NOTIS SFAKIANAKIS / ANA GENISIS

90年代以降、大きな人気を持つギリシャ実力派男性歌手=ノーティス・スファキアナーキスの2005年暮れにリリースされた作です。年齢的には中堅ながら、その歌の表情に独特な奥行きのあるライカPOP路線で、ギリシャ国内でも一目置かれる存在となって久しい男性歌手です。書き下ろされた新曲17曲を収録した本作でも、正調ライカ調を中心に、ロマンティックな色気をふりまきつつ、 …

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KATERINA PAPADOPOULOU / ANATOLI, ANATOLI MOU

ギリシャ、ヴェテラン女性打楽器奏者(ダフやタール型の打楽器を中心にこなすようです)、カテリーナ・パパドプール(>こちらと同姓同名歌手ですが、別人です)がトルコのアナトリア系音楽家達と共演した意欲作~なるほどギリシャともアナトリアとも区別がつかない拍子を刻む弦&打楽器演奏を淡々と聞かせ、素晴らしい地中海音楽アンサンブルとなっています。そこに曲によりカテリーナは …

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FOTEINI DARRA, DIMITRIS PAPADIMITRIOU / MONITOR

2002年デビュー、ギリシャ若手美人歌手の5作目ですが、トラッド系の老舗レーベル“リラ”からのリリースということで(ソニーからの移籍ではなしに)、TVや映画のサウンドトラックで活躍してきた作曲家デミトリス・パパデミトリウと組んだTV&映画主題曲を集めた企画アルバムかと思われます。未だデビュー5年間で、これだけのサントラを吹き込んだということは、それなりに注目 …

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ELEFTHERIA ARVANITAKI / PROSOPO ME PROSOPO, Live Sto

エレフセリア・アルヴァニタキの2010年作はライヴ!ディナー・ショー風の会場で、ブズーキ&キーボード&パーカッション&ギター&ベースというシンプルな編成のバックにおいて、淡々と近年のレパートリーを歌い綴るライヴ/3枚組CD全41曲~DVDはAB両面にて、CD収録曲すべての歌唱が映像で収められました。いかにも涼しげ、透明な歌い口ににじむ、プライヴェートな感覚に …

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KRINIO NIKOLAOU / I ZOI STIS OTHONES

  90年代半ばから歌い出したライカ中堅 / 美人女性です。1998年にファーストをリリース~この2010年作で8枚目のアルバムとなりました。バラード&POPなテイストのモダーン・ライカが、エレフセリア・アルヴァニターキを連想させる声質、歌い口で綴られます。いかにもギリシャらしい女声が楽しめる充実POPライカ・アルバムです。

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EFTIHIA MITRITSA / MISTIKOS PROORISMOS

これがデビュー、ということです。エフティヒア・ミトリツァ、ギリシャ若手ピアノ弾き語り~7曲入りのミニ・アルバムです。資質や発声はエレフセリア・アルヴァニターキに近いかも知れません、が、そこ此処に漂うレトロなPOP&ROCKテイストにうならされます。(…なんだかビートルズっぽい?ギター&ベース&ストリングス&ホルンの隠し味が効いた)フォキー …

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ARETI KETIME / KALI SOU TIHI

ギリシャの21歳女性歌手、アレティ・ケティメのセカンドが昨年末ギリギリに発売されましたが、数枚取り寄せてみるとこれがなかなか素晴らしいので即バックオーダー、今年の初荷となりました!カジノのディーラーみたいな格好をしたジャケが何を意味するのかは不明ですが、一昨年末のデビュー作に較べると、ストレートなトラディショナリストぶりはやや後退、ライカやレベーティカといっ …

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MELINA KANA / TA METAXOTA TRAGOUDIA

熟女天国!?と言われもする(誰も言ってないかも知れません…)ギリシャ歌謡シーンを代表する熟女の一人~テッサロニキ出身、文学研究を経てニコス・パパゾグルーやスタブロス・コイオムジスといった作曲家達と出会い、80年代後半にデビュー、早くも14枚のアルバムをリリースしているメリーナですが、その前半期の代表曲/17曲を集めたベストがこちらです。もともとは …

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LIZETA KALIMERI / DEXIA KI ARISTERA

1969年ギリシャ第2の港湾都市テッサロニキに生まれ、若くしてギター弾き語りを始め、地元のカフェで歌っていたという女性歌手にして、ソングライターです。お顔がメリーナ・カナにそっくりですが、それもそのはず、実の妹さんなんですから、ちなみに、デビュー・アルバムはお姉さんのメリーナが91年、このリゼッタ・カリメリは94年ということになります。で、このリゼッタ、テッ …

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HARIS ALEXIOU / I AGAPI THA SE VRI OPOU KE NA SE (love wiil find you wherever you may be)

ギリシャのハリス・アレクシーウ09年作です。スタジオ録音としては3年ぶりですが、大半の曲がハリスの自作曲~自作自演作ということになると、実に98年のアルバム以来!自作曲以外では、アルゼンチンの作曲家、グスタボ・サンタオラージャとの共作曲、ドイツのヴェテラン男性SSWや、ハンガリーのジプシー系作曲家による作品のギリシャ語カヴァーも含みます。が、どこをどう聴いて …

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ELEFTHERIA ARVANITAKI / OLA STO FOS

ここ何年か、新作が期待されていたギリシャ女性歌手アルヴァニターキ、とうとう3年ぶりのスタジオ04年作が届きました!前作のスタジオ録音”エクポビ”で達成した、静謐なPOP路線を推し進めた感じでしょうか…、前作よりも、ギリシャ的な音感が濃くなっているような気もします。バックの作りはループやエレクトロな音感をまぶしたユーロ・ポップ・マナーから、生ギター …

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NIKOS PAPAZOGLOU / IMOUN KI EGO EKEI

ニコス・パパゾグルー(1948-2011)~生涯10枚と少しのオリジナル・アルバムしかリリースしませんでしたが、地味ながらイイ音楽家でした。大都市でのライヴよりも、エーゲの小さな島々や内陸の村々でライヴをすることを好み、古いディモーティカやレべーティカに材を求めた自作曲を、バグラマーで弾き語りながら、ギリシャをくまなくまわったというシンガーソングライターでし …

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NIKOS PAPAZOGLOU / MA’ISSA SELINI

ヴェテラン/モダーン??レベーティカ系シンガーソングライター=ニコス・パパゾグルの05年作です(結局遺作になってしまいました)。80年代のデビュー以来、一貫して、いぶし銀のバグラマー・プレイと、戦前の歌い手たちを彷彿とさせる不器用な歌い口で、これぞギリシャと言うべき作品をリリースし続けていたものの、90年代後半からは、作曲活動のみに専念、突然、自ら歌うことを …

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EVDOKIA / LATHOS VIMATA

コリントス生まれ、1999年CDデビューのライカ女性歌手、エフドキアですが、現地の人気はといえば、既に本作が10枚目のアルバムであるところからもうかがえるでしょう。タイトルは『間違った歩み』とでも訳すのでしょうか、そして1曲目「聞かないで」と来るのですから、なかなか、ふてくされた感じでイイんじゃないでしょうか?決して力まず、大仰にならず、そしてドラマティック …

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