●スペイン地中海岸のマジョルカ島に生まれた女性歌手、マリア・デル・マール・ボネットの新作は、長い音楽活動の中で取り上げてきた詩人バルトメウ・ロセリョ・ポルセルの作品を全編で歌うものです。 ●マリア・デル・マールと同郷、マジョルカ島出身のバルトメウ・ロセリョ・ポルセルはその豊かな才能を開花させた直後、1938年に24歳の若さで夭折しました。時は市民戦争の最中、 …
続きを読む●スペイン地中海岸のマジョルカ島に生まれた女性歌手、マリア・デル・マール・ボネットの新作は、長い音楽活動の中で取り上げてきた詩人バルトメウ・ロセリョ・ポルセルの作品を全編で歌うものです。 ●マリア・デル・マールと同郷、マジョルカ島出身のバルトメウ・ロセリョ・ポルセルはその豊かな才能を開花させた直後、1938年に24歳の若さで夭折しました。時は市民戦争の最中、 …
続きを読むバルセロナ生まれの女性カンタオーラ、マイテ・マルティーンが現代スペインを代表する詩人マヌエル・アルカンタラの詩を元に自ら作曲したカンテ集。とはいフラメンコギターは極力廃し、シンプルなギター、ダブルベース、ヴァイオリン、パーカッションなどのアコースティックなサウンドで、ボレロ、ボサノヴァ、ルンバ的に歌っている。フラメンコのカンテを元としながらも上質の地中海ポッ …
続きを読むスペインのフランコ独裁から逃れ、フランスに亡命した両親を持ち、1958年に南仏で生まれたビセンテ・プラダール~早くからフラメンコ・ギタリストとして活躍していましたが、1990年代頃からスペインの有名詩人の作品に曲をつけ歌うパフォーマンスを開始~この最新作でも、ピアノを弾く実の息子と歌をそえる愛娘、そしてゲストのチェロ奏者とともに、ガルシア・ロルカらの詩を取り …
続きを読む結成10周年にして、10年末をもって解散を決めたオホス・デ・ブルッホの新作にしてベスト盤。VENGUE、BARI、TECHARI、AOCANAから選び抜かれた楽曲+新曲という構成。豪華ゲストはマノロ・ガルシーア、ラ・トローバ・カンフー、ホルヘ・ドレクスレル、ベベ、エストパ、アマラル、ナジワ、アフロキューバン・ヒップホップのオリーシャスのロルダン、フラメンコ勢 …
続きを読むオシュコリにも参加経験のあるスペイン・バスクの蛇腹奏者、イケル・ゴエナガが2009年に発表した通算4枚目となるアルバム。前作に引き続き、元アライツ・エタ・マイデルのアライツ・テレチュアが参加し、トラッドの香り高いミクスチュアーを展開!
続きを読むスパニッシュ・ケルトの地ガリシアのガイテイロ(バグパイプ奏者)、ショセ・マヌエル・ブディーニョの3年ぶりの新作にして集大成と言えるアルバムが登場!ブディーニョはベログエト、ルアル・ナ・ルブレ、カルロス・ヌーニェスらとならび、スペイン、ガリシア地方の音楽の刷新を試みる若きエースとして、1997年のデビュー以来一貫してガリシアの伝統音楽にロック・テイストを求めて …
続きを読む20世紀後半のフラメンコ人気歌手 / 作曲家だったアントニオ・モリーナを実の父とする1999年アルバム・デビューの女性歌手。父親も美男でしたが、なかなかの美しさで、ちょっとジャズ・ヴォーカルっぽいフラメンコを得意とします。これがおそらく6年ぶり5作目のアルバムかと思いますが、2012年に現地ヒットとなっています。ギター&コプロっぽいピアノの伴奏で、嫌味なく、 …
続きを読むフラメンコの黄金時代、カンテ・ホンドの女王として名高いラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネスと彼女の最愛の夫ペペ・ピントの2枚組アルバム。ペイネスの方は1930年代から1940年代までの録音から、一方のペペ・ピントは1940年代から1950年代までの録音からベストを選曲。当然ですが、ふたりのデュエットも聴けます。ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネスはフラメンコのカンテ …
続きを読むスペイン北西部のケルト文化圏、ガリシア地方の伝統楽器パンデイレータ(ガリシア音楽に欠かせないタンバリン状のフレームドラム)と地声を響かせた歌唱法のデュオが贈るシンプルで力強いガリシアの大地の音。シュルショ・フェルナンデスとキケ・ペオンはフィールド・リサーチを続けて音楽の源流を探りました。彼等が歌うメロディのほとんどはその時に採集したものです。現在、多くのバン …
続きを読むラ・ペガティーナの08年作!ルンバ・カタラーナ(フラメンコとジプシー音楽を融合したカタルーニャ音楽)をベースとした、ストリート系ミクスチュアー音楽ユニットです。男女ヴォーカル&フラメンコ・ギターとアコーディオン&パルマ(手拍子)が小気味良く絡みます。前作はマヌ・チャオが参加していましたが、今作はブラジルからのゲストが参加~バルセロナ、メスティーソ系現行音楽を …
続きを読むマヌ・チャオのラジオ・ベンバ・サウンド・システムのベーシストにして、チェ・スダカらを送り出したガンビートがプロデュースする新たなバンド、ムヤヨ・リフ10年初アルバム。三人のホーン隊とエンジニア、マネージャーまでメンバーとしてクレジットされた大所帯10人組です。これもまた元気なラジオチャンゴ系ですねえ。パンク、レゲエ、スカ、ルンバ、サルサなどを自由にミックスし …
続きを読むスペイン東部カタルーニャで、キューバ音楽に影響を受けて生まれたシンプルな4/4拍子のフラメンコ、ルンバ・カタルーニャの代表曲を新旧16曲収録。もちろん一曲目(そしてラストも)はルンバの王様ペレ。バルセロナの人気10人組zLos Manolosや、ミクスチャー系バンドSabor de Gracia、マジョルカ島のOssifar、早世の歌手Gato Perezま …
続きを読むフェルミン・ムグルサの弟で、コルタトゥやネグ・ゴリアックといったバンドでフェルミンと活動を共にしてきたイニゴ・ムグルサ。彼が現在率いるユニットで2006年の夏には日本ツアーも敢行したサガロイ、06年リリースの4作目となるアルバムです。スカ/パンクを拠り所にクンビアやメレンゲ、メキシコ音楽、あるいはルンバ・カタラーナなどのラテン要素を散りばめた音作りは、フェル …
続きを読む>こちら12年作も好評、2004年バルセロナで結成され、当店でも人気のシルビア・ペレス・クルースが在籍したフラメンコ系女性グループ、ラス・ミガス~その2010年のファースト・アルバムがこちらです。セカンド作ではグループを抜け、ゲスト的に1曲しか歌っていなかったシルビア・ペレスが全編リード・ヴォーカルをつとめています!というわけで、シルビア・ペレスの原点的アル …
続きを読む以前は東京を拠点に活動していたM.A.レコーディングスのタッド・ガーフィンクルによる仕事ですね(現在はL.A.に拠点を移しています〜こちら香港盤ですが…)。〜スティール・ドラムをひっくり返したような形状を持つハング・ドラムは、いま秘かに注目を集めている最新のアクースティック楽器。そんなハング・ドラムを伴奏に使ったヴォーカル・ミュージックを聞かせて …
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