RASMEE / THONG​-​LOR COWBOY

「タイの東北部、イサーン地方のモーラム楽団を率いた父のもと、幼い頃から歌っていたというラスミー・ウェイラナ、17年のデビューから19年まで、毎年リリースしていたCD3作は、達者なモーラム唱法を活かしながら、いかにもオルタナティヴなタイ音楽を目指す意欲的な3作だったと思う。が、どうして知り合ったのかは不明だけど、ニューオーリンズの新世代ジャズ歌手&プロデューサ …

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NAIR MIRABRAT / JUNTOS AHORA

新しい世代のウルグアイ音楽、ブラジル・ミナス出身のアントニオ・ロウレイロがプロデュースし、カンドンベを始めとするルーツ・リズムと乾いたギターの音色、デジタル波形のハイブリッド・サウンド。カンドンベ・ファンクという先人たちの発明に、ブラジルのコンテンポラリー・ジャズのエッセンスを融合、時にフュージョニックでプログレッシヴな香りを振りまく先鋭的なインディー・ポッ …

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DAL:UM / SIMILAR & DIFFERENT

伝統弦楽器「伽耶琴」と「玄琴」で対話するソウルのうら若き女性デュオ!  韓国ソウルを拠点に活動するダルムは、伽耶琴を演奏するハ・スヨンと玄琴(玄鶴琴、コムンゴ)を演奏するファン・ヘヨンというふたりの女性による伝統音楽ユニットだ。子供の頃から祖国の伝統音楽を演奏してきたふたりは、演奏技術の向上と、音楽的視野を広げ独自のレパートリを作り出したいという共通の目的を …

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VINSANTO ‎/ QUALCHE GIORNO DI VANTAGGIO

元サルティ・ダ・サトゥルノ(=土星からこんちは)のヴォーカル、ヴィニシオ・カポセラやアート・リンゼイと共演歴を持つというヴィサント(トスカーナ産ワインの名?)ことブルーノ・オリオリ(Bruno Orioli)のファースト・ソロ(ゾロアスター教徒だそうです…)。って、この作から、それきり、今のところ新作は出ていませんが…。 1 Semi …

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JULIEN GASC / L’APPEL DE LA FORET 

ex.ステレオラブのジュリアン・ガスクの2020年リリース作。フレンチ・ロリータな女声ヴォーカルもフィーチャーしつつ、脱力ダンディズムに彩られた、ゆるふわローファイ且つサイケなオルタナ・テクノ・ポップで、独特の存在感を示してくれています。それがまた、60年代後半から70年代前半のMPBとかにも通底していくような、不思議な時空の歪みを発生させるアヴァンなレトロ …

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石川浩司&大谷氏 / ニューホルモン鉄道

大昔、ある女の人ともめた時に、気の強い女の人だったので(心は優しい)、テーブルの上にあったCDをバチーンと投げつけられたことがありました。幸い怪我とかしませんでしたし、CDも無事でしたが、さて何のCDを投げつけられたのか、残念ながら、今はもう思い出せません。で、ふと、このCDを聴いていて思ったのたのですが、その時、投げつけられたのがこのCDだったら良かったの …

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LUCIDVOX / WE ARE

ラウドなロックとミステリアスなフォークロア・サウンドの融合!ロシアのインディ・ロック・シーンが誇るガールズ・バンドがついに国際デビュー!! 2013年結成以来、モスクワを拠点に活動している4人組ガールズ・ロック・バンド、ルシードヴォックス。国際デビュー・アルバムとなった本作は、〈全編母国語で歌う〉、〈ライヴ感覚を重視する〉、〈伝統的なロシアの民謡や民話の要素 …

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PHANEE DE POOL / AMSTRAM

スイス出身の新世代女性シンガー・ソングライター。2020年のセカンド作です。フランス語のつぶやきのようなヴォーカルは、ヒップホップ以降の感性で、ブリジット・フォンテーヌの『ラジオのように』の系譜を引くものとでも言えるでしょうか。レパートリーはいずれも自身のオリジナルで、トラック作りもキーボードやギターで、ほぼすべてを一人でこなしています。6曲目でピアノ&ヴァ …

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CHAMAD SHANGO / APOKOLO LIBIDO

フランスの男女デュオ・ユニットによる2020年の初アルバムです。ソングライティング/ギター/キーボード他と、女性ヴォーカルに、ヴァイオリン&ヴィオラが一部加わるという構成ですが、エレクトロニカにソウル、スウィング要素などをほどよくミックス。ハスキー系の雰囲気あるヴォーカルが印象的ですね。レパートリーはいずれもオリジナルで、詞は英語となっています。(サプライヤ …

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