ナジワ・カランが八代亜紀なら、こちらチュニジア出身のヴェテラン女性歌手のラティファは、さしずめ川中美幸?ってそんなことばかり考えていても仕方ありませんが…、前作ではフェイルーズの息子=ジアード・ラハバーニ全面制作、フェイルーズ・スタイルの新境地を聞かせてくれたこのラティファ、引き続き新興ロターナからのこの新作でも、冒頭1曲目はそれなりに若作り、打 …
続きを読むナジワ・カランが八代亜紀なら、こちらチュニジア出身のヴェテラン女性歌手のラティファは、さしずめ川中美幸?ってそんなことばかり考えていても仕方ありませんが…、前作ではフェイルーズの息子=ジアード・ラハバーニ全面制作、フェイルーズ・スタイルの新境地を聞かせてくれたこのラティファ、引き続き新興ロターナからのこの新作でも、冒頭1曲目はそれなりに若作り、打 …
続きを読む歌謡大国インドネシアの音楽シーンにおいて、最高の女性歌手と称されてきたのがヘティ・クース・エンダン。70年代前半よりプロとして活躍を開始した彼女は、70〜80年代を通じてたくさんのヒット曲を連発。そして30歳になった87年には、あの名作『うぶ毛がそそり立つ』を発表し、庶民派インドネシアPOPの極致を見せてくれました。そしてその『うぶ毛…』の直後である88年か …
続きを読むバルセロナ系とは一線を画して本格的なルンバ・フラメンカを追求していた、カンテカ・デ・マカオの新作はメスティサヘ系、RADIOCHANGO系の多くをリリースするカスバミュージックから。マヌ・チャオらとの交流でオホス・デ・ブルッホなきあとに代わろうともいう存在で、スカ、レゲエというより、フラメンコ、サルサをミクスチャー、ほかクンビア曲もありのラテン指向を聞かせま …
続きを読む20世紀後半以降は、ほとんど都市に定住することなってしまったアラビア半島〜アラビア砂漠の遊牧の民、ベドウィン人、その風俗は今もってアラブの人々の郷愁を誘うようです。ベドウィン風の装いをし、ベドウィン民謡やダブケを歌い、前世紀後半、ダマスクスでの人気を足がかりにアラブ全国区のスター女性歌手となったのはサミラ・タウフィックでしたが、彼女自身はベイルート生まれ、シ …
続きを読むバルセロナのミクスチュアー・ユニット/ラ・キンキー・ビートのパーカッショニスト&DUBBY DJにして、フェルミンやラディオ・ベンバにも参加して来た~チャラルト58によるソロ・プロジェクト!基本はレゲエ、バルセロナ界隈の様々なヴォーカリスト/ラッパーを招いて、コアなラガ・ミクスチュアーを展開しています。使えます!
続きを読むバスクの雄フェルミン・ムグルサの実弟イニゴ・ムグルサが、ネグ・ゴリアック解散後の96年に結成したグループ(現在は解散)、ホシェ・リピアウの2000年ラストアルバムが日本語解説付きで再発。ドラムス、トロンボーン、アコーディオンにイニゴのギターと歌という音数少なめの編成で、スペイン~ラテン~バスク音楽が2トーン・スカ化したサウンドを聴かせる。アルバムのタイトル「 …
続きを読むマノ・ネグラ的なコラージュのジャケットでもう気になりますね、バルセロナのミクスチャー・シーンの一翼に連なりながら、ハードコアなサウンドかを聞かせます。レベル・ミュージックでありつつ、パンク、レゲエを主体にした音の方向性は、ポスト・パンク、とりわけクラッシュの影響を感じさせるもの。チェブ・バロウスキ、フェルミン・ムグルサなどがゲストで参加していま …
続きを読む人気サイト、ラディオ・チャンゴー編のコンピ盤にマヌ・チャオやフェルミン・ムグルサらと並び選出されていたグループ、ZULU 9-30の2005年作。アフロ・ブラジリアン風ナンバーを冒頭に、キューバンやレゲエ、ヒップホップろ飲み込んだそのブラス混じりのファンキー・ミュージックがなかなか!ヴォーカルのオスキ・ジャー・マン、ギターのブライオン・ザイオンらコア・メンバ …
続きを読む”EL CONGO”ほどではありませんが、うーん、まだ現役だったんですねえ…、タブー・レイ新録です。ギターでディノ・ヴァングが参加してこそすれ、御大、やる気ですねえ、決して昔の名前で出ています、という感じの演奏ではありません。ソフトなヴォーカルとハギレ良いバック、しかもリンガラ・マナーをはみ出すようなリズム・パターンの導入~透明な女性コーラスを従 …
続きを読むスペインはアンダルシア地方へレスのメスティーソ系バンド=ロス・デリンケテス~生ギター&ダブルベース、そしてとぼけたヴォーカル&パルマ(手拍子)をメインに、ヒターノ・ルンバにR&B、R&R、ロカビリー風味をまぶし、いかさまなパーティー・バンドぶりを発揮しています。地元へレス競馬のテーマ・ソングも歌っているという現地密着型~中高生時代の仲間がそのままバンドを結成 …
続きを読む『夜明けのサンバ』 2大サンビスタによるサンバの大定番、久々の再発!上品な音で、ショーロの要素もかなり含むのでショーロ好きにもおすすめ。後にナラ・レオンがカヴァーした曲、古典的名曲のメドレーも含み、こういった内容のものはなかなかCDで手に入りません!サンバの作品ではカルトーラと並び注目される名盤です。解説:田中 勝則/歌詞・対訳付/オノ セイゲンによるDSD …
続きを読む1989年にLPリリースされていたカボヴェルデはフナナーの人気グループ、コンジュント・ムジカル・フィナソンの1989年作サード・アルバムのCD化です。既にアコーディオンはキーボードに変わっていますが、フナナーのリズムは全開です! 1 Nhu Ntony 2 Indifirido 3 Dotorado 4 Entri Spada E Paredi 5 …
続きを読む●『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の大成功で世界中で知られることとなった女性歌手オマーラ・ポルトゥオンドのファースト・ソロ・アルバムです。オマーラ・ポルトゥオンドは、『ブエナ・ビスタ』ムーヴメント以前から、キューバのトップ歌手として活躍を続け、1970年の初来日以来何度も来日し、またアルバムも多く発売されてきた、日本でもお馴染みのラテンのスターです。 ● …
続きを読むラヴィ・シャンカールの娘、ということは、ノラ・ジョーンズのお姉さん、シタール奏者のアナンダ・シャンカール新作は、前作のミクスチュアー/フュージョン路線をもう一歩押し進めて、なんと超売れっ子ロンドン生まれのタブラ奏者にしてDJ/リミキサー=カーシュ・カレーとのコラボ作品です!インド系チルアウト/ミスティック・フュージョン/シタール・ミュージック等々のファンの皆 …
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