アラブ圏、イスラエル、トルコ、イラン、西アジア、マグレブ諸国、コーカサス諸国などの音楽が並んでいます。

MYRIAM SULTAN / MALOUF, Arabo-Andalou

「マルーフの聖なる声」と呼ばれるミリアム・スルタン、今日アルジェリアはコンスタンティーヌに伝わるアラブ・アンダルース起源のマルーフ系歌謡を演じる数少ない女性歌手の一人です。 彼女は、アラブ的な歌唱にまつわる稀なる優雅さとパーソナルなスタイルを併せ持っており、そのそれぞれのレパートリーにおける伝統解釈はダイナミックかつ独創的、彼女ならではのものでしょう。 その …

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ALICE FITOUSSI / TRÉSORS DE LA CHANSON JUDÉO-ARABE

ユダヤ系アルジェリア女性、アリス・フィトゥーシ (1916 – 1978) カビリア山脈南部のホドナー・マシフに近いボルジ・ブ・アレリジで生まれ、父はヴァイオリン弾き語りの歌い手、ラフミム・フィトゥーシ、父の教えを受け13歳で初レコーディングを残した早熟の女性歌手でした。アラブ・アンダルース起源のマルーフ系歌謡をマンドーラを弾きつつ、カビール人のムスリム系リ …

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IBRAHIM TATLISES / TURKULER 2007

イブラヒム・タトルセス、2007年リリースの編集盤ですね、いろいろ出ていますなあ…ホント。で、収録14曲中 “グレー字の7曲”が、これまで、当店で仕入れた編集盤CDや2オン1CD とダブッている曲ですねえ。ま半分、ダブってるということです。まったく、大歌手ならではの再発乱発?ま、コレクター向けのCDではないので、仕方ないんですが、当方としては、初 …

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MARIAM MOTOSSIAN / FAR FROM HOME

カナダでも最も多民族が住まう都市、バンクーバー生まれのアルメニア女性、マリアム・モトシアンのファースト、両親は、家ではアルメニア語だけを話し、アルメニア人のさまざまな習俗、文化、伝統を彼女に伝えたそうです。音楽バンクーバーでの高校教師を経て2002年にはアルメニアに渡り、その後、カナダに帰国して最初にリリースしたのが、04年の本作でした。   1 Groon …

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MERVE ÖZBEY / YAŞ HIKAYESI

1988年にイスタンブールで生まれたメルヴェ・オズベイ、その2015年のデビュー・アルバムがこちらなんですが…、その後、19年に>こちらをリリースしているんですが、「今時のエレクトロニックなアレンジをバックに、トルコらしいメロディ・ラインを細やかなヴィブラートを交えて歌う女性歌手、ほどよいトルコらしさが彼女の持ち味」というサプライヤーさんの19年作へのコメン …

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AKLI YAHYATEN / YAL MENFI

カビール系の男性歌手の全盛期録音! 中央アルジェリア政府による抑圧を受けて、主にフランスへ移住を余儀なくされてしまったのが、カビールと呼ばれる人々。そんなカビール人の中にはたくさんの音楽家/歌手がいますが、本作の主人公アクリ・ヤヒアテン(1933- )もそのひとりです。1950年代にフランスへ移住した彼は自動車メイカーのシトロエンで働きながら、以後70年代く …

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HOUARI BENCHENET

70年代から活躍するライ歌手! アルジェリア・オラン出身のライ歌手フーアリ・バンシェネットの作品。1961年に生まれたフーリアはティーンエイジャーの頃よりダルブッカを伴奏に歌を歌い始め1977年には初のヒットを記録、以後ポップ・ライ第二世代の一端を担いながら活動を続けてゆきました。本作はフランスで2010年に発表したCD作品ですが、収録されている音からすると …

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MOHAMED STAIFI

アルジェリア北東部のお祭り音楽!  アルジェリア北東部のコンスタンティーヌなどで盛んなお祭り音楽スタイフィ(Staifi)をアーティスト名にしているモハメッド・スタイフィの2011年作品。スタイフィはライやシャウイに近い音楽スタイルですが、それらをより祝祭色を強めた感じに聞こえます。電子楽器やリズムマシーンがアレンジの中心ですが、ガスバの音色が常に入るあたり …

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CHEB ABBES / L’HISTOIRE MAAK BDAT

  ポップ・ライの若き俊英! アルジェリアを代表する音楽のひとつライのシーンにて2000年代より活躍をみせたのがこちらのシェブ・アベス。いわゆるポップ・ライを歌う男性歌手で、打ち込み主体のオケをバックにしていますが、伝統ライの時代から使われている縦笛ガスバもかなり印象的に使われています。歌うアベスは一見粗野な感じに聞こえますが、絶妙なピッチコントロ …

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CHEB GAZI

    21世紀以降のポップ・ライを象徴するシンガー! アルジェリア・オラン出身のライ歌手シェブ・ガージーの2008年作。音質が向上した打ち込み中心のアレンジは21世紀以降のアルジェリア音楽という感じで、粋でソウルフルな歌い回しからはハレド系列のマッチョなポップ・ライを連想させます。歌にオートチューンをかけているあたりは、ここ10数年のア …

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OGUZ AKSAC / EYVAH

男くさいコブシの歌声を聴かせる中堅歌手!  ターキッシュ・ハルク系の中堅アーティストのオーウズ・アクサチ(1974- )の最新作が登場。オーウズは90年代よりGrup Çığ(グループ・チュー)というバンドをムスタファ・オザルスランと共に結成し人気を博しましたが、2004年に脱退してからはソロとして活躍しています。ここではバーラマ中心の伴奏をバックに、男っぽ …

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