V.A. / BOLEROS DE ORO

毎年秋にキューバの首都ハバナで行われる『黄金のボレーロ』週間~内外から多くのアーティストを招き、キューバ発祥の歌謡スタイル、ボレーロの多様さ素晴らしさを伝える催しですが、そのフェスティヴァルと同名の4枚組ボックスセットがこちら~20世紀初頭のトローバ・スタイルから、1930年代以降のダンソーン・スタイル、40年代以降のコンフントやビッグ・バンド・スタイル、フ …

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LOS NARANJOS / LOS VIEJOS TE CANTAN

キューバの古都シエンフエゴスで1926年に結成された由緒正しい伝統的セプテート楽団ロス・ナランホスの2007年作です。結成時以来、変わらずトラディショナル・ソンの味わいを保っています。オリジナル曲が中心ながら、むせび泣くトランペットに、しわがれ味わいたっぷりに歌うヴォーカル陣、パーカッション、ベース、ギターなどのリズム隊は、あくまでキューバン・ソンの基本に忠 …

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MANOLITO SIMONET Y SU TRABUCO / BEAT CUBANO

キューバン・サルサを引率する伝統派マノリート・イ・ス・トラブーコ2年ぶりの新作は、キューバン・ジャズ指向のアルバム/キューバン・ジャズ~ラテン・ジャズに遊び心を持ち込んで演奏してくれるので、内容的にリラックスして楽しめるものになっています。冒頭1曲目から、マラカとホセ・ルイス・コルテスという豪華ゲスト2人が、フルートのユニゾンで難関メロディーを吹くという驚き …

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OSCAR VALDES / LEYENDA VIVA

初期イラケレのメンバーであり、また全盛期のイラケレのリズム、ファンキーさの中核を担っていたといっても過言ではないパーカッショニスト兼ヴォーカリスト、オスカル・バルデースの新録2枚組。ソロ・アルバムとしては意外にも初めてのリリース?~自身が率いるバンド=ディアカラを従えての録音で、音はというと、まさにイラケレ初期のファンキー系サウンドにティンバ風味やキューバン …

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EL INDIO / LO QUE SUCEDE CONVIENE

マノリート・イ・ス・トラブーコのヴォーカリスト、エル・インディオが新グループ(トラブーコは脱退?)を率いて発表したファースト・ソロ・アルバムです。エル・インディオといえば、トラブーコ来日で日本にも数度来ていますが、グループ中でも一番年長で、その分一番ソン的な味わいを感じさせる歌を聞かせてくれていました。本作では、そのキューバ臭、味わいを全編でたっぷり感じさせ …

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IRAKERE / CUBA LIBRE

1980年来日の際に上田力プロデュースのもと日本で制作されたアルバムが、英ファーラウトから初復刻CD化!イラケレ作品中でも屈指のファンキー・ナンバー“エンクエントロ”はじめ、トロピカル&ファンキーなアフロ・キューバン・サウンドに溢れるアルバムです!ところで、“イラケレ”ってヨルバ語で“菜食主義”って意味だったって知ってました?当方も初耳でした…。

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OMARA PORTUONDO & BAND / FIESTA CUBANA, LIVE FROM THE TROPICANA

09年の大晦日に、オマーラ79歳の誕生日を記念して行われた、ハバナの名門ナイトクラブ=クラブ・トロピカーナでのライヴを収めたDVDです!ピアノ&ギター、ベース&2パーカッションの玄人好みのオマーラ・バンド演奏もOK、ソン/グァヒーラ、ボレーロ、フィーリン等を楽しげにリラックスして歌いつづるオマーラ、その円熟の境地をじっくり堪能できます。そしてクラブ・トロピカ …

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MARIA VICTORIA RODRIGUEZ SOSA & PANCHO AMAT / MIS RAICES

キューバ音楽のグアヒーラの新女王とソンなどのトラディショナル系の重鎮トレス奏者の共演作です。プント・グアヒーロの歌い手として名を馳せたエル・ヒルゲーロの娘で、今作がサードとなるマリア・ビクトリア。ファーストおよびセカンドでは、グアヒーラの女王セリーナ・ゴンサーレスに、インディアやハイラ以降のフレッシュな感覚を加えた歌声で、トラディショナルからサルサ系の曲まで …

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ADALBERTO ALVAREZ / QUE SUENE EL SON CABALLERO (CD & 2DVD)

モダーン・ソンの巨人アダルベルト・アルバレス、デビュー35周年を記念して製作された2010年新作は、CD1枚にDVD2枚という超豪華な企画盤となりました!中心となるのは、ハバナのカール・マルクス劇場で行われた35周年記念『ケ・スエネ・エル・ソン・カバジェーロ』コンサートで、DVDおよびCDとして収録。ソン・カトルセ時代を含めたヒット曲ばかりを演奏しています。 …

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ISSAC DELGADO / LOVE

タイトル曲“LOVE”(ナット・キング・コールのカヴァー)が示すとおり、これまでのアルバムとは趣が違い、ボレロやバラード、カンシオーンの有名曲をジャジーなバックに載せ、歌い繋いでいます。全体の雰囲気はフィーリン~1950年代風の雰囲気、といえばおわかりいただけるでしょうか。とにかくムーディーでモダーンですね。バックもブライアン・リンチ、ダフニス・プリエト、チ …

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LAZARITO VALDES Y BAMBOLEO / QUIEM MANDA ?

バンドとしては2年ぶり、待ちに待ったNO.1ティンバ系キューバン・サルサ・バンド、バンボレオの2010年新作。勿論ヴォーカルは、タニア・パントーハとロニス・ロペス。リズムはまさにオリジナル・ティンバのグルーヴを聞かせてくれますが、今作では、さらにメロディ面でもラサロ・バルデスの才能が全編で発揮され、ファンならば一度聞いたら忘れられないキャッチーな曲ばかり。さ …

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SEPTETO NACIONAL IGNACIO PINEIRO / SIN RUMBA NO HAY SON !

セプテート・ナシォナールは1927年結成~キューバ音楽の初期を代表する老舗バンドでした。そんな彼らが最新録音アルバムをリリース!もちろんオリジナル・メンバーはもはや存在しないわけですし、サウンドも往年とはずいぶん違います。それでも初代リーダーのイグナシオ・ピニェイロら歴代のメンバーたちの作品を取り上げ、現在のメンバーによる新曲をおりまぜ、グループの長い歴史を …

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TRIO MATAMOROS / CIRO, CUETO Y MIGUEL

やっと再プレス成りました!1959 / 60年のアンソニア録音であり、この録音の後、3人は引退してしまったから、トリオ・マタモロスのラスト・レコーディング~コンフント・スタイルの伴奏において、最後までメンバー・チェンジすることのなかったトリオのヴォーカル&コーラスを、老いたなりの渋く、ふくよかな発声で聞かせる充実作です。いわば、ブエナビスタを40年近くも以前 …

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THE CREOLE CHOIR OF CUBA / TANDE-LA

キューバ音楽の成り立ちに大きな影響を及ぼしたとされるハイチ系音楽、そんな、いにしえのハイチ的表現を今日にまで継承して来たとされる“グルーポ・ボカル ・デサンダン”スタイル~そんなヴォーカル・スタイルを今日に伝える貴重なグループ=ザ・クレオール・クワイアー・オヴ・キューバの欧州初CD!リアルワールドからのリリースです。例えば、ハイチのルーツ派、ブークマン・エク …

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BEBO VALDES / GREATEST HITS

チューチョ・バルデースの父で、キューバ音楽に於ける1950年代の最重要ピアニスト&バンド・マスターであるベボ・バルデース。本アルバムは、1952年から1960年の間にキューバはハバナで録音された複数のバンドでの録音を集めたものです。アレハンドロ・エル・ネグロ・ビバール、ヘネロソ・ヒメネス、カチャイート、タタ・グイネス、ギジャルモ・バレート、カンディド、ルイス …

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