タイトルは『サローニキの思い出』とでも、サローニキ(もしくはサローニカ)といえば、ギリシャ第2の都市、テッサロニキのこと。アテネと同じく港湾都市で、ビザンティン帝国、オスマン・トルコ時代はコンスタンティノープル(現イスタンブール)に次ぐ都市だったそうです。ま、そんな歴史ある街にイスタンブールの音楽大学を卒業し2005年に移住したトルコ人女性歌手、ディレク・コ …
続きを読むタイトルは『サローニキの思い出』とでも、サローニキ(もしくはサローニカ)といえば、ギリシャ第2の都市、テッサロニキのこと。アテネと同じく港湾都市で、ビザンティン帝国、オスマン・トルコ時代はコンスタンティノープル(現イスタンブール)に次ぐ都市だったそうです。ま、そんな歴史ある街にイスタンブールの音楽大学を卒業し2005年に移住したトルコ人女性歌手、ディレク・コ …
続きを読むシェヴァル・サム2015年6月の新作が届きました!トルコ古典歌謡(サナート)はもとよりターキッシュ・タンゴ、アラベスクやアナトリア民謡(ハルク)、そして黒海フォークロアやミクスチュアーPOPまでアルバムごとに歌いこなしてきたシェヴァルですが、ここに来て、もう一つのステップを踏む野心作とでも言えそうな今作〜そこにはアナトリア周辺に住まう様々な人々、民俗、言語に …
続きを読む既に廃盤ですが、久々再入荷! ベルギーはブリュッセルに生まれ、家族とともにギリシャはテサロニキへ移住、その後6歳の時から歌いはじめたというソフィア・パパゾグルー、1996年にCDデビュー、本作で7作目のアルバムとなります。ダラーラス / グリケリア / エレフセリアといった歌手に信頼され、そのライヴにバック・ヴォーカルとして参加して来たというこのソフィア嬢、 …
続きを読む伝統的なギリシャ歌謡、民謡を歌い続けているアテネ生まれの女性歌手、カテリーナ・パパドプールの08年リリースファースト・アルバムです。8歳の時からコーラス・グループで歌いはじめ、ビザンティン音楽 / レベーティカ / デモーティカ / アナトリア(小アジア)音楽を学び、自らフィールドワークもして来たという才媛です。これまで様々な歌い手、作曲家、インストゥルメン …
続きを読む>こちらの後の2014 年作になるかと思います。 が、今作では、ジャズ的要素は皆無、民歌風POPナンバーにおいて、その高い歌唱力を披露してくれるのでした。透明な高域ヴォーカルを浮遊感ある節まわしで聞かせています。それにしてもハイトーン尽くし、平均的な民歌風POPの中では、かなり凝ったバッキングの中、真っ青な空を駆るような歌声を縦横に聞かせてくれ …
続きを読む★サローキ・アーギ / ラメント ハンガリーを代表するトラッド・バンド「マカーム」、またロマ系ツィンバロム第一人者バログ・カールマーンとの共演、そしてなんと言っても、ハンガリーの大人気バンド「ベシュ・オ・ドロム」の中心的メンバーとして活躍の超美形ヴォーカリスト、サローキ・アーギのソロ・アルバムが登場です。透き通るような美しい声、ほんのりかさついた艶っぽい声、 …
続きを読むOriginally released in 1994 懐かしいですねえ、90年代の半ば、ワールド・ミュージック華やかなりし頃、ギリシャ代表といえば、現地でも大ヒットを記録した本作だったでしょうか?北米アルメニアンのウード奏者にして作曲家、アラ・ディンクジアンの制作となるアルバム。久しぶりの再入荷です。やっぱり、いいですねえ、グリーク=アラビック=地中海的な …
続きを読むギリシャのハリス・アレクシーウ09年作です。スタジオ録音としては3年ぶりですが、大半の曲がハリスの自作曲~自作自演作ということになると、実に98年のアルバム以来!自作曲以外では、アルゼンチンの作曲家、グスタボ・サンタオラージャとの共作曲、ドイツのヴェテラン男性SSWや、ハンガリーのジプシー系作曲家による作品のギリシャ語カヴァーも含みます。が、どこをどう聴いて …
続きを読む★マリエム・ハッサン / サハラ、女たちの唄女性の顔をワイルドと形容するのも気がひけますが、このジャケ写!まさにワイルド&ハードボイルド!で、その歌声が、またディープかつワイルド!惚れました。…サハラの風が吹いてるぜ…。西サハラ独立運動にも関わりながら、 地元ローカル歌謡音楽をブルース化?伝統楽器とゴリゴリのエレキ・ギターを従えたこの雄姿!ワイルデストinサ …
続きを読む珍しくもトルコ出身女性歌手のギリシャ盤CD~しかもプロデュースはグリケリア!アナトリアに残り伝わったギリシャ系民謡(~それがギリシャのスミルナ派レべーティカへとつながったわけですが)や、トルコ民謡をギリシャ音楽とのつながりにおいて歌ったアルバムです。 つまりギリシャ歌謡のトルコ起源部分にスポットを当てながら、現在に再現した内容~と言っても、あえてバックトゥル …
続きを読む久々の再入荷! マリはバマコ近郊出身の女性グリオによる新録です!fbdj さんのブログで08年ベスト10入りして久しかった作ですが、やっと入荷しました!折よくMM誌輸入盤欄で、”いつものOさん”が紹介されているので、いつものように無断で参考にさせていただくと、このバコ・ダグノン、既に35年ほどのキャリアを持ち、現在、マンデカルーのメン …
続きを読むトラッド専門だった英トピックから登場したワールド・ミュージック・シリーズ~中でも注目すべきは、エジプト音楽のSP音源を集めたこのアルバムでしょう。1924年にデビューしたアラブ歌謡の女王ウム・クルスームの最初期録音はともかく、その名を聞いたこともない当時の女性歌手が並んでいます。古典音楽からポピュラー音楽が誕生しようという時代の息吹をたっぷり聞 …
続きを読むサリフ・ケイタに代表される卓越した歌の国で知られるマリ。そこに今でも息づくグリーオ(ジャリ)と呼ばれる世襲制の芸能集団の伝統~グリーオは無文字社会のアフリカにおいて歴史を語り、ことわざや教訓的な格言を歌い聴かせ、受け継いだ重用な存在/ここで紹介されるマー・ダンバはマリでもっとも尊敬されているジャリ、ババ・シソコの娘であり、世紀最高のジャリムソ(女性グーリオ) …
続きを読む美のみならず全国区でも屈指の民謡の歌い手として評価されている中村瑞希が満を持して挑んだ純シマ唄アルバム。奄美独特のかん高い三線の響き、中村瑞希の裏声を多用した明るい歌声と奄美大島北部のシマ唄スタイル=笠利(カサン)唄ならではの伸びやかな節回しのマッチングが絶妙です。 録音に当たっては歌詞にもポイントを置きました。中村瑞希は若手の中でも最も数多くの歌詞を習得し …
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