CHRISTINE SALEM / MERSI

レユニオン島の首都サン・ドニの貧民街カメリア地区の出身で12歳からブルースを英語で歌っていたというクリスティーヌ・サレム~後年、島のブルース“マロヤ”と出会い、自分の歌として仕切り直し、マロヤを歌い始めることとなったそう。そんなインド洋上の島国の一角で、ストリート・シンガーとしてギター弾き語りブルースを歌っていた少女だった頃から、本質的には変わらず、そのまま …

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ARMANDE FERRY-WILCZEK / QUI NAIT DORT PLUS 

フランスの女性シンガー・ソングライター/ギタリスト/チェリスト、アルマンド・フェリー=ウィルチェックによる2021年の初ソロ作。ポルトガル系フランス人のマルチ・インスト奏者コルデオンことロイク・ダ・シルヴァのポルトガル・ギターやアコーディオンなどをフィーチャーしたポルトガル的ニュアンス=サウダーデ感漂わす楽曲をはじめ、フォーキーなサウンドを創り上げています。 …

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BLOSSOM DEARIE / LITTLE JAZZ BIRD 1952-1959 

ジャズ・ヴォーカリスト/ピアニスト、ブロッサム・ディアリーの1952年から59年にかけての録音、全71トラックを収める仏フレモー社の3枚組アンソロジーです。CD1は、パリ滞在時の彼女が55年と56年にフランスで録音しバークレー・レコードに残した、ピアノ・トリオによる10インチ盤からの8曲と、彼女の配偶者となったフルートのボビー・ジャスパーをフィーチャーしたカ …

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MÜNIR NURETTIN SELÇUK ‎/ KALAMIŞ

こんなCDが出ていたんですねえ…40年代〜50年代前半のSP音源復刻集でしょうか?素晴らしい内容です。おそらく中古品かと思われますが、ほぼ問題のない状態です。またまた、1点ものです。 1 Kalamış2 Aheste Çek Kürekleri3 Çepçevre Bahar İçinde4 Gümüş Saçlarına Eğdim Başımı5 Aş …

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MONO MUKUNDU / 40

モノ・ムクンドゥ、ジンバブウェ、1970年生まれ、9歳の時から手作りギターを弾いていたそうです。80年代末にプロ音楽家としてのキャリアをスタート、幾つかのルンビラ〜スングラ系グループを経て、2001年にソロ・デビューCDをリリース、以降2018年までに10作のアルバムをリリースしているそうです(全然入荷しませんが)。並行して2003年からはオリヴァー・ムトゥ …

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STAVROS TZOUANAKOS

スタヴロス・ズアナコス、1925年ピレウス生まれの作曲家、1948-1964年の間に約140曲のレベーティカ〜ライカ曲を生み出し、自らも歌った人ですね。作曲家として語られることが多いようですが、その独特な哀調をたたえた、なめらかな歌声こそ素晴らしく、ギリシャでは、戦後男性歌手の5指に数える向きもあるようです。本盤は50〜60年代の自唱シングル・コレクションで …

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WASSIM MUKDAD, DAVID ROTHENBERG, VOLKER LANKOW / IN THE WAKE OF MEMORIES

シリア難民としてトルコを経由してベルリンにやってきたウード奏者、ワシム・ムクダッド、ベルリン在住のマルチ・パーカッショニスト、フォルカー・ランコウ、ジャズ・クラリネット奏者にして北米で音楽 / 哲学の教鞭を取るデヴィッド・ローゼンバーグの3者による即興演奏アルバム / ベルリン録音〜 1 Once Upon A Time In Damascus 5:35 2 …

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PUPY & LOS QUE SON SON / SIN LIMITE

全盛期のロス・バン・バンのサウンドを支えたピアニスト兼作曲家兼アレンジャー、“プピ”ことセサル・ペドロソ率いるロス・ケ・ソン・ソン。2014年リリース作です。「現在のロス・バン・バンよりもよほどバン・バンっぽいサウンド」と言われてきた、直球一本槍ではない、腰に粘るグルーヴ感と親しみやすく口ずさみやすいメロディー・ラインがロス・ケ・ソン・ソンならではですね。ゲ …

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V.A. / CANTARES HUARACINOS

Originally released in 1992 ペルーのアンカシュ県のフォルクローレ(ワイノ・アンカシーノ)を、代表的アーティスト4組の演奏で収める20曲入りアンソロジーです。バルスのレパートリーも演じる1927年結成の名門コンフント・アンカシーノ・アトゥスパリア、30年生まれの女性歌手パストリータ・ワラシーナ(マリア・アルバラード・トゥルヒージョ) …

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TALI GAK / ESTELAS

プエンテ・セレステでも知られるエドガルド・カルドーソのワークショップで、コンポジションに覚醒した女性S.S.W.タリ・ガクによるデビュー・アルバム、2019年作。コンテンポラリー・ジャズとブラジル音楽のエッセンスを絡めて。 エドガルド・カルドーソに師事を受けていますが、タリ本人の本職はピアノ/ヴォーカルでアンサンブルも鍵盤と木管を中心に据えたものとなります。 …

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GILBERTO GIL / GIL, trilha sonora original do espetáculo do Grupo Corpo

ジルベルト・ジルが息子世代と共にコンテンポラリー・ダンス・カンパニーに捧げた斬新なストラクチャーのアフロ・ブラジル・アンサンブル〜 ダンスカンパニー、グルーポ・コルポの芸術監督、振付け師のペデルネイラス兄弟からの劇伴サウンドトラック制作依頼は、2017年のメタ・メタへのオファーから2年後、アフロ・ブラジル音楽の聖地バイーア出身である御大ジルベルト・ジルに出さ …

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