こちらでは、ブラジル以外のメキシコを含む南米大陸の音楽を扱っています。

LOS AMIGOS INVISIBLES / REPEAT AFTER ME

前作『コマーシャル』が2009年ラテン・グラミーを獲得、広く音楽ファンを魅了するベネズエラ出身の実力派グループ、ロス・アミーゴス・ インビシーブレスによる今作は、なんとラテン・ディスコ!グルーヴィーなオルガン、ジャジーなカッティング技をみせるファンク・ギター、JB’sばりのホーン・アレンジなど、オールド・スクールなファンク~ディスコへの傾倒ぶりを …

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EL HARU KUROI / CANTA GALLO

ロサンゼルスのオルタナ・シーンで大注目の熱き3人組、エル・ハル・クロイによるセカンド・アルバム。中心人物はイーストLA育ちの女性ヴォーカリスト、エディカ・オルガニスタ。ボサノバ~トロピカリア~サンバに大きな影響を受けたポリリズミックな曲想とファンタジックな歌詞世界を融合させた摩訶不思議な心地良いサウンドは一度聞いたら忘れられません!南米への憧憬と大都市ロスの …

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ANIBAL VELASQUEZ Y SU CONJUNTO / MAMBO LOCO

★アニバル・ベラスケス / マンボ・ロコ貴重な音源と豪華なブックレットでアフリカ音楽ファンのみならず、レア・グルーヴ・ファンも魅了してきた“アナログ・アフリカ”の新作は、まさかのラテン音楽!アニーバル・ベラスケスはコロンビアの北部、カリブ海沿岸の町の出身~16歳でプロ・デビューし、 1960~70年代に大活躍。当時コロンビアでマイナーな楽器と思われていたアコ …

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FLOR DEL FANGO

フランスで活動し、たった1枚のアルバム(本盤)と幾つかのシングルを残し、消えてしまったのか?と、思っていたら、>こちらで復活!サパティスタ系ラテン・ミクスチュアー・ユニット、フロール・デル・ファンゴ!その後、いろいろと登場した欧州メスティサへ〜メヒコ系ミクスチュアー・ユニットにはない面白さ、感じさせます。マリアッチ、ランチェーラ、クンビアなど、いろいろ、チャ …

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MERCEDES SOSA / LA NEGRA, THE DEFINITIVE COLLECTION

2009年10月に惜しくも亡くなった〈フォルクローレの母〉メルセデス・ソーサの『ディフィニティヴ(決定的な)・コレクション』が登場した。1935年にアルゼンチン北西部の町で生まれた彼女は、60年代にはヌエバ・カンシオーンと呼ばれる、歌を武器にした社会運動の第一人者としても人気を集め、海外にも多くのファンを獲得。生前には50枚近くのアルバムをリリースした。本作 …

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V.A. / BAZZERK PRESENT CHANGA TUKI CLASSICS, MENTAL GROOVE

南米ベネズエラの移動式サウンドシステムからはじまったバイレファンキでトロピカルなエレクトロニック・ゲットー・グルーヴ!Changa Tukiのシーンがとうとう公開!? サルサ、そしてガイタでもない、もちろんフォルクローレでもない、南米ベネズエラの90年代に、あの「パンプ・アップ・ザ・ジャム」以降に流行りはじめたローカルなエレクトロニック・ダンス、その名も「チ …

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RAUL Y MEXIA / ARRIBA Y LEJOS

メキシカン・ノルテーニョの超大御所グループ、ロス・ティグレス・デル・ノルテのヴォーカル&ベーシストであるエルナン・エルナンデスの息子二人によるエレクトロ・デュオ。別々に活動していた2人が2010年にアリゾナ州の反移民法案を強く非難するナンバー、”Todos Somos Arizona”を共同で制作したことをきっかけに活動を開始。甘いヴ …

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LOS AGUAS AGUAS / TWO, THREE KARATE MOVIES

メキシコ、ベラクルス発祥のアフロ系音楽の伝統をもつソン・ハローチョで使われる楽器や手法に、カリブ海のレゲエ、コロンビアのクンビア、そしてファンクを重ねたサウンドを展開する若手10人組による2013年作品。ホーン陣を加えたスカとクンビアがゆったりと混じる超ユルユルのレイドバック・サウンドが最大の魅力である彼ら。今作では、汚職や暴力などメキシコ社会の諸問題につい …

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LEONARDO BRAVO, MARCELO CORONEL / EL ENTREVERO

本作は、在日のギタリスト兼作曲家レオナルド・ブラーボと、独学のギタリスト兼作曲家、マルセロ・コロネルによるアルゼンチン・フォルクローレのギター・デュオ作品です。ミロンガ、チャマメ、チャカレーラ、クエカ、サンバといったアルゼンチン・フォルクローレのスタイルの伝統的な作品からコロネル、ブラーボ他の作曲による現代作品で構成されています。彼らの音楽の源である祖国の心 …

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TANGO NEGRO TRIO / NO ME ROMPAS LAS BOLAS

タンゴ・ネグロ・トリオは、アルゼンチンや隣国ウルグアイに残るカンドンベ、ムルガやブラジルのアフロ系音楽、さらにはニュー・オーリンズの音楽までも視野に入れたアルゼンチンのトリオ。ベースによるファンキーなボトム、跳ねまくる打楽器、そしてしわがれた強烈なヴォーカル(ダニエル・メリンゴ参加!)、一体これがタンゴ?ピアノや金管をこなすマルチ・インストゥルメンタリスト、 …

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CHABUCA GRANDA / LO NUEVO DE CHABUCA GRANDA

近年のヌエボ・フォルクローレの元祖(以上)みたいな存在、ソングライターが自ら歌った傑作! ペルー/クリオージャ系音楽のソングライターとして名高い女性、故チャブーカ・グランダ~自作自演の未発表曲集がリリースされました!名手オスカル・アビレスによるギター&(おそらく)名手カイトゥーロ・ソトによるカホーンのみのバックで、ややアマチュアっぽいチャブーカの歌声を淡々と …

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CHABUCA GRANDA / DEJAME QUE TE CUENTE

「フィーナ・エスタンパ」「ラ・フロール・デ・カネーラ(ニッケの花)」といった名曲の作者としても知られるペルーの貴婦人、ペルー独自のムシカ・クリオージャの大作曲家兼歌手のチェブーカ・グランダ。彼女が1968年にペルーのイエンプサ・レーベルに録音しながら、多分お蔵入りになっていた貴重録音が2007年にペルーでCD化~その『LO NUEVO DE CHABUCA』 …

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CHABUCA GRANDA Y DON LUIS GONZALEZ

チャブーカ・グランダとドン・ルイス・ゴンサーレスなるディレクター兼ギタリストとの共同名義アルバムの復刻です。多分70年代前半のDISVENSA録音では無いかと思われます。~ルイス・ゴンサーレスは“ドン”が付いているぐらいなので、この時代かなり活躍した音楽ディレクターなのでしょう。バックはルイス・ゴンサーレスのギターにヴィブラフォン、ベース、ドラム、パーカッシ …

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SILVANA KANE / LA JARDINERA

南米の最重要歌手や作曲家たち、チャブーカ・グランダ、メルセデス・ソーサやビオレータ・パラ、そしてアタウアルパ・ユパンキ、ボラ・デ・ニエベなどの名曲 / レパートリーを、ペルー出身の女性歌手、シルバナ・ケイン(ex パシフィカ)がプライヴェートな解釈でカヴァーし歌い綴った企画新作アルバムです!いわゆる“フォルクローレ&カンシオーン”の名曲が、コンテンポラリーな …

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GABY MORENO / POATALS

グァテマラ出身の女性シンガー・ソングライター、ガビー・モレーノが全曲スペイン語で歌った2012年最新作が発売されました。本作では自身の作詞作曲によるオリジナル8曲と、グアテマラのラテン・ポップス歌手リカルド・アルホーナとの共作(6曲目)のほか、グアテマラの作家ホセ・マリア・ボニーラ・ルアノ(1898-1957)の残した詩にガビーが曲をつけたものや、ラテンのス …

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MARIANA SEOANE / LA MALQUERIDA

〜ジャケ2種類出ているよーです!? 流石、モデル体型風のジャケですけど、PVちゃんと見てください、やっぱ庶民派クンビア一直線ですよ!べらんめえなハスキー&セクシー場末のスナック唱法も健在!?もマリアーナ嬢、1976年生まれというから、当年とって36歳、メキシコ~コロンビア~アルゼンチンで人気のTV女優さんでもあるそーで、あぶら乗り切ってまっせーお兄さん!お約 …

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KARENAUTAS / RECREO

アルゼンチンから摩訶不思議な弦楽団、カレナウタス。“音響派”的要素や、アギーレらコンテンポラリー・フォルクローレ勢のあとの感性をいく室内楽風伴奏に、今年話題になったメリーナ・モギレブスキー(プエンテ・セレステのマルセロ・モギレブスキーの愛娘)のゲスト・ヴォーカル(これはエルメート・パスコアルやノーラ・サルモリアの系譜)。ノスタルジックかつフューチャリスティッ …

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