9年ぶりの新作となった08年作でした。ストーンズ のカヴァーやマグレブのスカコア?伝統シャンソン風、あるいはリンガラ音楽のマグレブ化?サイケデリック・グナーワ?ロックンロール・ライなどなど、多彩なアルバムに仕上がっています。ちょっとアイデア詰め込み過ぎ?惜しむらくは、もし、2枚組あたりで、ゆったりとした構成の中にこの多彩さが展開されていたなら、名作になってい …
続きを読む9年ぶりの新作となった08年作でした。ストーンズ のカヴァーやマグレブのスカコア?伝統シャンソン風、あるいはリンガラ音楽のマグレブ化?サイケデリック・グナーワ?ロックンロール・ライなどなど、多彩なアルバムに仕上がっています。ちょっとアイデア詰め込み過ぎ?惜しむらくは、もし、2枚組あたりで、ゆったりとした構成の中にこの多彩さが展開されていたなら、名作になってい …
続きを読むインティザル(1974年生まれ)の新作です。一応、アラベスク系女性歌手ということで、もう10枚近いアルバムを出しているんじゃないでしょうか。ジャケ写を見較べてみると、だんだん美人に…。ま、その辺はいろいろでしょうが、近年、もともと仄暗い印象の歌を得意としていますが、なんか、ちょっと、うらぶれた感じも出てきて、裏町人生好きの当方としては(なんだそれ …
続きを読むイスタンブール生まれ、ヴォーカルトレーニングやクラシックギターを習得、オランダへ移り住み、アムステルダムでも音楽院へ通い、卒業後はアムスでジャズ〜ワールドミュージック系のグループを組んでいたそう。ふ〜ん、そんな感じですね、確かに。爽やかな歌声でギターを弾き語るプナール・ドンメス、こちら帰国後のデビューア …
続きを読むイスタンブール育ち、クヴルジュム・ウラル、 デビュー作です。全曲ギター1本弾き語り !! 父親はアナドルロックのギタリストだったそう。 タイトルの意味は “DREAM REPORTS ” 〜歌詞の意味が知りたいものです。 甘いものいっぱいのジャケもストレンジです。 で、突然思い出しました。 全然関係ないんですが、このクヴ …
続きを読むフランスの民俗音楽専門レーベルから、エスニックでユニークな作品が登場した。 アンサンブル・バディーラは1人のダンサーと、東洋と西洋の音楽家5人が混在したグループ。エスニック音楽研究家でパーカッショニストのバスチアン・ラガッタが中心となって結成され、西アジア~北アフリカまでをも網羅する幅広い音楽性を持つ。本作はパキスタンで巡礼者たちを乗せて走るという列車をモ …
続きを読むカナダ、トロントで結成されたサイケデリックなミクスチュアー系ハルク・ユニットのセカンドです。ジプシー系クラ奏者、セリム・セスレルが4曲で参加!2011年のカナディアン・フォーク・フェスでナンバー1になったそうですが、それで、トルコでもリリースされたわけですね。ミスティックな女性ヴォーカル・マニアにはイケるかと。 1 Yüksek Yüksek Tepeler …
続きを読む1 Stella Chiweshe– Njuzu 3:33 2 The Klezmatics– Khsidim Tants (Hongagonga Mix) 5:30 3 Ali Hassan Kuban– Ayga 2:54 4 Orchestra Marrabenta Star De Moçambique– Wene U N’ga Yale …
続きを読むヨルダンとユーゴスラヴィアという二つの国出身の両親を持つベルギー人ギタリストにして作曲家、ウード奏者、カリム・バジリ4作目のアルバム〜ウードのジューブラン兄弟(パレスティナ)との共演8曲+レギュラーバンド“バジリ&ヒズ・アラビック・バンド”との3曲を収録。東欧風の翳り?も微かに漂う哀愁のアラビック弦アンサンブル・インスト作。
続きを読む●レバノンの首都ベイルート、NYのソーホーのようなボヘミアンなムード漂うアーティスティックなジュマイゼ地区に集う バンドのコンピレーションが誕生!ジュマイゼ地区にはここ数年でカフェやバーが次々に出現し、現地の若者だけでなく欧米の観光客にも大人気で夜毎アコース ティックなライヴを見ることが出来ます。 ●本作はそんな「今」のベイルートの雰囲気を伝えるコンピレーシ …
続きを読む嬉しいですねえ、>こちらとも、>こちらとも重なりません!アルジェリアン・シャアビのイノヴェイター、70年前後の録音でしょうか?見逃しなく! 1 Ana Hayrane Ya Rabi 11:48 2 Ya L’hadi 3:12 3 Ya L’hadi 3:23 4 El Mesttehzi 5:49 5 Achi Te …
続きを読む店頭で流した瞬間に「これなんですか?」と酸いも甘いも噛み分けたお客さま二人が反応され、その場でお買い上げいただきましたこの南欧系美女。「確かにジャケはイイ」などと言わないで下さい。イイのは音です。イェルサレム生まれ、モロッコとペルシャ系の血を引き、現在はロンドンで活躍するセファルディー女性モル・カルバシ、2010年末の2ndです(UK盤はジャケットを替えてリ …
続きを読むヨルダン女性歌手にしてウード奏者、作曲家でもあるマカディ・ナハアスの唯一のCD〜その後も作品はありますが、配信のみとなっています。最初聴いた時には、レバノンかと思いましたがヨルダンとは(だって、フェイルーズの影響大でしょ)…。もちろん、既に入手困難です。 1 – Jaween ahleno2 – Khala shakou3 …
続きを読む「フランカラーブ」とはフランス領アルジェリア時代、20世紀半ばに流行した、ご存じアルベルト・スタイフィやボブ・アザムが歌い欧州でも大ヒットした “ムスターファ” に代表されるような、ラテンリズム入りフランス語/アラビア語チャンポン歌詞のシャアビやシャンソン、ユダヤ・アラブ歌謡のこと。いわば植民地ならではの無責任エキゾ歌謡スタイルとでも言いますか?そんなノヴェ …
続きを読む20世紀中頃のアラブ世界におけるユダヤ人音楽家たちの偉業を称えるシリーズ「Trésors de la Chanson Judéo-Arabe」。2014年最新作はチュニジア出身、後にイスラエルに移住したアラブ・アンダルシア歌謡の歌手・作曲家ラウール・ジュルノ(1911-2001)のアンソロジー14曲収録です。28 ページブックレットにはフランスにおけるアラブ …
続きを読む本邦初上陸(ライス盤『アラブ・アンダルース音楽歴史物語』に収録されていましたが…)。1950~60年代に「アルジェの夜の女王」と呼ばれた女優/女性歌手ファディラ・ジリア(1917-1970)の2枚組ベスト盤。アラブ〜マグレブ音楽ファンにはお馴染みのMLPからのリリースです。ファディラは幼少時から歌の才能を開花させ、十代になるとラジオ・アルジェでレ …
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