QUEEN SALAWA ABENI / RECOVERING

全然音沙汰なく、過去の人になってしまったのか?それとも、引退してしまったのか?とも訝っていましたが、1961年生まれ(歳下じゃん!)ということで、未だ還暦前、この人の地力、加えて “ワカ” という1枚看板を背負ったサワラ姉さん(?ほかにあんまり歌い手を知らないので、結局、50年代から派生したという都市のヨルバ系女声打楽器音楽 “ワカ”は、その圧倒的なタタミか …

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NARMINE DUCAP / SEGAS INSTRUMENTAUX

レユニオン版レスポール!というか、インド洋のトリオ・エレトリコ?セガのリズムに乗って軽快なトーンでピンクのストラトキャスターを奏でるナルミン・デュキャップの1966~76年録音集2CDです(CD2には近年のソロ演奏も収められました)。50年代はロックン・ロールを演じていたそうですが、60年代になりそのクリアーなトーンのエレキ演奏でセガのインストゥルメンタル・ …

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Ahmoudou Madassane -OST / ZERZURA

Zerzura (Original Soundtrack Recording) by Ahmoudou Madassane   サハラ砂漠の奈辺、宝の山に囲まれ、いにしえの王と女王が眠り続ける”ゼルズーラ”という幻のオアシスが存在する、という古くからの言い伝えをモチーフに、ニジェールに育ったトゥアレグの若者が “ゼルズーラ& …

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IDORISSA DIOP / L’AVENTURIER

  大ヴェテラン、イドリッサ・ジョップ 2018年末の新譜です! ユッスーはじめ、オマール・ペンやイスマエル・ロー、 キネ・ラムほか、セネガルPOPのンバラ系ヒット曲を カヴァーしたアルバムです。 イドリッサ(イディー)・ジョップに関しては、 以下をご参照!? >☆無断リンク陳謝&感謝!

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FALLOU DIENG / NAMONALENE

ファロー・ジェン、なんだか久しぶりですねえ、 ずいぶん親父になってしまいました (昔はサングラスのジャケとか、 結構カッコイ若者でした〜UK STERN’S CDあたり)。 ま、誰だって歳を取るわけですから、 ひとのこと言えません。 で、1曲目、ちょっと緩めのヴォーカルが (何を狙っているのか不明ですが…) この人らしからぬ感じがした …

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ARCHIVES DE ROBERT ARNAUT, LE GRIOT BLANC

1929年生まれで、2013年に亡くなったラジオ・フランスのパーソナリティ/プロデューサー/ジャーナリストのロベール・アルナウ。“白いグリオ”とも称されたという彼は、西~中央アフリカ諸国を巡り、フィールド録音を行ってきました。本作は、そのアルナウへのアフリカに関するインタビューを中心とした録音を収める3枚組。ところどころにフィールド録音も挿入していますが、フ …

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HAMA / HOUMEISSA

Houmeissa by Hama 西アフリカはニジェールの “TRADITIONAL ELECTRONIC DESERT FOLK SONGS” だそう…。要するに、トゥアレグ音階に調律された(?)90年代初頭の YAMAHA のシンセ一つで紡ぎ出された砂漠のワンマンバンド、とでも言うか? 実にイイ味出しているじゃないで …

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GINO SITSON / ECHO CHAMBER

カメルーン出身、在ニューヨークの超絶ヴォーカリスト、ジノ・シトソンの2019年作。「エコー・チェンバー」は残響室のことであり、近年では意見が増幅される「エコー・チェンバー現象」の語もよく用いられるようになっていますが、本作での文脈は、チェロ、ヴィオラ、クラリネットのチェンバー・ミュージック系トリオがバックを担っているということになるのでしょう。個性的な即興ス …

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V.A. / KETAS DA BANDA

アンゴラがポルトガルから独立したのは1975年、が、その後は内戦が勃発、02年に一応の休戦協定が締結されるまで(1961年のアンゴラ独立戦争から)約40年もの間、国として混乱が続いたことになります。音楽どころではなかった、というようなことは以前にも触れたかと思いますが、とはいえ、その40年間にもライヴやラジオを中心に音楽がやむことはなかったわけで(レコードは …

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