弱冠18歳にして自身のバンドを結成し、キューバ音楽界で、ホセ・ルイス・コルテスの再来(実際エネヘー・ラ・バンダをサポートしていたそうです)といわれていたマイケル・ブランコの2019年作。 レパートリーは1曲を除き自作となりますが、ティンバに重心を置きながらも、闇雲に疾走感だけ突っ走るのではなく、ロス・バン・バンやフアン・カルロス・アルフォンソを擁していた時代 …
続きを読む弱冠18歳にして自身のバンドを結成し、キューバ音楽界で、ホセ・ルイス・コルテスの再来(実際エネヘー・ラ・バンダをサポートしていたそうです)といわれていたマイケル・ブランコの2019年作。 レパートリーは1曲を除き自作となりますが、ティンバに重心を置きながらも、闇雲に疾走感だけ突っ走るのではなく、ロス・バン・バンやフアン・カルロス・アルフォンソを擁していた時代 …
続きを読む全盛期のロス・バン・バンのサウンドを支えたピアニスト兼作曲家兼アレンジャー、“プピ”ことセサル・ペドロソ率いるロス・ケ・ソン・ソンの2018年リリース作『パサンドラ・ビエン』のお披露目ライヴで、サンティアーゴ・デ・クーバに乗り込んだ際の映像を収録。DVD-Rでの流通品となります。 ライヴの模様そのものではなく、プピをはじめとするメンバーのコメント、オフの模様 …
続きを読むギタリスト/歌手イバン・ドミンゲス率いるオルケスタ・クバネオの2018年作。CD-Rでの流通品となります。 1975年生まれのイバン・ドミンゲスは、トラディショナル・ソン系のグループ、ソン・デル・リオの一員として05年にアルバム『ア・ジェガード・エル・アモール』を発表。その後、このグループを自ら率いることになりました。キューバン・サルサ系で、リズム作りなど、 …
続きを読むバンボレオのドン、ラサリート・バルデースの父親ラサロ・バルデース(Sr.)は、ベニー・モレーのバンダ・ヒガンテでキャリアをスタート。1958年から63年まで在籍し、ベニーのバンドの最後のピアニストであったとのことです。 本作は、その2人の連名によりベニー・モレーにオマージュを捧げた2017年作。CD-Rでの流通品となります。両者ががっぷり四つに組んだ、という …
続きを読むキューバの若手によるティンバ~キューバン・サルサ新鋭グループ、エル・ノロ・イ・プリメーラ・クラセのファースト(2015年)にDVDを添付したグレードアップ盤です。 リーダーのエル・ノロは、マノリート・シモネーやプピ、マイケル・ブランコといったコンテンポラリー・ソン~キューバン・サルサ~ティンバの人気グループでヴォーカルを担当してきたという経歴の持ち主で、満を …
続きを読むロス・バン・バン在籍時の活躍でもお馴染み、ベテラン人気歌手ペドリート・カルボの2018年作。曲のスタイルにサルサ・フュージョン、バジェナート、コンガ・フュージョン、ラップ・フュージョン、ティンバ・フュージョンといったものが並びますが、フアン・ルイス・ゲーラ風などパン・カリブなテイストやラップを飲み込んだ、ベテランらしからぬ(?)快速調のダンサブルなサウンドを …
続きを読む以前ビデオアーツより国内盤も発売され、そのミクスチャーなサウンドが話題となったカルロス・マヌエル・イ・ス・クラン。そのフロント歌手カルロス・マヌエルがマイアミに移ったことで実質的ディレクターだったペドリート・カマーチョが引き継いだのがこのエル・クランです。 もともとポップでパンカリブ的ななサウンドが魅力でしたが、本作ではそのポップさはそのままにティンバ的なノ …
続きを読むキューバン・フィメール・バンドの草分けアナカオーナ。結成85周年を祝す2017年のアルバムです。 カストロ姉妹が中心になって、1932年の結成。当初はセプテート・スタイルでスタートし、のちに編成をオーケストラに拡大し、キューバ国内だけでなく、欧米や中南米各国を回り、大変な人気をえました。オマーラやセリア・クルース、グラシエラなどもこのバンドでも活動し、女性ミ …
続きを読む1980年代キューバで圧倒的な人気を誇ってきたレベ・イ・ス・チャランゴン。名物リーダー=エリオ・レベが、97年に交通事故でこの世を去った後、その遺志を継いだ息子率いる“2代目”チャランゴンの2018年リリース作です。 グイグイとモントゥーノを引っ張っていくカンタンテやコロのスタイル、ガラッパチな掛け声と雄叫び、重量感のある独特なティンバレスのフィルイン、粘り …
続きを読むオマーラ・ポルトゥオンドやイブライム・フェレールのバックを飾ったビッグバンドの音楽監督としてブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ関連の仕事でも名を上げたデメトリオ・ムニィス。自身が率いるキューバン・サウンド・プロジェクトの2015年作です。1949年ハバナ生まれのトロンボーン奏者/作・編曲家で、オルケス・クバーナ・デ・ムシカ・モデルナやイラリオ・ドゥランらテクニ …
続きを読むソリストとしても引っ張りだこな現代キューバ随一のトランペット奏者として活躍するアレキサンデル・アブレウ。彼がリード・ヴォーカリストを務める、2008年に立ち上げた自身の人気キューバン・サルサ~ティンバ系バンド、アバナ・デ・プリメーラのライヴ映像を収める2枚組DVDです。 2015年4月に収録されたもので、エグレムからリリースされた09年のファースト作『アシエ …
続きを読むキューバ音楽の巨人、至宝アルセニオ・ロドリーゲスの名前を引き継いだ、1954年生まれのベーシスト、ホセ・ドゥメー率いるコンフント・アルセニオ・ロドリーゲス。2012年の『エステ・エス・エル・ソン・デ・アルセニオ』に続く、CD+DVDの15年作です。 もちろん、アルセニオの奏でたトレスを含むコンフント編成で、収録曲も骨太のソン・モントゥーノやボレロなど、「ミラ …
続きを読むキューバのナンバーワン・サルサ野郎!ユムリの最新作の登場です。来日経験もあり、兄弟2人ペドロ・バジェとルイス・バジェが日本で活動し、さらに元イラケレで現代ラテン・ジャスの中心人物の一人マラカも兄弟というキューバ音楽DNA一家出身の出世頭でもあります。 本作は1992年の立ち上げから、かれこれ四半世紀にならんとする自身のオルケスタを率いての2016年録音作。共 …
続きを読むティンバ~キューバン・サルサの重要人物の1人レオネル・リモンタ率いるアスーカル・ネグラの実に4年ぶりの2017年作です。ティンバの雄バンボレオに結成当時から参加し、ハイラのテーマソングとのいえる名曲「私は誰のまねもしない(Yo no me parezco a nadie)」を作曲。その後そのハイラと共にアスーカル・ネグラを結成しました。ハイラがソロ活動の増加 …
続きを読むキューバの国民的バンド、ロス・バン・バンの前作から2年ぶりの新作が登場しました。 バンド創設者でカリスマだったリーダー、フアン・フォルメルを2014年に病で失って以降2作目にあたり、新しいリーダー、フアン・フォルメルの息子のドラマー、サムエル・フォルメルが今作もしっかり次世代のロス・バン・バン・サウンドを聞かせてくれています。トロンボーンのリフやブレイクのア …
続きを読む