VASSILIS TSITSANIS / REMBETIKA, 1936-1940 ALL THE PRE-WAR RECORDINGS

英国JSPレーベルのレンベーティカ・シリーズ第3弾は、阿片窟や娼家で歌われた無頼の歌謡~レンベーティカを、ギリシャの国民的な歌謡=ライカへと橋渡しすることにおいて、大きな貢献をした作曲家でありブズーキ弾き、そしてソティリア・ベール、マリカ・ニーヌはじめ多くの歌手を育てるなど、プロデューサー的資質も持ちながら、もちろん自らも歌手として歌ったヴァシリス・ツィツァ …

続きを読む>

Book by GAIL HORST / ROAD TO REMBETIKA

オーストラリア生まれの女流詩人にしてジャーナリスト、ガイル・ホルストの名著/英語で書かれたギリシャ音楽本の中でも最高の評価を受ける『レンベーティカへの道』~にプラスして、これまたレンベーティカ入門盤として定評のあったホルストの文章に沿って選曲されたUSトラディショナル・クロスロード盤CDがドッキングして発売されました~(在庫一掃か?)それなりにお得な価格かと …

続きを読む>

L’ATTIRAIL / WANTED MEN

フランスの空想バルカン~ジプシーバンド、ラティライユの2012年作です。古いもの好きのバンド・リーダー、グザヴィエ・ドメリアックが、旧共産圏への憧れがきっかけで、がらくた同然の楽器を集めて始めたという一風変わったこのバンド。 本アルバムは馬にまたがったロンサム・カウボーイの「ロード・ムーヴィー仕立て」。大西部を東欧破産工業地帯に見立てて、ゴー・ウェスト&イー …

続きを読む>

VERONE / LA PERCEE

ヴェローヌ(ファビアン・ギドレ&デルフィーヌ・パサン)のサード・アルバム。友人ミュージシャン数人とブルータニュ地方、モルビアン湾に浮かぶイル・オ・モワンヌ島に渡って、一発録りで制作した10曲だそう。全体に、オーガニックでエアリアルで夢幻的なポエジーに富んだダウンテンポ・フォーク、とでも言うべきでしょう。バンド名ヴェローヌは「ロメオとジュリエット」の町イタリア …

続きを読む>

JANUSZ PRUSINOWSKI TRIO / KNEE-DEEP IN HEAVEN

ポーランドの香気ただようグループ、チャチー・ヴォルバを紹介してくれた独オリエンテが、また新たに素晴しいグループを見出してくれた。ヤヌシュ・プルシノヴスキーはマルチ楽器演奏者であり歌手でもあるが、ポーランドのフォーク・リヴァイヴァル運動に初期から関わってきた人物。そんな彼が率いるこの「トリオ」は、実は5人組で、同国の民俗舞踏音楽であるマズルカを中心に即興演奏や …

続きを読む>

DU BARTAS / TANT QUE VIRA…

Moussu T の日本での成功に続けと Lo Cor De La Plana が来春2月に来日決定ということで南仏づいている昨今、マニュ・テロン(Lo Cor De La Plana)のオクシタン・ポリフォニー研鑽の盟友ローラン・キャヴァリエ率いるデュ・バルタス、 4枚目のアルバムが届きました。「楽器つきの Lo Cor De La Plana」という面だ …

続きを読む>

V.A. / REMBETIKA, Have They Got Hashish In Hell ?

 同レーベルからのレベーティカ・シリーズ最終作とのことです!結局、オムニバス4CD X4作 & マルコス・ヴァンヴァカリス、ヴァシリス・ツィツァーニス VOL.1 & 2, そしてアポストロス・ハジクリストス作品集〜ということで、この最終作品で計8 x 4CD or 5CD =800曲超えの労作となりました。全部一人のコレクターが自ら集めたS …

続きを読む>

ANEELA / MAHI

こちらはイラン、インド、パキスタンの血をひく在スウェーデンバングラ系女性歌手の作品。どこかで聞いた名前だなあと思っていたら、当店でもロングセラーとなった映画「ブラフマスター!」のサントラに数曲参加していました。同じく在スウェーデンのイラン系男性歌手、一昨年欧州~南アジアにまたがる大ヒット作『ボロボロ』をリリースしたARASHによるプロデュースで、ユーロディス …

続きを読む>

FUNDAMENTAL / ALL IS WAR

えっ、もう解散しちゃったんじゃなかったの?なんて言わないで下さいね。メタル系に行ってしまったんじゃないの?なんて言わないでくださいねアゲイン…。1991年に結成されたファンダメンタル、長らくUKエイジアン・ミュージック・シーンの引率者として活躍していましたが、このところ音沙汰が無かったところに来て、この超ヘヴィーな快作の登場/びっくりです。ドーラ …

続きを読む>

go top