何の説明もいらないキューバ音楽史に輝く大歌手、「ミスター・ババルー」ことミゲリート・バルデース。本作は1970年ごろのドミニカ共和国でのライヴを収録したアルバムのCD-Rリイシューです。曲はいずれもペペ・ロペスのナンバーで、パパ・モリーノ指揮によるフル・バンドが伴奏を担当。ドラムス入りのポップス調あり、メレンゲのリズムを用いたり、ドラマチックなボレロがあった …
続きを読む何の説明もいらないキューバ音楽史に輝く大歌手、「ミスター・ババルー」ことミゲリート・バルデース。本作は1970年ごろのドミニカ共和国でのライヴを収録したアルバムのCD-Rリイシューです。曲はいずれもペペ・ロペスのナンバーで、パパ・モリーノ指揮によるフル・バンドが伴奏を担当。ドラムス入りのポップス調あり、メレンゲのリズムを用いたり、ドラマチックなボレロがあった …
続きを読む没後30周年ということに?〜昨年夏マレイシアで封切られた映画 (TVドラマの映画化?前編後編で4時間)”SALOMA” の出演俳優をジャケに配してのサローマ・トリビュートCDとなります。映画自体がどんなものだったのか、詳しいことはわかりませんが、youtubeで断片的に見る限り、サローマの人生と音楽を描いた伝記的映画と察せられます(音 …
続きを読む2000年代始めにユニヴァーサル・インドネシアからソロ・アルバムを出していた実力派女性歌手ボニータがセンターを務めるバンド名義の2014年作。バンド・メンバーはギター、パーカッション、ソプラノ・サックスの3人、AORを基調にアクースティック・ギターで軽やかさを加えたサウンドで、ボニータの清々しい歌声が見事に引き立っています。UKソウル風味のあるポップなメロデ …
続きを読む「エゼキエル」は旧約聖書に登場するバビロン捕囚時代の預言者の名前。タランティーノ映画『パルプフィクション』でサムエル・ジャクソンが殺人の前に必ず読む聖書の文句がエゼキエルの章だったり。1993 年中部フランス、トゥールで結成されたトリップ・ホップ/ダブのバンド、エゼキエルは20 年選手にして10 枚のアルバム、大規模でグラフィックなライト・ヴィデオ・サウンド …
続きを読むトゥールーズの人です。「パヴォ(pavot)」とは芥子(けし。アヘンの原料)で、「けしよ永遠なれ」はその名だけでサイケデリックです。ハープシコード、ヴィンテージ・シンセサイザー、ファズ・ギター、テープレコーダーがサウンドの要ですから、けしよ永遠なれ、イチゴ畑よ永遠なれ、モクレンよ永遠なれ、とトリップへの誘い12曲。Born Bad Records から(サプ …
続きを読むサンバ、パゴーヂ、ボサ・ノヴァ、ブラジル音楽を解体してみせたエストゥダンド(学習)・シリーズなどエクスペリメントで奇抜なブラジル音楽を代表する存在のトン・ゼー。新作が届きました。世代やカテゴリーを超えて意欲的にコラボレイト、ブラジル音楽という銀河の中、自らも光を放ちながら交信し旅するという作品。ミルトンやカエターノといった大御所からクリオーロやキコ・ヂヌッチ …
続きを読む☆フロー / 愛と、他のもう戻らないもの 幅広いヨーロッパ音楽の伝統と先進を加えたイタリア人歌手がデビュー! イタリア・ナポリを拠点とする新興レーベル〈Agualoca Records〉が、注目の若手女性歌手を紹介してくれた。いまイタリアで注目を浴びている女性歌手フローはビリー・ホリデイ、エリス・レジーナ、アマリア・ロドリゲス、セザリア・エヴォーラといった …
続きを読むテッサロニキ生まれの男性SSW、1959年生まれのヴェテラン、サナシス・パパコンスタディヌウ / デビュー作は1992年リリースでした。この新作が13作目になるそうです。自らブズーキやバグラマーといった伝統楽器を作ってしまうというくらいですから、昔はトラッド系の自作自演歌手と心得ていましたが、00年代に入って少しづつ変化し、辿りついたのがこのスタイルR …
続きを読む←ジャケ違い同内容!Sunny Ade & E.Obey とともにジュジュ三羽烏と呼ばれたアダワ・スーパー・キングことデレ・アビオドゥン久々のオススメ盤です!1978年のヒット・アルバムのオリジナル復刻、充実しています!〜ジグザグしたフレーズを繰り返すツイン・リズムギター&スライド・ギターも聞かせるリードギターが中空を舞い、そして、ベース&トーキング …
続きを読むThe Kabyles, an Algerian Berber people representing one of the oldest Northwestern African civilizations, hold poetry and music in high esteem. The music presented here is used in …
続きを読む2011年作、7弦ギター対決、というか、対話というか。ブラジリアン・ギターマニアは必聴!ですね。 1. Flor das Aguas (Marco Pereira) 2. Choro Bagual (Rogerio Caetano) 3. Beija-Flor (Doug de Vries) 4. Choro pra Yamandu (Lalao) 5. V …
続きを読むYolk レーベルからの新譜。ダンスホールよりもモーリス・ベジャール・バレエ団に似合いそうな、ヴィルツオーゾ・バスク・アコーディオン(ディディエ・イツルサリ)とブロー隊:トロンボーン(ジャン=ルイ・ポミエ、Yolk 創始者)、トランペット(ジェフロワ・タミジエ)、チューバ(フランソワ・チュイリエ)のクアルテット!アコーディオン好きの方はその音楽、推して計るべ …
続きを読む先にセカンドが国内配給された1982年リスボン生まれのファド女性歌手、クーカ・ロゼータの2011年ファースト・アルバムです。有名政治家の孫娘に生まれながらも、カーサ・デ・ファド(ファドハウス)通いし、若くして歌い手として迎えられることに。そんな中、才能を認められ『血の婚礼』や『タンゴ』といった映画で有名な映画監督カルロス・サウラの作品“Fados” …
続きを読むインドネシア人とコロンビア人で構成された多国籍グループ、SOLプロジェクトの2007年作。インドネシアのヒット曲をラテンのサウンドで演奏してしまおう、というのが彼らのテーマ。70年代のリント・ハラハップ楽曲からニニ・カルニーナのダンドゥット「Gentingnya Pacarku」、パンク・バンドのネトラルの楽曲まで、様々なヒット・ナンバーを素材にサルサやアフ …
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