トルコの伝統音楽専門レーベルKALANから、トルコ音楽の歴史を彩る古典楽器をテーマにした編集盤シリーズ。 元来アラブ音楽における楽器の女王と呼ばれたウード。オスマン帝国においても宮廷音楽を奏でる楽器として愛されました。2枚組40曲を収録したこのCD、演奏家の名前にはギリシャ系やエジプト系の名前も見て取れますが、演奏を聞くと、トルコらしいスーフィー的な曲、レベ …
続きを読むトルコの伝統音楽専門レーベルKALANから、トルコ音楽の歴史を彩る古典楽器をテーマにした編集盤シリーズ。 元来アラブ音楽における楽器の女王と呼ばれたウード。オスマン帝国においても宮廷音楽を奏でる楽器として愛されました。2枚組40曲を収録したこのCD、演奏家の名前にはギリシャ系やエジプト系の名前も見て取れますが、演奏を聞くと、トルコらしいスーフィー的な曲、レベ …
続きを読むSabite Tur Gülerman サビーテ・テュル・ギュレルマン (1927-1989) イスタンブール生まれの女性歌手、トルコの古典声楽を代表する一人でした。〜オスマン古典声楽を作曲家で音楽教師の EYYUBİ ALİ RIZA ŞENGEL (1880-1953) に学び、1950年代以降、ラジオ放送や78rpm &45rpmレコード吹き込みにて人 …
続きを読む東のモッキンバード、と呼ばれたシャルク系+ハルク系男性・名歌手、ジェラル・ギュゼルセス(1899~59年)の新たなSP音源複刻CDがリリースされました。トルコ歌謡のメインストリームといえば、やはりヌーレッティン・セルチュクからゼキ・ミュレンへと継がれた古典声楽(サナート系)の流れが有名なわけですが、トルコ南東部の豊かな民謡を、戦前のイスタンブールに花開いた大 …
続きを読む*一時入荷しなかったんですが、今回はちゃんと入って来ました。が、他のCDをお持ちの方も多いでしょうから、曲目表記をご参考下さい。 なんか、このジャケ写ポートレイトの不機嫌なムード、イイ感じですよね。ラフな歌い口にもシビレれます。 予言者アブラハム(イスラム教では予言者イブラヒム)が生まれたとされる古の都~シリアとの国境近くトルコ南東部に位置するシャンルウルフ …
続きを読むトルコPOPの女王、セゼン・アクス~2年ぶりとなるソロ新作を発表してくれました。いつものように多くの曲を自から作詞作曲していますが、同郷の女性SSW、ナザン・オンジェルが一曲提供 / さらにトルコを代表する詩人として知られた故ジェマル・シュレヤが残した詩にアクスが曲を付けたトラックも収録~新しい試みも行っています。トルコらしいPOPさをリードするその手腕、お …
続きを読むトルコの人気熟女系SSWのナザン・オンジェル。1970年代後半に歌手デビューを果たしながらも長らく中堅に甘んじていましたが、90年代になってから、タルカンの『カルマ』と『ドゥドゥ』の2作においてスーパーヴァイザー的な立場で助力し、そのヒットに大きく貢献し注目を集めました。その後はソロでもヒットを連発、現在ではトルコ・ポップス・シーンの重鎮のひとりにおさまりま …
続きを読むトルコ女性ハルク歌手のセカンド・アルバムですが、暗い、ちょっと憂鬱になるくらいです。前作のヴィデオ・クリップで、いっしょに暮らしていた男に殴られ家を追い出されてしまう映像がありましたが、そういう雰囲気なきにしもあらず、ですな…。尺八のようにも聞こえるネイと、どこかブルースっぽいサズ&ギター、ちょっと、うなだれたるようにして、少々喉をつめヴィブラー …
続きを読む歌う現役高校女教師、そのトレードマークの赤毛でさぞかし男子生徒を魅惑しているのでしょうが、この新作はオールディーズ・カヴァー集!“ヴォラーレ”や“キ・セ・トリステ”“アリ”ほか、フレンチ&イタリアン&ラテンPOPのトルコ語カヴァーが並びます!60~70年代ムード満点、当時さぞかしトルコでも親しまれた曲なんでしょう。常よりも若作り?青春回帰の一作です。そしてラ …
続きを読むトルコ / 民謡系POP“ハルク”の歌い手として活躍してきた中堅女性歌手シベル・パムク~例によってなかなかの美人です(トルコ~ギリシャ、ほんと美人ばっかり…)。カランと競う優良トラッド・レーベル“アダ”からのこの新作でも、現行の純正ハルクPOPらしく、多くの曲で弦楽器サズをフィーチュアーした伴奏スタイルに加え、ジャズやフラメンコっぽいアレンジも導 …
続きを読む2006年にデビュー、イキナリの大ヒット~タルカンを追い上げる若手男性ナンバー1人気歌手=ムラット・ボズの2011年新作です!デジタルなダンス・ビートにサズなどを加えた今時のトルコらしいバック・トラックに、男っぽさ溢れるヴォーカルを披露して粋~なかなかの男前!
続きを読むアナドル・ロック!あなどるなかれ!って、オイ!というわけで、サラームも絶賛していました!トルコ / アナドルロック(=1967~80年まで続いたサイケデリック音楽ムーヴメント)の帝王、トルコのジミヘンとも渾名される(見た目、どちらかと言えばトルコのロベルト・ベニーニ?)エルキン・コライがとうとう欧米盤で登場!(Sublime Frequencies ですが& …
続きを読む古代エジプトのピラミッド学者サゴパ・カジメルの名を名乗るトルコの新進気鋭ラッパー11年新作。ボリウッド音楽やグスタボ・サンタオラージャなど美味しいドコロばかりをサンプリングネタ(間違いなく無許可でしょう)に使い、くすんだ音色のシンセによるメロウなリフを取り入れた音作りは他の国のヒップホップと異なるトルコならではの世界です。フロウもなかなかにアダルトで、あまり …
続きを読むこちらは美人正統派アラベスク歌手イルクヌル・エンギネルの11年作。冒頭に大仰なストリングスが鳴り響き、ダルブッカの下世話なリズムが打ちならされた瞬間、ホッとします。シンセや打ち込みをほとんど使わず、イケイケ曲は全くなし、古き良き80年代そのままの人力アラベスク・サウンドをバックに、イルクヌルの歌は極端に巧いわけではないですが、そこがなんとも場末のスナックママ …
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