MIKE COOPER / TROPICAL GOTHIC

UK ギタリスト2018年作、バリ音楽に対面した異邦人の心象スケッチというか、あらじめ、不可能を前提としたバリ音楽のリコンストラクションの試み、というか、なんだかよくわからないものの、バリ島へのオマージュとして響くギター・インプロヴィゼーション&ガムランが描く、その退廃的なエキゾティシズムこそ、本作の音楽的動機だったことは理解される…。なんて、わ …

続きを読む>

MAELLE

遅くなりました。”萌えるマエル” >★こちらで読ませていただいて(無断リンク陳謝&感謝!)、当店向きかどうかは別として、是非聴きたくなってしまったのでした。制作はカロジェロ、左利きのベーシスト、今、仏 POP ロック界随一の “メロディスト” だそう。加えて、作詞にも作曲にも恵まれた01年生まれの18才、そう、マエル、19年のデビュー …

続きを読む>

MANOLO CARACOL / LO MEJOR DE, vol.1 & 2

久々の再入荷ですね! アントニオ・マイレーナ (1909-1983) やテレモト・デ・ヘレス (1934-1981) らと並んで、20世紀最高のフラメンコ男性歌手とされるマノーロ・カラコル (1909-1973) の、ベスト・コレクション2CDです。 激情と折り目正しさが混在するアントニオ・マイレーナ、野性的な魅力が悲痛さに交わるテレモト・デ・ヘレス、哀愁と …

続きを読む>

SANDRA BAUTISTA / TRAPEZISTA

バルセロナのキュートな女性ポップ歌手! スペインのバロセロナで活動するキュートな女性ポップ・シンガー、サンドラ・バティスタの2枚目のアルバム。あどけなさが残るルックスと、ヴィンテージ感溢れるサウンドが持ち味の彼女。ここでは全てカタルーニャ語の歌詞で歌っている模様です。70年代ソウル風からフォーク、サルサ、クンビアっぽい曲調も加わるなど、音楽的にはかなりヴァー …

続きを読む>

MERITXELL I JUDIT NEDDERMANN ‎/ PRESENT

91年生まれのカタルーニャのSSW、ユディット・ネデルマン、なんと90年生まれ、一つ上の実の姉との姉妹共演アルバム!現在、バークリー留学中だというお姉さんのメリテイ(妹ユディットが先にデビューしたということに)との共演で、もちろん、姉さんはソロ・デビュー前なので、これが初レコーディングということに。二人のご両親も音楽家だそうですから…いずれ、ファ …

続きを読む>

STRATOS DIONYSIOU ‎ / O LAOS TRAGOUDI THELEI, BEST OF

改めまして、ストラトス・ディオニシウ(1935-1990)、両親はアナトリアからの帰還者、中央マケドニアのニグリタ生まれ、12歳のときテッサロニキへ、ハタチにして幼なじみと結婚。仕立て屋さんやマーケットで働きながら、小遣い稼ぎにとナイトクラブで歌い始めると評判になり、24歳でアテネへ、当時、既にスター的存在だったケイティ・グレイに見いだされ、シングル・デビュ …

続きを読む>

V.A. / FLORBELA ESPANCA, O FADO

生誕125年記念。ポルトガルの女流詩人フロルベーラ・エスパンカの詩を人気女性ファド歌手たちの歌声で聴く。 ポルトガルを代表する女流詩人フロルベーラ・エスパンカ(1894-1930)。本作は彼女の生誕125周年を記念し、彼女の詩がのせられた美しいファド・ナンバーをコンパイルしている。デボラ・ロドリゲス、ジョアナ・アメンドエイラ他、現在のファド・シーンを牽引する …

続きを読む>

LANKUM / THE LIVELONG DAY

>こちらの BBC フォーク・アワードを受賞したファーストに続いて2019 年の2作目となります。ダブリンの4人組グループですね、“より若くて仄暗いポーグス” と渾名されているようです。それぞれにピアノ、ギター、バンジョー、ベース、フィドル、ヴィオラ、ヴィブラフォンを演じながらの、ゲスト女声含む5人のコーラスによる歌と、ユーリアン・パイプ、トロンボーンやメロ …

続きを読む>

THEMISTOKLIS KARPODINIS / KONTRAMPATZIDES

エーゲ海の臍、パロス島の出身にて伝統音楽を学んだ俳優にして歌い手、テミストクリス・カルポヅィニスのデビュー作!大型新人の予感(けっこう歳いってるかもしれませんが…)。 それにしても新人の新録とは思えない?この堂々たるレベーティスぶり、実にカッコイイじゃないですか!20世紀前半、アテネの外港、ピレウスの阿片窟から生まれたレベーティカに熱い想いを寄せ …

続きを読む>

V.A. / ZLATNE TRUBE GUČE

バルカン・ブラス饗宴オムニバス〜23曲76分!哀愁もたっぷりですけど、盛り上がりますねえ、やっぱり。結構、80年代ぐらいからの古い曲が集められているところもイイですね! >1.Mića Petrović – Đurđevdan 2.Ekrem Sejdić – Lipe Cvatu 3.Mića Petrović, Vera Ivko …

続きを読む>

V.A. & PANTELIS ABAZIS / ANOTATI ZAMPETIKI

パデリス・アバジスのプロデュース&作詞、ステリオス・サフィリゥのブスーキによって、アシリス・レカス、クリスティアーナ、パデリス・サラシノス、ミハリス・ディミトリアディス、そしてパデリス・アバジスら10人が歌った“ヨルゴス・ザべータスのメロディー”、ということで、ブズーキの名手にして作曲家、ヨルゴス・ザべータス(1925-1992)のブズーキ・メロディーに、新 …

続きを読む>

GIORGOS DALARAS & GIOTA LYDIA / KALIMERA KYRIA LYDIA

Originally released in 1984 on LP 本作『おはよう、ミセス・リディア』でヨータ・リディアと共演したヨルゴス・ダラーラスが、オリジナルLPの裏ジャケに記したヨータへの “ラヴ・レター” を意訳してみました。ご参考になるかどうか…、 「おはようございます、リディアさん、あなたのことは幼い頃から知っています。あなたの曲は、>カイティ …

続きを読む>

POLY PANOU / ENA TRAGOUDI GIA TON PEIRAI

ポリィ・パーヌ(1940-2013)のラスト・アルバム、その後、2010年頃まで歌った人ですが、レベーティカともライカとも言えそうなその歌声、この人の熟成、完成形が此処にあるんじゃないでしょうか?   1 Κάτω Στο Πασαλιμάνι 2:23 2 Απ’ Της Ζέας Το Λιμάνι 2:45 3 Οι Θαλασσινοί …

続きを読む>

PERET / GARROTIN, GARROTAN

 スペインにて”ルンバ・カタラーナの王様”として知られ、長年に渡って親しまれてきたペレット(1935-2014)。バルセローナに生まれ育った彼の最初期音源である1963年作品がLPで復刻されました。ここには彼が最初にリリースした7インチ音源が再収録されるなど、若き日の勢いが存分に伝わってくる内容。さらにシャンソンのシャルル・アズナヴールや、有名な「ラ・バンバ …

続きを読む>

go top