2002年デビュー、ギリシャ若手美人歌手の5作目ですが、トラッド系の老舗レーベル“リラ”からのリリースということで(ソニーからの移籍ではなしに)、TVや映画のサウンドトラックで活躍してきた作曲家デミトリス・パパデミトリウと組んだTV&映画主題曲を集めた企画アルバムかと思われます。未だデビュー5年間で、これだけのサントラを吹き込んだということは、それなりに注目 …
続きを読む2002年デビュー、ギリシャ若手美人歌手の5作目ですが、トラッド系の老舗レーベル“リラ”からのリリースということで(ソニーからの移籍ではなしに)、TVや映画のサウンドトラックで活躍してきた作曲家デミトリス・パパデミトリウと組んだTV&映画主題曲を集めた企画アルバムかと思われます。未だデビュー5年間で、これだけのサントラを吹き込んだということは、それなりに注目 …
続きを読むエレフセリア・アルヴァニタキの2010年作はライヴ!ディナー・ショー風の会場で、ブズーキ&キーボード&パーカッション&ギター&ベースというシンプルな編成のバックにおいて、淡々と近年のレパートリーを歌い綴るライヴ/3枚組CD全41曲~DVDはAB両面にて、CD収録曲すべての歌唱が映像で収められました。いかにも涼しげ、透明な歌い口ににじむ、プライヴェートな感覚に …
続きを読む90年代半ばから歌い出したライカ中堅 / 美人女性です。1998年にファーストをリリース~この2010年作で8枚目のアルバムとなりました。バラード&POPなテイストのモダーン・ライカが、エレフセリア・アルヴァニターキを連想させる声質、歌い口で綴られます。いかにもギリシャらしい女声が楽しめる充実POPライカ・アルバムです。
続きを読むこれがデビュー、ということです。エフティヒア・ミトリツァ、ギリシャ若手ピアノ弾き語り~7曲入りのミニ・アルバムです。資質や発声はエレフセリア・アルヴァニターキに近いかも知れません、が、そこ此処に漂うレトロなPOP&ROCKテイストにうならされます。(…なんだかビートルズっぽい?ギター&ベース&ストリングス&ホルンの隠し味が効いた)フォキー …
続きを読むギリシャの21歳女性歌手、アレティ・ケティメのセカンドが昨年末ギリギリに発売されましたが、数枚取り寄せてみるとこれがなかなか素晴らしいので即バックオーダー、今年の初荷となりました!カジノのディーラーみたいな格好をしたジャケが何を意味するのかは不明ですが、一昨年末のデビュー作に較べると、ストレートなトラディショナリストぶりはやや後退、ライカやレベーティカといっ …
続きを読む熟女天国!?と言われもする(誰も言ってないかも知れません…)ギリシャ歌謡シーンを代表する熟女の一人~テッサロニキ出身、文学研究を経てニコス・パパゾグルーやスタブロス・コイオムジスといった作曲家達と出会い、80年代後半にデビュー、早くも14枚のアルバムをリリースしているメリーナですが、その前半期の代表曲/17曲を集めたベストがこちらです。もともとは …
続きを読む1969年ギリシャ第2の港湾都市テッサロニキに生まれ、若くしてギター弾き語りを始め、地元のカフェで歌っていたという女性歌手にして、ソングライターです。お顔がメリーナ・カナにそっくりですが、それもそのはず、実の妹さんなんですから、ちなみに、デビュー・アルバムはお姉さんのメリーナが91年、このリゼッタ・カリメリは94年ということになります。で、このリゼッタ、テッ …
続きを読むギリシャのハリス・アレクシーウ09年作です。スタジオ録音としては3年ぶりですが、大半の曲がハリスの自作曲~自作自演作ということになると、実に98年のアルバム以来!自作曲以外では、アルゼンチンの作曲家、グスタボ・サンタオラージャとの共作曲、ドイツのヴェテラン男性SSWや、ハンガリーのジプシー系作曲家による作品のギリシャ語カヴァーも含みます。が、どこをどう聴いて …
続きを読むここ何年か、新作が期待されていたギリシャ女性歌手アルヴァニターキ、とうとう3年ぶりのスタジオ04年作が届きました!前作のスタジオ録音”エクポビ”で達成した、静謐なPOP路線を推し進めた感じでしょうか…、前作よりも、ギリシャ的な音感が濃くなっているような気もします。バックの作りはループやエレクトロな音感をまぶしたユーロ・ポップ・マナーから、生ギター …
続きを読むニコス・パパゾグルー(1948-2011)~生涯10枚と少しのオリジナル・アルバムしかリリースしませんでしたが、地味ながらイイ音楽家でした。大都市でのライヴよりも、エーゲの小さな島々や内陸の村々でライヴをすることを好み、古いディモーティカやレべーティカに材を求めた自作曲を、バグラマーで弾き語りながら、ギリシャをくまなくまわったというシンガーソングライターでし …
続きを読むヴェテラン/モダーン??レベーティカ系シンガーソングライター=ニコス・パパゾグルの05年作です(結局遺作になってしまいました)。80年代のデビュー以来、一貫して、いぶし銀のバグラマー・プレイと、戦前の歌い手たちを彷彿とさせる不器用な歌い口で、これぞギリシャと言うべき作品をリリースし続けていたものの、90年代後半からは、作曲活動のみに専念、突然、自ら歌うことを …
続きを読むコリントス生まれ、1999年CDデビューのライカ女性歌手、エフドキアですが、現地の人気はといえば、既に本作が10枚目のアルバムであるところからもうかがえるでしょう。タイトルは『間違った歩み』とでも訳すのでしょうか、そして1曲目「聞かないで」と来るのですから、なかなか、ふてくされた感じでイイんじゃないでしょうか?決して力まず、大仰にならず、そしてドラマティック …
続きを読むユーロヴィジョン・コンテストでグランプリを獲得したこともあるギリシャの美人スター/エレーナ・パパリゾウ13年の新作!ユーロビート系グラマラスな打ち込みポップが多く並ぶ中にも、アラビック&ターキッシュな味わい、ギリシャならではの哀感のこもったメロディーが、そこかしこに楽しめるアルバムです!国際派らしくボーナスで英語ヴァージョンも収録、実力を垣間見せるライカ系バ …
続きを読むアーティスティック OR プライヴェートな歌心の欠如?そこんところをグッと支持したいアテネの八代亜紀ことグリケリアの10年作です。この作も実にギリシャ情緒に溢れる作となりました!変わらずブズーキ&バグラマーの弦の絡みを中心に置いた伝統的な伴奏に、中空に弧を描くような、繊細さとラフさが入り混じった、レベーティカ以来の伝統を背負ったメリスマをたどって聞かせるグリ …
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