シルバ・グラシアーナはメキシコ南東部のベラクルース出身のアルパ(ハープ)奏者。同地はスペイン侵略の入口となり、最もスペイン化した地域でもあり、この地域に住む人々はハローチョと呼ばれ、独自の文化を形成しています。そんな界隈のカフェで歌っていたシルバは60歳を過ぎてからその才を見い出され、1992年にファースト・アルバムを発表~その後、ヨーロッパ・ツアーなどに出 …
続きを読むシルバ・グラシアーナはメキシコ南東部のベラクルース出身のアルパ(ハープ)奏者。同地はスペイン侵略の入口となり、最もスペイン化した地域でもあり、この地域に住む人々はハローチョと呼ばれ、独自の文化を形成しています。そんな界隈のカフェで歌っていたシルバは60歳を過ぎてからその才を見い出され、1992年にファースト・アルバムを発表~その後、ヨーロッパ・ツアーなどに出 …
続きを読むチリのキュートな女性シンガーソングライター、パスクアラ・イラバカ率いるユニットの2012年作。 パスクアラ・イラバカは、1985年、チリの港町バルパライソ生まれ。6歳で初ステージ、両親の影響で世界中を旅してきたという彼女。アコーディオンを中心にピアノやタブラなどの打楽器をも奏でながらその歌声を披露してくれます。 2010 年に発売したアルバム収録曲のPVでチ …
続きを読むペルーの海岸部に今も息づくムシカ・クリオージャを大衆音楽として成立させた立役者フェリーペ・ピング ロの作品集です。彼は1910~30年代に現在でも取り上げられる名曲を次々に書きました。ムシカ・クリオージャの古老たちが集まって創った話題のアルバ ム『グラン・レウニオン』でもその曲は取り上げられていました。サンバにおけるノエル・ローザと同じような役割をした人と言 …
続きを読む1950年代のオールドタイミーなクンビア&ポーロを彷彿とさせる~ガッツを感じさせながらもシックで土臭い!?フランス発のマルチカルチュラル・ユニット= “クンビア屋” の2014年新作です。前作が08年作ですから、どんだけライヴで練りこんで磨いたか?そんな前予想そのままの音、いっそー充実していますよ!~で、前作同様、ルーチョ・ベルムデス …
続きを読むまるでヴァイオリンの音色のような高い声で歌う~南米ボリビアの女性歌手=ルスミラ・カルピオ、標高四千メートルを越すアンデス山系に生まれ育ち、南部アンデス高原の典型的な歌唱法を発展させた独特な歌声を駆使し、“アンデスの声”との異名をとっています。本盤ではフォルクローレで使う楽器を一切使用せず、ギター、フルート、パーカッション、ダブル・ベース、水晶オルガンのアンサ …
続きを読むフランスの民俗音楽の名門レーベル「アリオン」社からラテン・アメリカ5ヶ国のパーカッションの演奏に焦点をあてた編集盤が登場。ブラジルのリオのカーニバル、メキシコ南部のテワンテペク地峡の音楽、コロンビアのクルラオと呼ばれる打楽器を用いる祝祭のダンス音楽、グアテマラのマヤ系先住民であるキチェの王様に捧げる音楽など、合計18巨kじゅが収められており、1974〜86年 …
続きを読むベネズエラが誇るスーパー・バンド、トロピカル・ダンス・ミュージックの世界最高峰ユニット! 「ベネズエラ最高の」ではなく、今や「世界最高のトロピカル・アンサンブル」と言って過言ではないグアコ。本作は、その2002年の傑作アルバム。音楽的な起点であるスリア地方の伝統音楽「ガイタ」の魂を忘れずに、なおかつサルサやファンク、ロックなどを消化しながら、決して停滞するこ …
続きを読むベネズエラ最強のトロピカル・ダンス・ミュージック集団、グアコの傑作!ベネズエラはマラカイボ地方のクリスマス祝祭音楽、ガイタのグループとしてスタートし、30年以上のキャリアを誇るグアコ。その飽くなきアヴァンギャルド精神によって、サルサなどの要素をプラスした独自のトロピカル・ダンス・ミュージックを進化させてきたことは、すでにお馴染みとなっています。本作は、最新の …
続きを読むラテンアメリカの子どもたちのために、当時の南北アメリカ中のアーティストたちが結集しカラカスで制作されたユニセフのベネフィット・アルバム1999年作です。全37曲3CDです。〜コンパイ・セグンド、パキート・デ・リベラ、アルマンド・マンサネーロ、エバ・アイヨン、イラン・チェスター、 ジョイス、アレックス・アクーニャ、チェオ・ウルタード、エドウィン・コロン、ルイス …
続きを読む在ブリュッセル / コロンビア出身の若手3人を中心とするユニット、ラ・チヴァ・ガンティーヴァ、クラムドディスクからの2作目2014年作です。コロンビア北岸のアフロ・カリビアン系音楽をアフロビートややミクスチャー・ロック仕様で演じる基本は変わりませんが、よりファンキー、祝祭的な展開が楽しめます。
続きを読むアルゼンチンの若手女性フォルクローレ系歌手のたぶんセカンドとなる2014年作。前作同様、フアン・ファルー、ルチョ・ゴンサレス、イルダ・エレーラなどの現代の名手が大勢参加していますが、今作はなんとチャランゴの巨匠中の巨匠ハイメ・トーレスが参加。バック陣の人脈から考えればトーレスの参加も当然と言えば当然ですが、現代アルゼンチン・フォルクローレ界のレジェンド達が脇 …
続きを読む女性ボーカリスト、マグダレナ・サピオラがサンバ、チャカレーラ、ガトらフォルクローレの名曲を歌うアルバム。日本で名の通ったゲストはいないですが、確かなテクニックと愛情のある演奏。いい意味で土臭すぎないマグダレナのボーカル。清々しい空気が全体に漂う良アルゼンチン・フォルクローレです。ワインに捧ぐ?作品のようで、内ジャケにはボルヘスの詩なども引用されています。アル …
続きを読むちょいとエキセントリックなポップ聴かせてくれるマヌエル・オニスが6年ぶりに新作をリリース。これが待った甲斐がある出来でした。ジャケからして謎ですね。ボーカル、ギター、シンセ、どれも変なエフェクトが施されていながら不思議な統一感とオリジナルなメロディセンス、奇をてらってるだけじゃないバランス感覚。アクセル・クリヒエールのポップセンスを受け継いでると言い切ってし …
続きを読むブエノスアイレス出身の女性SSWの2013年初ソロアルバム。ギター、ベース、ドラムス、ソプラノサックス/フルートというアコースティックな編成で、ミロンガやワルツ、サンバ、フォルクローレを今時な音響派的解釈した自作曲を、軽やかでソフトな歌声で歌っています。
続きを読む☆エドゥアルド・”パペオ”・アバン&ウィリー・テリー / エンフンディア・クリオーヤ ペルーのムシカ・クリオーヤの伝統を守り続ける若き巨匠2人、パペオ・アバンとウィリー・テリーのデュオ作第2弾が発売 されました。大ヒット・アルバム『ラ・グラン・レウニオン』の企画の発案者で、そのアルバムを音楽面で支えたミュージシャンたちです。最近では2 …
続きを読む