CHERISH THE LADIES / CHRISTMAS IN IRELAND

★チェリッシュ・ザ・レディース『クリスマス・イン・アイルランド』 <内容紹介/コメント等> 祝初来日!日本の多くのケルト音楽ファンに来日が切望されていた、30年以上の活動歴を誇り、現在のアメリカのアイリッシュ・ミュージックを代表する、メンバー全員が女性のトラッド・バンド。若くして、フルートとホイッスルの全アイルランド・チャンピオンに輝いた女性の名 …

続きを読む>

ELS CREMATS / VINTAGE

スペインのカタルーニャ州で活動する6人組のアコースティック・フォーク・ポップ・グループ。結成20周年を記念した2016年作です。前作ではグループが拠点とするパラフルジェイ出身のシルビア・ペレス・クルースらをゲストに招いていました。 ルンバ・カタラーナ風にアレンジされたマリア・デル・マール・ボネットのナンバーに始まり、カタルーニャの地に根付いたハバネラ、名作曲 …

続きを読む>

NATASSA BOFILIOU / BABEL

2013年末の>ミニ・アルバムはPOP〜ROCK系のテイストでしたが、ちょっとお痩せになって、女ぶりの印象も違ってしまいましたが(より美人に?)、なんだかこれまでのキャリアを刷新するような意欲作になったんじゃないかと思われる2016年秋の新作です(レーベルも今話題の新興 FEELGOOD へ移籍)。で、タイトルの”バベル” は何を意味するのか?よ …

続きを読む>

LEONORE BOBLANGER / FEIGEN FEIGEN

★レオノール・ブーランジェ「ファイゲン・ファイゲン」 彼女がときとして外国語で歌うのは、コントロールできない言葉を発して、曲に異和感をもたせるためだ。そしてその感覚はフランス語にもある。 「歌詞を意味から解放して、音として捉えなおしたい。 言葉が語法から離れたとき、声は器楽性を取り戻す。 すると歌の芯がふくらみ、祈りや愛撫や雷やグロソラリアになる」 と、彼女 …

続きを読む>

TETE / LES CHRONI PUES DE PIERROT LUNAIRE

★テテ / ピエロ・リュネール氏の半生 ある歌手の栄光、挫折、苦悩、そして再生。ブルーズやフォークのエッセンスが散りばめられた、旅する孤高のシンガー・ソングライター、テテが贈る生きる証となるアルバム。 <アルバムのプロットについて> ▼ピエロ・リュネールはアルノルト・シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」をふまえていて、原題にあるクロニックとは「日々起きるこ …

続きを読む>

DREAMERS CIRCUS / A LITTLE SYMPHONY

★ドリーマーズ・サーカス/リトル・シンフォニー >来日記念盤! 新たなデンマーク伝統音楽がここに創造され、ここから新たな歴史が始まる!新人とは思えないほどの成熟したアンサンブルを聴かせ、ヨーロッパ中で旋風を巻き起こした1stアルバム。 とてつもない完成度、ヴィルトゥオーソ、溜まらない音楽体験!―Peter Ahlbom, Spelmannen (SE) デン …

続きを読む>

GIORGOS DALARAS, VANGELIS & VASSILIS KORAKAKIS / THALASSINA PALATIA

  親父3人、イイ感じですなぁ。〜オヤジ呼ばわり、一国を代表する歌い手に対してして礼を欠く、とか、お上品なこと言わないで下さいね。一国を代表しようがしまいがレベーティスの歌は、港街の酔いどれや荒くれのためにあったんですから、もともと。そんな心意気が、未だダラーラスの歌に宿っているからこそ、遠い日本でも人気があるわけで、その辺のカラオケ御用達歌謡(の …

続きを読む>

YIANNIS PARIOS / ELA MOU HAMOGELA MOU

エルトン・ジョンかと思ったら、ロマンティック・ライカの帝王、ヤニス・パリオスの新作でした!しかし、人間変わるものだなあ…、と、人のことは言えませんが、ロマンティックさに枯れた風合いも加わり、イイじゃないですか!エーゲ海で生まれ、ニシオーティカを聞いて育ち、60年代末から歌いはじめ、71年のアルバム・デビュー、そして、おそらく本盤で48作目!ま、こ …

続きを読む>

RENA MORFI / SOULI ANATOLIA

なんだか、ジャケを見ていて懐かしいような気分になったのは、藤の椅子に足を組んで腰掛けている姿が、エマニュエル夫人に見えたからかも知れませんね(って、通じない? いやいや、そんなことないでしょ、当店高齢化顧客の皆様におきましては…?)。 それはともかく、こちらはアテネの北300キロと少し、港町のヴォロス出身、アテネ大学で考古学を学んだという今年30 …

続きを読む>

EMMA TRICCA / RELIC

こちらは finders keepers からのセカンド、エマ・トリッカの2014年作です。ロンドン在住のイタリア人で、ジョン・レンボーンを聞いて、歌をうたい始めたという健気でアナクロニズムな女性SSW?往年の UKトラッドを彷彿させる、飾り気のない歌声は変わらず。淡々と我が道を行っている風です。でも、よくよく聴くと、すみずみにまで行き届いた音や声、ハーモニ …

続きを読む>

EMMA TRICCA / MINOR WHITE

当時、ゲテモノ?復刻レーベルとして知られたfinders keepersから、2010年にリリースされた、現代の新人女性アシッドフォーク歌手エマ・トリッカ。ロンドン在住のイタリア人で、ジョン・レンボーンを聞いて、歌を歌い始めたというアナクロニズムな人物。 往年のUKトラッドを彷彿させる、飾り気のない歌声が良いですね。 1 All Along The Huds …

続きを読む>

MARION COUSIN & GASPAR CLAUS / JO ESTIVA QUE M’ABRASAVA

バルセロナのトラッド楽団June Et Jimの女性歌手マリオン・クーザンと、灰野敬二や坂本龍一と共演しているフランス人チェロ奏者のギャスパー・クラウスの共演作。クラブミュージックファンの間では「バレアリック・ビーツ」として名高い、イビサ、マヨルカ、ミノルカ島を含むバレアレス諸島の伝承歌をチェロと歌声だけで再現しています。「もしマリア・デル・マール・ボネがサ …

続きを読む>

ANGGUN / ECHOS

全世界で100万枚以上のアルバムセールスを誇り、現在、世界で最も知られるインドネシア人女性歌手アングンの2012年作。フランス在住で、マダムタッソーによって蝋人形化された初めてのインドネシア人女性ともなっています。そんな彼女の2012年作は、前年に作られた全曲英語詞のアルバムをフランス語で歌い直したもの。収録曲Mon meilleur amourで、彼女は2 …

続きを読む>

FLORIN NICULESCU / 25 YEARS AFTER

ビレリ・ラグレーンとのジプシープロジェクトで名高い、フランス在住のルーマニア系ロマのヴァイオリニスト、フローリン・ニクレスクが活動25周年を記念し、二枚組のスタンダードカヴァー集をリリース。一枚目は「My favorite standard」と題して「The old country」や「Can’t help lovin’ dat ma …

続きを読む>

ANGGUN / TOUJOURS UN AILLEURS

  全世界で100万枚以上のアルバムセールスを誇り、現在、世界で最も知られるインドネシア人女性歌手となった、アングンの2015年作。英語の作品も多い彼女ですが、こちらは全編フランス語。仏の男性SSWフロロン・パニーやベナンのアンジェリーク・キジョーとのデュエットを収録し、フランスの作曲家による哀愁の曲調をクールに歌い上げています。フランスやベルギー …

続きを読む>

go top