今年31歳~弦ケマン奏者でもある女性歌手ですが、イスタンブールの大学で音楽を学んだという才媛だそうです。で、このアルバム、なんと、すべてトルコ大衆歌謡中興の祖・故ゼキ・ミュレン自身が作曲もしくは作詞したナンバーのみを歌い綴った作!ということで、なかなか志も高い歌い手ですねえ。加えて、一般には“サナート”と分類されるゼキ・ミュレンですが、そうした区分けからは自 …
続きを読む今年31歳~弦ケマン奏者でもある女性歌手ですが、イスタンブールの大学で音楽を学んだという才媛だそうです。で、このアルバム、なんと、すべてトルコ大衆歌謡中興の祖・故ゼキ・ミュレン自身が作曲もしくは作詞したナンバーのみを歌い綴った作!ということで、なかなか志も高い歌い手ですねえ。加えて、一般には“サナート”と分類されるゼキ・ミュレンですが、そうした区分けからは自 …
続きを読むトルコ=民謡系/古典スタイルのハルク人気女性歌手=ギュライ嬢、セカンド・アルバム2002年作です!実に淡々と、サズほかの民俗楽器アンサンブルの中で、静謐な佇まいの歌声を聞かせてくれます。モダン・ハルクによく聞かれる、あの仰々しい低音ヴォーカルではなくて、澄み切った、しなやかなヴォーカルが気持ちイイ!落ち着いた曲想の、バラード風ナンバーばかりを、淡々と歌い綴っ …
続きを読むモントリオールをベースに活動するトルコ人新感覚スーフィー音楽家/DJメルチャン・デデの01年作。メヴレヴィー教団の旋回舞踊儀式SEMAをテーマにしたスーフィー・トライバル・アンビエントです。オーセンティックなスーフィー音楽でありながらもネイ、ケマンチャ、カーヌーンに絡むドラムンベース、ブレイクビーツが斬新です。
続きを読む当時の若手実力派~ナーラーン2003年作です。快調な打ち込み系トラックに民俗楽器をまぶして、重厚なストリングスでシメたバックもOK。ややハスキー、ほどよいコブシまわしが魅力的です。古典的なバラードでは、歌いこみ過ぎない一歩引く旨さを聞かせ、その後の活躍を予感させる出来。
続きを読むババズーラ&マッド・プロフェッサーとブルハン・オチャルの新作で大きく飛躍したイスタンブールのレーベル、ダブルムーンからコンピ第2弾。その2作からは当然ながら、既発の曲もメルジャン・デデがリミックスを施し、「サイケ・ベリーダンス・ミュージック」以降のエレクトロニカ・トリートメント・サウンドに変身!今後リリース予定のDJヤクザのユニットや人気のハレム、イルハン・ …
続きを読むシールド新品〜久々の再入荷です!トルコの先鋭レーベルDouble Moonがまたやってくれました! トルコ各地のフォルクロアを民俗楽器とエレクトリック楽器を用いてジャムするグループ、ババズラの新作。なんとあのマッド・プロフェッサーがアルバム全体をミックス! アルバムの英題は「Psyche-belly dance music」!これだけで買いでしょう! 即興の …
続きを読むターキッシュ・ポップが最も欧米ポップス~フォークロックに接近を見せた頃の音を代表しつつ、その後も独自なPOP感覚を聞かせる人気男性歌手、テオマンの04年の旧作。優男なたたずまいと歌がフランスのジャン・ルイ・ミュラあたりを思わせます。 1 Güzel Bir Gün 2 Duş 3 Bugün 4 Gökdelenler 5 Ayna 6 İnsanlar 7 …
続きを読む別名義アルキン・アレンの「フュージョン・モンスター」に続き、メルジャン・デデが「nar」以来二年ぶりの作をリリース。もちろんダブルムーンからのリリースです。「SU」とはトルコ語で水を意味します。「nar」と同路線ながらエレクトロニックサウンドを最小限に押さえ、DJユースな「フュージョン・モンスター」と対極にあるような上質なアコースティック・アンビエント。UK …
続きを読む★ゼキ・ミュレン/オデオン・コレクション 20世紀トルコを代表する歌い手、ゼキ・ミュレンのオデオン録音コレクション〜おそらく1960年代後半の録音集で、古典声楽で培った端正な歌い口を、映画音楽や、より大衆的な曲想のもとに発揮しています。ミュレンは正統派の古典声楽家でありながら、同時に映画などにも出演する芸能人でもありましたが、このアルバムではそんな後者のミュ …
続きを読む当店でロングセラーを続けるギュライに続き、またまたトルコ(正確にはクルドですが)のハルク伝統女性歌手傑作が登場。トルコ・ダブルムーンの新グループ、オリエントエクスプレションズに参加し、神秘的なクルド語の歌を聞かせていたクルド人歌手アイヌールの04年デビュー作です。一曲オリエントエクスプレションズのサズ奏者とサウンドエンジニアが参加していますが、全体にはサズと …
続きを読む2001年デビュー~これがサード・アルバムになるトルコの若手人気女性歌手=ギョクセル嬢!ブ厚いストリングス、ファンクなカッティングのギター、ヘヴィーなベース&打ち込みに囲まれて、気怠い囁きヴォイスで迫る異色演歌系ファンクの冒頭がステキだ!全体にみなぎる暗い人生観?が聞きどころ。好きです、この人、推します!トルコでは異例のロング・ヒット中ですが…。
続きを読むトルコの古典パーカッショニスト、ブルハン・オジャルがベルギーのアンビエント・クリエイター、ピート・ナムルックと組んだユニット一作目。ダルブッカやサズのタ-キッシュ・サウンドをナムルックのアンビエントなシンセが彩ります。バラエティに富んだ二枚目と比べるとかなりストイックでディープな出来ですが、これもイスタンブールでは「スーフィー」コーナーのベストセラーでした。 …
続きを読むトルコを代表するスーフィー系音楽家/ネイ奏者のクドシ・エルグネルによるオスマン帝国音楽シリーズから、日本でも有名なトルコ軍楽隊をテーマにしたアルバムです。クドシが指揮者を務め、往年の楽曲を今に再現しながらも、当時にはあり得ないジャズっぽい即興を交えたり、スーフィー音楽的なアレンジをまぶしたり、アイデア溢れる作品に仕上がっています。ブラス・バンド・マニアには是 …
続きを読むトルコのオルタナ系ルーツMUSICユニット~ババ・ズーラのセカンド・アルバム/ダブルムーンからの1作目/1999年作=再入荷です。トルコ系ミュージシャンに混じって、カナダ出身女性歌手もメンバーにいるという混成バンドですが、トルコ各地の民謡を採集、そしてジャム・バンド風に演じるそのアイデア&強引な手腕、やっぱり新しいですね。
続きを読む90年代に入りテレビやラジオの民営化が始まり、一気に海外からの情報が流入してきたトルコ。その90年に登場したオルタナティヴな音楽シーンを当時、同時代的に捉えたコンピ盤が入荷!DOUBLE MOONからアルバムもリリースしているイスタンブール・ブルース・カンパニャスやババズーラなどジプシー・ジャズ~ブルース系をはじめ、ドゥーム・メタル、ソニックユース的オルタナ …
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