VOULA SAVVIDI / KAINOURGIA ROUCHA

作曲はタソス・グルス、作詞はイリアス・カツゥリス、ソドリス・ゴニスほか、1994年リラからリリースされたヴーラ・サヴィディ数少ないアルバムの3作目。変わらず、オーソドックスながら、ディープな持ち味が光ります。   1 Καινούργια Ρούχα 2 Τις Νύχτες Που Σε Περιμένω 3 Θα Γίνω 4 Τα Λάθη Μου 5 …

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JULIEN GASC / L’APPEL DE LA FORET 

ex.ステレオラブのジュリアン・ガスクの2020年リリース作。フレンチ・ロリータな女声ヴォーカルもフィーチャーしつつ、脱力ダンディズムに彩られた、ゆるふわローファイ且つサイケなオルタナ・テクノ・ポップで、独特の存在感を示してくれています。それがまた、60年代後半から70年代前半のMPBとかにも通底していくような、不思議な時空の歪みを発生させるアヴァンなレトロ …

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ANGELA ORFANOU‎ / GYNAIKA ODYSSEAS

アンジェラ・オルフェヌ、2015年のデビュー作、というか、今のところ自ら歌ったアルバムは本作のみ、スパルタ生まれで、たぶん30代半ば頃の作でしょうか?アテネのヘレニック音楽院で学んだ作曲家で、TVドキュメンタリーや演劇の世界で活躍して来た模様。普段はコロピ在、ブドウ栽培に従事しているそうです。 というよーなことはともかく、こんなにバランス良いライカ、フォーク …

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HRISTOS TSIAMOULIS ‎/ DODEKAORTO

フリストス・ツィアムリス〜1961年アテネ生まれのヴェテラン作曲家、歌い手にしてギター&ウード奏者。もともと名門トラッド・グループ〜ディナミス・トゥ・エゲイオ(“エーゲ海軍”を名乗る3人組)のメンバーとして85年にデビュー、92年よりソロ活動も展開しています。エーゲ海のニシオーティカ(島唄)や、ギリシャ各地のディモーティカ(民謡)、ビザンティン音楽にも造詣が …

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KOSTAS KOLLIAS / O HRYSOS DISKOS

  BEST COLLECTION 1 Έρωτά Μου Αγιάτρευτε(1980) 2 Οι Καρδιές Που Αγαπάνε (1977) 3 Εσύ Είσαι Τα Καράβια Μου (1976) 4 Πεθαίνω Για Κείνη (1980) 5 Αν Σε Χάσω (1976) 6 Είσαι Εγωίστρ …

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MARIA THOIDOU, SOKRATIS MALAMAS ‎/ TIS NYCHTAS TA MAKRIA MALLIA

ギリシャ音楽、現代音楽、そして、クラシック音楽にも通じたテッサロニキはテッサリア大学の音楽教師、マリア・ソイドゥの3作目ですね。その端正で透明な歌声は一部のユーロ・トラッド・マニアからプログレ好きまで、地味な人気を誇っているわけですが、94年のアルバム・デビュー以来、2016年までに5作のアルバムをリリースしているものの、多くは入手困難。中でも、1989年デ …

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THOMAS DUTRONC / FRENCHY

80年代末から活動開始(ex Les Enfoirés, Sol En Si)、07年のソロ・デビュー以来、6作目となる本作〜ジャンゴ・ラインハルト信奉者であるところの仏ギタリスト&ヴォーカリスト、トマ・デュトロンの2020年作がなかなかスゴイことになっています。大スタンダード集なんですが、ビリー・ギボンズ !! イギー・ポップやユン・サン・ナ、ステイシー・ …

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STRATOS DIONYSIOU ‎/ O LAOS TRAGOUDI THELEI (The People Want a Song)

ギリシャ、ナイトクラブ系歌手〜最後の帝王!?ストラトス・ディオニシウ(1935-1990)、とうとう6枚組CDベストの入荷!1枚目から6枚目へと、新しい録音から古い録音へ、収録曲が並んでいる模様。 CD 6枚分もこんな眼差しのオヤジの歌を聴きたくない!という気持ちもわかりますが…。 で、改めまして、ストラトス・ディオニシウ(1935-1990)、両親はアナト …

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TÊTES RAIDES ‎/ 30 ANS DE GINETTE

ポスト・パンクの時代が生んだシャンソニエの一人、とでも、言っていいんじゃないでしょうか? ジャック・ブレルとジョルジュ・ブラッサンスにインスパイアされ音楽活動を開始したという、クリスチャン・オリヴィエが率いるグループ、テット・レッドの30周年ベスト2CD! CD 1 1 Je 3:20 2 Zigo 5:14 3 Guignol 4:48 4 Fragile …

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GAEL FAYE / LUNDI MECHANT

  1982年、ルワンダ人の母、フランス人の父のもと、東アフリカはブルンディの生まれ、マルチニックの詩人エーメ・セゼール(1913-2008)を敬愛するSSWにしてベストセラー小説家、ガエル・ファイユの3作目となります(初作は>こちら 2作目は>こちら)。細部に東アフリカ的な音感が散りばめられもするPOPなバック、そして、諦観と希望が相半ばするよう …

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LES OGRES DE BARBACK ‎/ CHANTER LIBRE ET FLEURIR

1994年グループ結成から四半世紀を経た区切りとして、19年末にスタートした25周年ライヴ・ツアーの記録、コロナ禍により2020年春に中途中止となってしまったものの、オリジナルメンバーの4人兄弟姉妹(フレッド、サム、アリス、マチルド・ブルギエール)の歌声、バンジョー、チューバ、アコーディオン、ダブル・ベースによるレ・ゾグル・ドゥ・バルバックならではの “シャ …

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CUCA ROSETA / MEU

人気新世代ファド歌手の最新作〜 のびのびとした歌声が持ち味の若手女性ファド歌手:クーカ・ロゼータが2020年にリリースした作品。今回は彼女の作詞作曲によるオリジナル・ナンバーによって構成されており、彼女自身も『これまでの中で最も自分自身の真実に近い非常にパーソナルな作品』とコメントしています。ポルトガル・ギターやアコーディオンと共に歌い上げられる軽やかなファ …

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KRONONAUT

ギタリスト、レオ・エイブラハム(ブライアン・イーノほかと共演歴)と、ドラマー、マーティン・フランス(ニルス・ペッター・モルヴェらと共演歴)によるアブストラクトなサイケ・ジャズ 〜インプロ・アルバム、と、一応。 Leo Abrahams: Guitar Martin France: Drums Tim Harries: Bass (2, 4, 5, 6, 8) …

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BOSSARENOVA TRIO / ATLANTICO

Bossarenova Trio 〜Paula Morelenbaum, Joo Kraus & Ralf Schmid   リオ生まれの女性歌手パウラ・モレレンバウム(ジャキスの妹さん)と、ドイツのトランペッター、ジョー・クラウス、そして、やはりドイツのピアニスト、ラルフ・シュミットによるボサノーヴァ・トリオ、13年のファースト以来7年ぶり、久々の …

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