1977年アンカラ生まれのエブル・ヤシャールと言えば、トルコの大衆歌謡アラベスクのスターとして活躍してきた美人女性歌手ですが、そんな彼女がこの新作では、トルコ古典声楽から発展した都市型歌謡音楽サナートを歌い綴ります!かつて絶大な人気を博した男性歌手ゼキ・ミュレンもよくレパートリにしていた作曲家サーデッティン・カイナクが作曲したスタンダードや、40~50年代に …
続きを読むハンガリーを代表する民謡歌手マルタ・シェベスティエンが十数年ぶりに新作をリリースしました。若手の弦楽器奏者と吹奏楽器奏者とのシンプルなトリオ編成で、ヴェネツィアの古い教会でのライヴ録音。マジャールの民謡だけでなく、中央アジアのホーミーやイタリアの古楽などもレパートリーに、マジャール~ヨーロッパ~中央アジアの古いつながりを歌を通して掘り下げています。彼女が日本 …
続きを読むハーフ・パレスチナ、ハーフ・マケドニアの1962年生まれ、1996年デビューの熟女歌手、リミックスやミニ・アルバムなどを抜かせば10作目のスタジオ録音アルバムになるそうです。時にフランス語でシャンソンを歌ったり、時にギリシャ語でライカを歌ったり、あるいは、オールディーズ・カヴァーからユーロ・ヴィジョン参加アルバムまで作っていて、しかも現役高校教師という噂もあ …
続きを読むトルコ=ダブルムーン作/トルコ系ジプシーのマルチ音楽家ブルハン・オチャルと、ドイツ人アンビエント系キーボード奏者=ピート・ナムルックとのコラボレーション・アルバム第3弾! 各種伝統的なパーカッションの他、サズやウードなどの弦、管楽器ズルナを駆使するブルハンの演奏が、 ピート・ナムルックのエフェクティヴで幻想的なトラックに映えます!時によって打ち込みのようにも …
続きを読むこれでCDは2作目?若手女性かと思いますが、湾岸美人と思いきや、その通り、クェート出身イエメンでブレイク!?これは珍しい!?と言っても、音楽的にどこがイエメンなのかは微妙なところ…、湾岸スタンダードを踏まえた変拍子ビート&ロマンティックかつ、しなやかなヴォイスが楽しめる作となっています。いや、そのお姿も歌声も、なかなかです!前作よりも良くなってい …
続きを読むこのところリリースが少なくなってしまったROTANAですが(?)、熟女ナジワ・カラムの11年作だけはやっぱりリリースしてきましたか! 一曲目、情熱的なサルサピアノに「ドゥンタック」という口タブラ、そしてデプケのリズムが始まるというモダンなのかド田舎なのかわからない、という意味ではグローカルなポップと熟れた美声の組み合わせ、どうにも止まりません!続く二曲目、三 …
続きを読むパキスタンで伝統的に親しまれてきたスーフィー(イスラーム神秘主義)音楽カッワーリーを世界中に広めたヌスラット・ファテ・アリー・ハーン。1985年に行われたウォーマッドに初めて登場した彼が、その出演後、英ミドルセクス州ヘイズのフェアディール・スタジオで録音した2枚の作品『Love Songs』『Devotional Songs』が、この度2枚組になって装いも新 …
続きを読む2011年にリリースされた>セカンド・アルバム『クァトロ・カミーニョス』によってファド・ファンのみならず、幅広い女性ヴォーカル・ファンにも話題となったアナ・ラインス。本作はそんな彼女の入手困難となっていたファースト・アルバムをリマスターしての再発盤!プロデュースはセカンド同様、ギタリストのディオーゴ・クレメンテ。ポルトガル本国のシーンではマリーザなどのファド …
続きを読む全72曲 MINOS 音源ベスト・セレクションです!~マリネッラは1936年の生まれですから、前世紀半ば頃から興ったとされる“ライカ”と呼ばれるギリシャ歌謡スタイルにおける第一世代の女性歌手と言ってもいいと思います。ライカ黎明を担った重要アーティスト、歌手 / 作曲家だった1931年生まれのステリオス・カザンジディスの奥さんでもあり(その後、離婚してしまいま …
続きを読むいつの間にやらリリースされていたギリシャの若手女性歌手、アレッティ・ケティメの2013年作と思われます。ジャケには何やらレトロな出で立ちで佇む女性の立ち姿(アレッティちゃんじゃありません)、アーティスト表記はアレッティ・ケティメ、スターヴロス・パザレンジスと連名になっています。このスターヴロス某という人の家は代々クラリネット奏者を生業にして来たということで、 …
続きを読むジャカルタのコタ地区(移民の街だったバタヴィアの旧市街地跡)のチャイナタウンを中心に伝わるインドネシア / マレイ+中華文化のmixture音楽ガンバン・クロモンですが、〜ガンバンと呼ばれる木琴に打楽器のクロモン、そして胡弓や笛などが渾然一体となり、チャンプルーな雰囲気と軽快なリズム感を持った民俗色濃い音楽として伝えられて来ました。70年代には、バタヴィア旧 …
続きを読む久々の僅少再入荷、お早めに!全12曲と収録曲も少なく、以前リリースされていたUKアースワークス盤ベストCD(プレミア価格になってますが)と10曲も重複しているということで、あまり強くはオススメできませんが(ジャケもかなりサイテー?後年の年取ったメンバー4人の写真を見ることはできますが)、けれども現在、ダークシティ・シスターズは本CDでしか聴けないわけですね。 …
続きを読む1990年リリースのザレハ、“歌謡曲”的POPアルバムと聞こえますが、表題曲の“PENASARAN”以外は、どうもアルバムとして録音された作品というより、70~80年代のレアー・シングル録音集という雰囲気です。が、それだけにザレハ作品としては、特定のスタイルに属さない何でもありなムード漂う多彩な曲の並びが楽しいCDとなっています。ディスコ調や、 …
続きを読むインドネシアのスター発掘番組“インドネシアン・アイドル”で05年に脚光を浴びたモニタ・タハレア~あれから5年経ち、今ではすっかり大人のシンガーに成長した彼女が3枚目となるアルバムをリリースしました。現在22歳の彼女はご覧のような愛くるしいルックスと、清楚かつライトな感覚を持ち合わせたヴォーカル・スタイルで、ポップ・インドネシアのシーンに一石を投じています。プ …
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