辺からという感じの好選曲盤。 1 Αλήτη Μ’ Είπες Μια Βραδιά 2 Λί …

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GIORGOS DALARAS, VANGELIS & VASSILIS KORAKAKIS / THALASSINA PALATIA

  親父3人、イイ感じですなぁ。〜オヤジ呼ばわり、一国を代表する歌い手に対してして礼を欠く、とか、お上品なこと言わないで下さいね。一国を代表しようがしまいがレベーティスの歌は、港街の酔いどれや荒くれのためにあったんですから、もともと。そんな心意気が、未だダラーラスの歌に宿っているからこそ、遠い日本でも人気があるわけで、その辺のカラオケ御用達歌謡(の …

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PLIRI DAXI / TRITOS DISKOS

  もう、これは渋いとしか言い様ナシ!古風な1920-30年代レベーティカ、ディモーティカ・カヴァー目白押し、しかも微妙にオルタナティヴ?2012年結成、テッサロニキのオールディーGREEKソング・バンド3作目!男女入れ替わるヴォーカルもサリゲナサ過ぎる?  

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MANOLIS LIDAKIS / AFTOS POU ANIGI TO HORO

  マノーリス・リダーキス(と、昔はラストひとつ前の母音を伸ばして発音してたのは、ま、南欧風だったのでしょうか?)の新作ですが、コレが原点回帰の朴訥レベーティカ仕様、その甘く緩い歌い口、フツーのライカPOPを歌うと、もうひとつしっくり来ないところがありましたが、硬派コンセプトの中では活き活きとした歌いまわしを聞かせる人、80年代デビュー以来、五指に …

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GIORGOS DALARAS & NIKOS PLATYRACHOS / TA ASTEGA

昨年(2015)年末ギリギリのダラーラスの新譜です! FEELGOOD RECORDS なるレーベルからの発売で、とうとう、御大ミノスを離れたか!?と、ビックリしましたが(未だ詳しいところは不明)、共同名義の作曲家、ニコス・プラティコス関係のレーベルみたいですね。ニコス某は1965年アテネ生まれ(両親のルーツはクレタ)、アテネの国立コンセルヴァトリーで作曲と …

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ILIAS GKIKAKIS, MARIA KAKOURI / REBETIKA STEKIA OPOS PALIA

*Lyrics by Marias Kakouri *Composed by Ilias Gkikakis *Songs by Katerina Albani & Royla Aravani なんと地味なCDでしょう。でも、聞けば聞くほどに滲むギリシャの街角、場末の詩情、とでもいいますか、一回しか行ったことのないアテネの曲がりくねった路地にたたずむ、 …

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TRICHORDON / THE SOUND OF OUR SOUL

コスタス・パパドプールを中心に、ブズーキ奏者、ディミトリス・クリストドゥール、スピロス・ロアニディス、スピロス・ロイシスといった名手が揃ったブズーキ・インスト&レベーティカ・アルバム!2001年の作のリプレス盤です。”我々の魂の音” いいタイトルじゃありませんか! Bouzouki – Δημήτρης Χριστοδούλου, Σπύρος …

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MARIA SIMOGLOU ENSEMBLE / MINORE MANES, Rebetika songs of Smyrna

水夫と受刑者の物語、泣き濡れた恋とハッシシュの夢、よこしまな誘惑、帰還なき追放の旅… そんな主題が20 世紀初頭ギリシャとトルコの港町のいかがわしい酒場に生まれた「レベーティカ」にはつきまとう。感傷的な恋歌と社会的な抵抗の歌と東洋の詩情にまたがるこの魅惑的なレパートリーから、港町マルセイユに住み着いたギリシャの歌姫マリア・シモグルー(地中海アンサ …

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V.A. / A GUIDE TO GREEK MUSIC

“地中海のブルース”レベーティカを中心に ギリシャ独特の大衆音楽の全貌を解明 『ギリシャ音楽入門』 選曲・解説:中村とうよう 1.Réna Dállia/ Ta Pedhia Tou Perea 2.Markos Vamvakaris/ Bouzouki Solo 3.Vasilis Tsitsanis/ Baglamas Solo 4.Alekos Kar …

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V.A. / REMBETIKA 2 , more of the secret history of greeces underground

ギリシャのポピュラー音楽の源流となった20世紀前半のレベーティカ~そのSP音源コレクション決定盤かつ廉価盤4CDボックス、再入荷しています。クロガネーゼさんのブログで取り上げられ、一部で話題を呼んでいたコレクションですが、“ギリシャのブルース”とも呼ばれる窮民街の哀歌~西アジアからの移民の歌、娼婦の歌、ハシシの歌、ギャングの歌…レベーティカを、英国の北米戦前 …

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V.A. / REMBETIKA, GREEK MUSIC FROM THE UNDERGROUND

ギリシャのポピュラー音楽の源流となった20世紀前半のレンベーティカ~そのSP音源コレクション決定盤かつ廉価盤4CDボックス、再入荷しています。クロガネーゼさんのブログで取り上げられ、一部で話題を呼んでいたコレクションですが、“ギリシャのブルース”とも呼ばれる窮民街の哀歌~西アジアからの移民の歌、娼婦の歌、ハシシの歌、ギャングの歌…レンベーティカを …

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REMBETIKA HIPSTARS / KAFENEION

>こちらで試聴可!ということで、カナダのカルガリーで活動するレベーティカ・グループです(カルガリーといえばダイナマイト・キッド!?という話はまた別の話…いや、カルガリー・ハリケーンズか)。それにしても何でまたカナダでレベーティカ?不思議だ…、ということもなくて、実は北米にはギリシャ系移民、もしくはその2世3世が、合衆国には130万人、 …

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