本格派ハルク女性歌手の、たぶんデビュー作でしょう。95年に音楽学校声楽科を卒業した後、例によって、アンカラ・ラジオで歌っていたようですが、イイ声しています。恨めしそうな顔していますが…、タイトルは恨めしそうなイイ声です。アコースティック感重視ながら、サズ&ネイ、タールのハルク系バックにギターやカヌーン、ピアノ、ブラシドラムなんかも効果的に使ったバ …
続きを読む本格派ハルク女性歌手の、たぶんデビュー作でしょう。95年に音楽学校声楽科を卒業した後、例によって、アンカラ・ラジオで歌っていたようですが、イイ声しています。恨めしそうな顔していますが…、タイトルは恨めしそうなイイ声です。アコースティック感重視ながら、サズ&ネイ、タールのハルク系バックにギターやカヌーン、ピアノ、ブラシドラムなんかも効果的に使ったバ …
続きを読むカラン・レーベルが送り出したクルド系フォーク・ロック・ユニット、バジャールの08年デビュー作以来のセカンド・アルバムとなります。イスタンブールでクルド系バンドとしてクルド語で歌うことは、どういうことなのか、おぼろげに想像できるわけですが、そんな中、メッセージ性の強いプロテスト・ソングを歌っているという彼等、実際聴いた印象以上にハードな状況を強いられていること …
続きを読むイスタンブール新市街の裏通りを歩いていると、ある建物の入り口にサズを弾くオヤジのポスターが貼られていた。民謡酒場のアーシュクか? 一緒にいたババズーラのムラットに聞くと「彼はサズを弾きながら同時にドラムやパーカッションを鳴らすんだ。是非見に行ったほうがイイ」と言われ、メーデーで街が荒れる中、民謡酒場で見てきました。一言演奏が凄すぎ!サズを弾いているうちに自 …
続きを読むイスタンブールで活躍するジプシーのクラリネット・マエストロ、セリム・セスレルが、イスタンブール在住のケルト系カナダ人女性歌手ブレナ・マクリモンと競演した98年作です。ブレンナ、セリムはともにババズーラのアルバムにも参加しているので歌声とクラリネットを聞いたことある人も多いはず。このアルバムではトルコのジプシーの歌やハルクを取り上げています。KALANならでは …
続きを読むトルコの古典パーカッショニスト、ブルハン・オチャルがベルギーのアンビエント・クリエイター、ピート・ナムルックと組んだユニット「スルタン・オスマン」の二作目。ダルブッカ、タンバリンが作り出すタ-キッシュ・トライバルなビートをナムルックの地味なシンセが彩ります。これもイスタンブールでは「スーフィー」コーナーのベストセラーでした。エスニック系DJはマストでしょう!
続きを読むトルコを代表するジプシー音楽家ブルハン・オチャルの、SMADJ&トラキヤ・オールスターズとのジプシー・エレクトロニカ・アルバム、ピート・ナムルックとのトルコ古典アンビエントに続く、新たなプロジェクトです。テーマは“サナート(古典芸術歌謡)”。トルコ音楽中、最も格式の高いサナートを現代的に表現することは彼にとって長年の夢だったらしく、オーケストラの重厚な音や、 …
続きを読むいいですねえ!久々、トルコ女性の深情け、オズレム・アグルマン、堪能させていただきました。そうお若くはないかと見えるんですが、新人です。これがデビュー・アルバム、TV局やお国主催の芸術音楽賞(サナート / 古典歌謡部門でもあるんでしょうか?)総なめ状態のヒット作品だそうすが、当店的にもナイス!サイコーですね。流麗なストリングス(これだけでごはん3杯という声が広 …
続きを読むトルコのスーフィー音楽に打ち込みやタブラを組み合わせ、この夏イスタンブールで大ヒット中。ネイ(葦笛)やコブシたっぷりの歌、軍楽隊系の重いビートが、大仰なニューエイジサウンドではなく、エッジの立ったクラブライクなアンビエントサウンドと見事に融合しています。イスタンブールのレコ屋で反応を聞いたら、サナートやアラベスク好きの中年オヤジと普段はプログレッシブハウスと …
続きを読む「nar=火」「su=水」に続くメルジャン・デデ2年ぶりの新作は「nefes=breath =息=空」の意味。「息」の楽器であるネイやクラリネット、アイヌールやニヤーズのアザム・アリ、故キャーニ・カラチャらの歌をフィーチャー。ここまで宗教的陶酔、宗教的官能に満ちた音は彼にしか作れない! 1 Hininga 5:22 2 Dem 5:12 3 Ginhawa …
続きを読む13世紀のペルシャ語詩人にして哲学者、宗教家、ジャラルディーン・ルーミーの生誕800年を期して、メルシャン・デデがリリースした新作です。気合い入ってますね。これをやりたかったんでしょうね…。 ルーミーの死後、その追随者達により、始められたメヴレヴィー教団は、今日でもトルコのスーフィーズムの中心的教団として、様々な経緯をへながら存続しています。白い …
続きを読むトルコ出身のネイほかマルチ・インストゥルメンタリストとして、イスラム教神秘主義に基づくスーフィー音楽家であり、DJ&プロデューサーでもあるメルジャン・デデの新作です。ACOUSTIC “GUN BATIMI=SUNRISE”, ELECTRONIC “GUN DOGUMU=SUNSET”のCD2枚組、>R …
続きを読む影響関係はあるのかないのか、西の端と東の端に流れるアジアの血がそうさせるのか?単なる偶然なのかわかりませんが、実に、日本のビジュアル系バンドとかアニメのテーマソングみたいなテイスト&歌い口を持った2011年CDデビューのイスタンブール在ユダヤ系トルコ人(1987年生まれ)ロッカー、ジャン・ボノモによるセカンド・アルバムです。去年ユーロビジョンに出たそうですか …
続きを読むトルコ伝統歌謡にただならぬ執着を見せて来た女性歌手にして、美貌の女優、ザラ3年ぶりの新作がリリースされました。レーベルを移籍し気分一転?ということもあるかも知れませんが、これまでの伝統歌謡一辺倒から多少路線変更して、古典/民謡をベースにしながらもポップな味付けを感じさせるバッキングを配し、大物セゼン・アクス提供の曲を歌うなど、変わらずトラッドなコブシ使いなが …
続きを読むターキッシュポップのヴェテラン歌手セルタブ・エレネルとその旦那デミル・デミルカンによるギター+ヴォーカル・アルバム。ゲストにアル・ディ・メオラやカイ・エクハルトを迎えて、トルコ民謡をシンプルなジャズ~R&Bにアレンジ、歌詞も英語で歌いきった意欲作。このアルバムからのライヴはイスタンブールの地下宮殿を皮切りにアメリカ、ヨーロッパで行われ、在外トルコ人の …
続きを読む当店でもベリーダンサーや通販を中心に人気&定番商品となっているトルコの喜多郎、またはヴァンゲリス、もしくはトルコのエニグマこと、ジャン・アティラの10年作2枚組です。1453年のコンスタンティノープル陥落をテーマに、西洋クラシック~中世トルコ民謡~スーフィー音楽~オスマン軍楽~ニューエイジ~アンビエントまで2時間にわたる長大な音絵巻、オットマン・スペース・オ …
続きを読む