TARAF DE HAIDOUKS & KONKANI ORKESTAR / BAND OF GUPSIES 2

ルーマニアのタラフとマケドニアのコチャニ。ジプシー音楽界をリードしてきた二つのバンドは、10年前に一度、部分的にコラボしたアルバム『バンド・オブ・ジプシーズ』を作ったことがあるが、今回は遂にガップリ四つ!。クラシックに挑戦するなどいろんな実験を通してジプシー音楽のフロンティアを開拓してきた彼らが、今改めて基本に立ち返ってジプシー音楽の王道を極めんとすれば、ど …

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YONA & ORKESTERI LIIKKUVAT PILVET / VAIKKA TAKEE KIPEEAA, EI HAITTAA

フィンランド女性歌手とそのバンド“流れる雲”のサード・アルバム2012年作です(~中野のHさんに教えていただいたCDです)。1984年生まれのヨナことヨハンナ・ロウヒヴオリはオーストリア生まれで、ヘルシンキ育ち、2010年にCDデビューし、すぐに人気歌手となり、順調にキャリアを重ねているそう。で、ラップやレゲエ、タンゴ、ジャズ、カントリー等を取り込んだPOP …

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LETICIA PERSILES / AS CANTAS DE AMOR E SAUDADE

それにしてもイイ感じのジャケですね!ロック・バンド、マナカーの女性ヴォーカリスト初のソロ作は、バンドでのサウンドとはまったく趣の違うSSWマナーのアコースティック・アルバム。共同制作、アレンジャーとしてアコーディオン奏者のトニーニョ・フェラグッティがクレジットされており、フラメンコ・ギターを弾くアラン・アルバスやコントラバスのグト・ヴィルチらによるアコーステ …

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IGNACIO DE LOYOLA BRANDAO, RITA GULLO, PAURO MELO Jr. / SOLIDAO NO FUNDO DA AGULHA NO NO no fundo da agulha

サンパウロの女性歌手リタ・グーロが、父であるイグナシオ・ジ・ロヨラ・ブランダン(短編作家でありジャーナリスト)の文章と、写真家パウロ・メロJr.による大判ブックとともに発売したCD。映画『ジルダ』のテーマである”Amado Mio” に始まり、メルセデス・ソーサが唄った”Alfonsina y el mar”、 …

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KILTIR / TARADITIONAL MEM

レユニオン、闘士肌のノノことジャニック・アイルマン率いる7人組伝統芸能集団、キルティール(=クレオール語でカルチャーを意味し、1997年に結成)の新作です!ハチロク系パーカッション・アンサンブルのみの伴奏によるマロヤ・スタイルにおいて(この打楽器重低音録音はなかなかOK、エンジニアの勝利?)、拳を振り上げるような勇壮果敢なヴォーカル&コーラスが楽しめます!戦 …

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LA PEGATINA / VIA MANDARINA

ラ・ペガティーナの08年作!ルンバ・カタラーナ(フラメンコとジプシー音楽を融合したカタルーニャ音楽)をベースとした、ストリート系ミクスチュアー音楽ユニットです。男女ヴォーカル&フラメンコ・ギターとアコーディオン&パルマ(手拍子)が小気味良く絡みます。前作はマヌ・チャオが参加していましたが、今作はブラジルからのゲストが参加~バルセロナ、メスティーソ系現行音楽を …

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MUYAYO RIF / CONSTRUMON

マヌ・チャオのラジオ・ベンバ・サウンド・システムのベーシストにして、チェ・スダカらを送り出したガンビートがプロデュースする新たなバンド、ムヤヨ・リフ10年初アルバム。三人のホーン隊とエンジニア、マネージャーまでメンバーとしてクレジットされた大所帯10人組です。これもまた元気なラジオチャンゴ系ですねえ。パンク、レゲエ、スカ、ルンバ、サルサなどを自由にミックスし …

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V.A. / RUMBA EN CATALA

スペイン東部カタルーニャで、キューバ音楽に影響を受けて生まれたシンプルな4/4拍子のフラメンコ、ルンバ・カタルーニャの代表曲を新旧16曲収録。もちろん一曲目(そしてラストも)はルンバの王様ペレ。バルセロナの人気10人組zLos Manolosや、ミクスチャー系バンドSabor de Gracia、マジョルカ島のOssifar、早世の歌手Gato Perezま …

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TAO RAVAO & VINCENT BUCHER / VAZO

マダガスカルのトラッド・アーティスト=タオ・ラヴァオ(ヴァリハ / カボシー / クラール / ラップスティール他&ヴォーカル)と、ブルースハープ奏者ヴァンサン・ビュシュの共演アルバム2作目ということで、ほかドラムス&ベースも参加し、このふたりならではのアコースティックなマダガスカル・ブルースを聞かせてくれます!奇妙かと思うとそーでもない、マダガスカルらしい …

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BARBARA / INTERPRETE BRASSENS, BREL, MOUSTAKI, BARBARA…1955-1961

バー・レクリューズ時代の録音から、ブラッサンスやブレル、ムスタキといった先達の歌をレパートリーとした50年代後半の録音集〜そして、自らのオリジナルを歌う60年代初めの録音まで、異才を放つシャンソン女性歌手、バルバラが一番良かった初期録音3CDベスト、ということになります! CD 1 BARBARA – PREMIERS ENREGISTREMEN …

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SAGARROI / BALEIKE

フェルミン・ムグルサの弟で、コルタトゥやネグ・ゴリアックといったバンドでフェルミンと活動を共にしてきたイニゴ・ムグルサ。彼が現在率いるユニットで2006年の夏には日本ツアーも敢行したサガロイ、06年リリースの4作目となるアルバムです。スカ/パンクを拠り所にクンビアやメレンゲ、メキシコ音楽、あるいはルンバ・カタラーナなどのラテン要素を散りばめた音作りは、フェル …

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ABOU DIARRA / SABOU

“サブー” とはバンバラ語で原因理由を示す接続詞だそうですが、日本語で言えば “だから” みたいなものでしょうか?ワスルの狩猟集団の血を引き、母親が伝統音楽歌手というアブー・ディアラが率いるカマレンゴニを中心とした10人からなる完全生音アンサンブル&女性コーラス・アルバム、こちらが欧州盤セカンドとなるそうです。いかにもバンバラらしい、その気張らないハイトーン …

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ALIREZA GHORBANI & DORSAF HAMDANI / IVRESSES LE SACRE KHAYYAM

1972年、イランの首都テヘランに生まれたアリー・レザ・ゴルバーニは、西洋のクラシック音楽を学ぶ一方で、国宝的古典歌手、モハメド・レザ・シャジャリアンに師事~99年にはイラン国立オーケストラのヴォーカリストに抜擢され、イランを代表する新世代歌手のひとりと目されています。本作ではそんな彼が、チュニジア出身でアラブ古典音楽をうたう女性歌手、ドルサフ・ハムダーニと …

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ALI REZA GHORBANI / LES CHANT BRULES

アリー・レザ・ゴルバーニは1972年、イランの首都テヘランに生まれ、幼少のころからクルアーン(コーラン)の詠唱を行ない、テヘラン大学では西洋のクラシック音楽を学んだそう。その一方でイラン古典音楽の〈国宝〉モハメド・レザ・シャジャリアンに師事し、99年にはイラン国立オーケストラのヴォーカリストに抜擢されました。古典音楽だけでなくイランを代表する新世代の歌手のひ …

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