TERESA DE SIO / TUTTO CAMBIA

昨年のリリースCDですが初入荷!南イタリア~ナポリの生まれ / 元ムジカノヴァの女性歌手だったヴェテラン人気女性SSW=テレサ・デ・シオ56歳、熟してます。4年ぶりの新作です。少しばかり嗄れたアクのある歌い口で、地中海の女のディープな情歌、ほとんど演歌?少々ロックでフォーキーな、気合いの入ったナポリターナを歌い綴ります。ヴェテランらしい余裕も感じさせる奔放な …

続きを読む>

AMALIA RODRIGUES / EN ESPANOL

〈ファドの女王〉アマリアの隠れたトレイド・マークになっていたのがスペイン語のナンバー~1945年の初録音からスペイン語曲をとりあげ、一徹なファド通たちからは批判を浴びながらも、ことあるごとにレパートリーに加えて来たという経緯があります。本作はそんなアマリアが残したスペイン語歌曲を集めたユニークな編集CD。初期に得意としたポップなフラメンコから、メキシコ歌謡黄 …

続きを読む>

YAMAGATA TWEAKSTER / 山形童子

Dick El Demasiadoとイ・パクサが2012年末に炊きだしの夕飯のために並んでいる列で邂逅? 90年代の渋谷系アナログ盤を集めたり、ブランド品のファッションを着たりとそれなりにリッチなムーブメントだったのだなあと改めて思うのだよ、2012年の韓国ホンデ系インディーズを聞くと。ライブのない日は装飾を施したリアカー(Groove Guruma)でCD …

続きを読む>

GETATCHEW MEKURIA & THE EX & FRIENDS / Y’ANBESSAW TEZETA

エチオ JAZZ 伝説の巨人、サックス奏者ゲタチュー・メクリアの奇跡の新作2012年のクリスマス・プレゼントです! 前作同様にオランダのヴェテラン・パンクバンドTHE EX+ホーン隊がバックアップし、彼らとともにヨーロッパのジャズフェスに出演したゲタチューが、その創作意欲を保ったままオランダとアジスのスタジオに入って完成させました。当年76歳、音楽生活65周 …

続きを読む>

V.A. / BLACKCELONA

“A collection of soul & funk music from the city of Barcelona”という副題とおり、これまでメスティーソ系に隠れて紹介されずにいたバルセロナのブラックミュージックを16組も集めたコンピレーション盤です。JBスタイルやP-ファンクのUS系のブラックミュージックだけでなく、 …

続きを読む>

V.A. / LUNAPARK, THE SOUND OF RUSSIA TODAY

やっぱりウォッカの国ロシアだけあって、酒とタバコとドラッグとケンカでしょうかね。全編熱〜いロックです。話題のバルカンビーツやエスニック系は一切抜き、セクシー系アイドルもなし、ここまでこだわるかなあ〜とくらいギター&ピアノの硬派なロックにこだわりまくった19組を収録。と言っても80’s New Wave調、ニューロマンティック調、ダークサイケデリア …

続きを読む>

YOM & WANG LI / GREEN APOCALIPSE

クレズマー・クラリネットの新王ヨムの前作から一年おかずの新作は、在仏中国人口琴奏者ワン・リーとの生々しい共演作。題名の「緑の黙示録」とは農薬と化学飼料を大量に用いたことによってブルターニュの海浜に大量発生した、猛毒ガスを出す緑藻を指すようです。なんとなくナイト・シャマラン監督の映画「ハプニング」を思い出させます。ジャケットの、緑に覆われた不気味な無人の都市は …

続きを読む>

AMALIA RODRIGUES / NO CANECAO

〈ファドの女王〉アマリア・ロドリゲスが祖国ポルトガル以外でもっとも長い期間を滞在し、はじめての録音まで残した思い出の場所がブラジルのリオ・デ・ジャネイロでした。そんな彼女にとって第2の故郷とも言える土地で1972年に録音されたライヴ音源が本盤~アマリアは代表曲とともにブラジルで親しまれたナンバーも熱唱。聴衆は手拍子と割れんばかりの拍手、さらには大合唱でそれに …

続きを読む>

AMALIA RODRIGUES / GOSTAVA DE SER QUEM ERA

1980年、60代に達した〈女王〉アマリア・ロドリゲスがいまだ創作意欲を失ってないことを世界中のファンに知らしめたのがこのアルバムでした。アマリアはここですべての歌詞を自作し、シンガー・ソングライターとしての側面を披露~自身のファド哲学や死、そして愛を主題にした歌詞を、ドラマティックな、また軽やかな旋律にのせて、円熟した歌声で聴かせてくれました。全10曲中7 …

続きを読む>

DU BARTAS / EN CONTRA TA PEL

本作がサードとなるデュ・バルタスは、このオクシタン・ムーヴメントの中心人物の一人ローラン・キャヴァリエが率いるグループです。オクシタンの吟遊詩人らが残した詩を、ザブンバやアコーディオン、パンデイロなどブラジル北東部風味をプラスして巧みなコーラス&演奏を聞かせるお馴染みのスタイル~オクシタンのポリフォニーにフォッホーのリズムがほどよくブレンドされたサウンドはお …

続きを読む>

M.A. NUMMINENS & SANNA PIETIAINEN / FINNISCHER TANGO

1900年代にパリに伝わったタンゴは、ドイツを経由して北欧の国フィンランドへも伝播。そこで隣国ロシアや自国で愛されていたメランコリックな旋律が加わり、また戦争による別れや荒涼とした雪景色をうたう独自の歌詞が付けられ、独特の発展を遂げたそうです。戦後はロックも取り込み、さらに独自の色を帯びて、ついには国全体に親しまれる〈国民音楽〉となった経緯があります。本作は …

続きを読む>

DIDIER FRANCOIS / NYCKELHARPA SOLO

ニッケルハルパは15 世紀に広くヨーロッパに普及した擦弦楽器でしたが、今日では北欧スウェーデンのトラディショナル音楽に使われる楽器としてのみ知られています。ベルギー人のディディエ・フランソワはヴァイオリニストとしてデビューし、ステファヌ・グラッペリ等と共演したのち、ニッケルハルパ奏者としてクラシック、トラッド、ジャズ、劇音楽、映画音楽の分野で活躍しています。 …

続きを読む>

V.A. / ROUGH GUIDE TO CELTIC WOMEN

「ケルティック・ウーマン」でケルト音楽に興味をもったリスナーに、さらにケルト音楽の深みへの道しるべとなる編集盤が、ワールド・ミュージック・コーナーの定番〈ラフ・ガイド〉から登場~アイルランドやスコットランドはもちろん、フランスのブルターニュ地方やスペインのガリシア地方、そしてカナダの東海岸など現在でもケルトの伝統を色濃く継承している地域の有名一流女性アーティ …

続きを読む>

GIGI D’ALESSIO / CHIARO

マフィア系、という噂もありますが、92年デビュー、イタリア庶民に圧倒的に支持されてるというカンタトゥーレ、ジジ・ダレッシオの新作です。それなりに凝ったアレンジの中、ひたすらイタリア的に甘いメロディーを辿るその繊細でいてサビの効いた歌い口、ま、イタリアのルイス・ミゲルとでも呼びたいところ。実に歌謡曲です。

続きを読む>

VINICIO CAPOSSELA / MARINAI, PROFETI E BALENE

有名なアコーディオニストを父に持つという現ミラノ在のヴィニーチォ・カポッセラ~1965年ハノーヴァー生まれ、1990年にSSW / ピアノほかマルチ・インストゥルメンタリストを兼ねた歌い手としてアルバム・デビュー、本作が13枚目のアルバムになるそう…。「船乗りとクジラと預言者」という意味深長なタイトルを持つこの2枚組(ヨナ記とかエイハブ船長とか連 …

続きを読む>

go top