戦後のアラブ歌謡の新しい動きを象徴するのが、レバノンにおける新世代の登場だった。アラブ歌謡の中心地はエジプトのカイロ。でもそこに割り込んできたのがレバノンのベイルートで、名花ファイルーズをはじめ、たくさんの新世代歌手たちを登場させ、シーンを賑わせた。 そしてファイルーズとともにそんな時代を象徴した歌姫が、このサバハだ。ポップなファイルーズに対して、サバハはコ …
続きを読む戦後のアラブ歌謡の新しい動きを象徴するのが、レバノンにおける新世代の登場だった。アラブ歌謡の中心地はエジプトのカイロ。でもそこに割り込んできたのがレバノンのベイルートで、名花ファイルーズをはじめ、たくさんの新世代歌手たちを登場させ、シーンを賑わせた。 そしてファイルーズとともにそんな時代を象徴した歌姫が、このサバハだ。ポップなファイルーズに対して、サバハはコ …
続きを読む重層する文化・歴史をもつトルコ音楽。ターキッシュ・ジプシーからアメリカやヨーロッパで活躍するトルコ人演奏家までを揃えるイスタンブールの先鋭レーベル、ダブルムーン。古典楽器を使ったトラックを現在のエレクトロニック・ミュージックと融合する注目プロジェクトの第2弾。DJスプーキー、ニコデマス、アルカリカなどアメリカ~ヨーロッパ~トルコから豪華なクリエイターが集めら …
続きを読むいい、ジャケです。 インフォでは、ロンドン在トルコ出身のクルド系女性歌手ということですが、ユダヤ教徒家系のクルド人ということになるでしょうね(ということは、ユダヤ系と言っても同じですが…、すくなくともアスランという名はユダヤ系の名前です)。学生時代からトルコ各地のマイノリティーの民謡を学び、渡英後にはシェコヨフ・クレズマー・アンサンブルで歌ってい …
続きを読むドラマティックな曲想、ディープにメリスマティックな熱唱で、ターキッシュ・ポップ・シーンのスター歌手の座を保つフンダ・アラル06年作です。NEO ロマンティック風の八代亜紀 !? とでも言えるでしょうか…(言えないかも知れませんねえ)、プログレ〜ユーロ・ロック風のバックも聞きものです。こーゆーの聴きながら、激しく降りしきる雨の夜、甲州街道とか、悲壮 …
続きを読むトルコ音楽のいまを担う偉大なジプシー音楽家ブルハン・オチャル。近年ではトルコのダブルムーンの看板アーティストにもなった。このアルバムはその彼が1997年に独ネットワーク社に残したセカンド・アルバムだ。近作とは違った生楽器のみの伝統アンサンブルで『スルタン(イスラーム社会の君主)の隠し扉』の向こうにあるハーレムをテーマにしている。ハーレムへの歓迎の曲にはじま …
続きを読むトルコ音楽のいまを担う偉大なジプシー音楽家ブルハン・オチャル。近年にはダブルムーンの看板アーティストになった。本作はそんな彼が2000年に独ネットワーク社に残した名作アルバム。生楽器のみの伝統アンサンブルでキャラヴァンサライを描き出している。シルクロードをラクダをつれて旅する商人が、我が身とラクダを休める、かつてトルコに存在した宿場。そこに隊商が到着し数日過 …
続きを読む♢ パリッサ『ペルシャ古典音楽の現在』 故小泉文夫先生も感動されたという、イラン古典声楽の女性歌手・既にヴェテラン=パリーサの新作2枚組、登場です。現在のイランでは、その存在自体が禁じられているという女性の歌い手として、このパリーサも日本やフランス、そしてドイツ等で録音を行って来たわけですが、本作もドイツのワールド系名門レーベル=ネットワーク社からの2作目と …
続きを読むトルコ出身、長らくヨーロッパで活動したジプシー系打楽器奏者=ブルハン・オチャルの欧州録音/1994年に制作された原点的アルバムです。ジプシー系の 腕利きミュージシャンを集め、トルコに伝わるジプシー・ルーツと正面から向き合った作品。とはいえ、ブルハンのパーカッションが独特のグルーヴを生み出す 様は、現在の彼の音楽性に直結してますね。
続きを読むレアグルーヴ・シーンのヴァスコ・ダ・ガマとも噂される 驚異の新興レーベル<ファラウェイ・サウンズ>から、 イスラム革命前イランのヴィンテージ音源をしゃぶり尽くす 好シリーズ「革命前イランのファンク&ポップ・サイケデリア」の 最新にして最終章が到着! ファインダーズ・キーパーズやサブライム・フリークエンシーズなど とも共振しながら、独自の視点でアジアの更な …
続きを読むう〜ん、やってくれますねえ、DUST-TO-DIGITAL !! 当方が2年前にCDRとしてリリースしたこちら “KOUTOUBIAPHONE” と同じ曲も収録されていました。というわけで以下、当方の作ったCDRとまったく同じコメントを繰り返させていただきます。<<…もう多くは語りません。裸のベルベル音楽~大道の遊芸、語り …
続きを読む1960〜70年代のイエメン 45RPM VINYL コレクションCD!で、イエメンって、女性が歌っちゃダメとなったのはいつからか?少なくともこの7インチ盤コレクションには女性の歌も収録されていますね。ウード弾き語り、もしくはウード重奏&簡易な打楽器による伴奏で、多くは男性歌手が歌い綴るイエメンの伝統歌謡世界(曲により応答形式で男女コーラスがつきます)〜アラ …
続きを読むUSニュージャージーで生まれたアルメニア系ウード奏者による、ウードの名工 Emmanuel Venios (Greek, active Turkey, Folegandros 1838–1915/16 Istanbul)〜通称 MANOL (‘the Stradivarius of the old’) 1907年制作ウードによるソロ …
続きを読む“アジア・マイナー(MIKRA ASIA)” すなわちアナトリアのギリシャ側からの呼び名ということになりますが、あえてこのイスタンブール生まれの若手女性、ガムゼ・ジャンユルトが自らのデビュー作にその呼び名を冠したことの意味は、アナトリア(特にイズミール = スミルナ)からのギリシャへの帰還者達が20世紀前半に生み出した歌謡音楽、レベーティカとも親戚関係の古 …
続きを読む「ワン・マン・パーカッション・オーケストラ」「トルコ・ドラムの帝王」などとも評されるターキッシュ・ジプシー音楽家のブルハン・オチャルの2006年作です。ブルハンが中心となり活動しているイスタンブール・オリエンタル・アンサンブルはアクースティックなアンサンブルによるトルコのジプシー音楽を追求して来ましたが、本作ではトルコだけでなくアラブ音楽の器楽奏者精鋭も参加 …
続きを読む“メロディの騎士”の異名をもつエジプトのシンガーカレム・マフムード(1922~1995)。幼少のころからその声に注目が集まり、7歳でサイード・ダルウィッシュやアブドゥル=ワハーブのレパートリをうたっていたと伝えられています。その後、順調に歌手、そして俳優の道に進みました。からっとした声色ながらねっとりとしたコブシを聴かせる方で、本作はいくつかの時代から収録さ …
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