2010年秋に来日してくれたブルキナファソの下積み長し中年自作自演歌手の2作目。うらぶれたようなギター弾き語りに味があった前作と変わり、アコーディオン、コラ、ヴァイオリンも加わり、それなりに工夫が施された結果、それなりに中堅の片鱗も見せています。マンデの旋律を辿るリキみない歌は変わらず悪くないですねえ。
続きを読む2010年秋に来日してくれたブルキナファソの下積み長し中年自作自演歌手の2作目。うらぶれたようなギター弾き語りに味があった前作と変わり、アコーディオン、コラ、ヴァイオリンも加わり、それなりに工夫が施された結果、それなりに中堅の片鱗も見せています。マンデの旋律を辿るリキみない歌は変わらず悪くないですねえ。
続きを読むコンゴ音楽の父、グラン・カレの元を離れたコンゴレーズ・ギターの神様!=ドクトゥール・ニコが率いたアフリカン・フェスタ・スキサ~そこに、後年、フランコ&OKジャズのヴォーカルの要の一人、ジョスキー(・キャンブクタ・ロンダ)が在籍していた時期=1967~71年の作品集/8曲収録のCDです。この時期、OKジャズを凌ぐ人気だったとされるアフリカン・フェスタの魅力がし …
続きを読むOKジャズ率いたフランコ・ルアンボ&ネグロ・シュクセ率いたバヴォン・マリー・マリー(1944-70)~燦然と輝く兄弟ギタリスト・コレクション!ま、いっしょに演っているわけではないんですが~カップリングCDということで、以下、収録曲となります。フランコ&バヴォンともに1960年代の作品集ということになるでしょう。 VOL.1=Franco Luambo &am …
続きを読むフランスを拠点に00年より活動しているセネガル人SSWのシェリフ・ンバウが5年ぶりとなるアルバムをリリース~セネガルPOPンバラをはじめ、西洋のクラシックやフリー・ジャズまで、ありとあらゆる音楽を素養に持つ彼ならではのプライヴェートなアフロ・ポップがここに完成しています。アメリカのカントリーやサザン・ソウルなどのスタイルを取り入れたミクスチャー・サウンドは、 …
続きを読む1970年代のガーナで結成、その後、西アフリカ全域~欧米でも活躍~現在でも活動し続けているアフロROCK&JAZZ&ハイライフ系バンド=ヘッヅオレ・サウンズの73年作ファースト・アルバム複刻CDです!彼らが地元アクラのナイトクラブで演奏していたところ、南アから訪れていたトランペッター=ヒュー・マサケラが絶賛~そしてマサケラ名義のUSブルーサム盤『イントロデュ …
続きを読む2010年6月1日に急逝してしまったロビ・トラオレの遺作となりました。ロビ本領発揮のバンド・スタイルではありませんが、まさに“雨期のブルース”~マリのニジェール川をミシシッピーになぞらえ?湿りのあるカントリー・ブルース/バンバラ・ブルース新旧オリジナル曲を、ギター弾き語りソロ一発録りで、淡々と聞かせてくれます。なんだか、やっぱり哀しいような諦観の漂うムード~ …
続きを読む1996年の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 』は、実は即席プロジェクトだったそうで、本来はライ・クーダーのプロデュースの下、キューバとマリの音楽家たちが共演する予定だったのに、マリ勢がキューバに来られなくなってしまい、代わりに作られたのがあのブエナ・ビスタだった、ということです。で、ワールド・サーキットのニック・ゴールドはそんなオリジナルの企画をどうして …
続きを読むアフリカ中西部に位置するカメルーン出身の音楽家エリク・アリアーナ~毎年富山で行われている〈スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド〉にはこれまで3度出演。そして、今年の来日と共に発表したセカンド・アルバムが本作です。カメルーン中央部のバディサ村への深い思い入れや、祖先を大切に想う気持ちなどを、伝統音楽の要素を加えた爽やかなアフロ・ポップのアレンジで聞かせてくれます。ロ …
続きを読む2010年度 WOMEX アーティスト・アワードを受賞したレユニオン島のパーカッション&ヴォーカル音楽“マロヤ”の第一人者=ダニエル・ワロの新作です(なんと仏コバルト・レーベル復活第一弾アルバムでもあります)。今年の2月、ダニエル自身が子供時代を過ごしたレユニオンの古家を、にわかスタジオに改造して行われたセッション・アルバムということで、ゲストとしては、コル …
続きを読むとうとう複刻されましたねえ~Sunny Ade & E.Obey とともにジュジュ三羽烏と呼ばれたアダワ・スーパー・キングことデレ・アビオドゥン!中でも代表作とされた本オリジナル・アルバム/オルモ・レーベルの1980年録音CD化~既に 荻原和也さん がコレクターズ誌11月号で紹介され、リクエスト殺到していましたが、やっと入荷して参りました!アデがクー …
続きを読むグッと前傾姿勢のアフロビートに仕上がりました~ブラスが効いてますよ!アフロビートのイノヴェイター=フェラ・クティの長男であるフェミ・クティ2年ぶりの新作!これまでラッパーなどをゲストに呼び、エレクトロな音感も取り入れ、アフロビートをアップデイトしようと苦心していたフェミでしたが、今回はゲストなし、ギミックなし、録音もナイジェリアだけで決行~結果、父フェラを彷 …
続きを読む結成から42年 !? ~コンゴの電撃親指ピアノ集団、スタジオ録音フル・アルバムとしてはやっと2作目となる新作が届きました!もちろん結成42年/衝撃の世界デビューから早5年、欧米&日本ツアーを経て世界中で人気沸騰後のこの新作、なかなか難しいリリースかと思われましたが、それでも変わらず、変わらないどころか、いっそう突破ズレた人力ミニマル・ダンス・ミュージックの炸 …
続きを読むヨス・インディの元メンバー2011年のソロ・アルバムです。 出まれつきの盲目であり、英語はカタコト程度というアボリジニに生まれたジェフリー・グルムル・ユヌビング、その飾りないヨルング語の歌に変わりはありませんが、音楽的には深化の跡が見える新作です。にしても、ゆったりしていますねえ、
続きを読む1 Intro 2 Calma Pueblo 3 Baile De Los Pobres 4 La Vuelta Al Mundo 5 La Bala 6 Vamo’ A Portarnos Mal 7 Latinoamerica 8 Inter-En Annunakilandia 9 Digo Lo Que Pienso 10 Muerte E …
続きを読む90年代から活躍しているトルコ民謡系音楽“ハルク”の人気女性歌手アイヌール・ハシュハシュ。前作はエレクトロニックな内容でしたが、今回は彼女本来のスタイルである純アコースティック・スタイルです。複数本のバーラマにズルナ、太鼓を加えたシンプルな伴奏を中心に、伝承曲やオリジナル曲を歌っています。ハスキーで深みのある歌い口は変わらず、それでもってより大人っぽい洗練さ …
続きを読む