PATO FU / MÚSICA DE BRINQUEDO 2 AO VIVO

日系三世女性シンガー、フェルナンダ・タカイを擁するミナス在住のロック・バンド – パト・フが、子どもだけでなく大人も楽しめるトイ・ミュージックを追求した「Musica de Brinquedo」(=おもちゃの音楽)スタジオ盤で、ラテン・グラミー子供向け音楽部門を受賞。ジグロとグロッコ、二匹の可愛いモンスターを中心にした人形劇団ジラムンドをコーラス …

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SEBA IBARRA / TODO ERA PRIMERO

子供向けのプロジェクト、ティエラ・ベルデの第二弾やチャコ州レシステンシアの公的文化助成を受けて制作されたシングルなどを経て、久々となるソロ・フル・アルバムは一聴すると、今までより一層爽快でソリッドに際立った鮮やかな印象を受けます。1stからミキシングにパーカッションに打ち込みに、と制作に欠かせない存在だったマルチ奏者エステバン・ペオンが今回もその現代的な手腕 …

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BENJAMIM TAUBKIN, ADRIANO ADEWALE / ALFABETO

ロンドンのジャズ・クラブで彼の地に長年滞在しているブラジル人打楽器奏者と繰り広げた美しいインプロヴィゼーションの記録「The voltex session」から7年。静から動へドラマティックな展開を見せるピアノとパーカッションのインプロヴィゼーション・セッション第二弾。 ロンドンのヴォルテックス・クラブで収録した前作から、今作ではブリストルのコルストン・ホー …

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AQUARELA / A BELA VIDA

クラシックからジャズに転身したオーボエ奏者として世界的に評価の高いジャン=リュック・フィヨン、別名オーボーマン・フィヨンが主宰するショーロ・ユニット、アクアレーラでの3作目となる2019年作。10弦マンドリンのエドゥ・ミランダ、7弦ギターのトゥニコ・グラートとのトリオに、パーカッションのゼー・ルイス・ナシメントを加えたブラジル人プレイヤーたちとのアンサンブル …

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MELINGO / OASIS

アルゼンチンのロック・シーンで活躍した後、近年はタンゴの世界へと進出してきている1957年生まれのシンガー/マルチ・インスト奏者ダニエル・メリンゴの2020年作です。タンゴやブルース、さらにはギリシャ系アルゼンチン人ということでレンベーティカなどが、エレクトロニカやダブ要素でブーストされたサウンドを聞かせます。フアン・パブロ・ガジャルド指揮のオルケスタ・ティ …

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JOSEF JOSEF / JOSEF 

ユダヤ系ポーランド人移民の家系のもとパリに生まれ、マヌーシュ・ジャズ系のグループ、レ・ジュー・ノワールの中心人物などとして活躍してきたヴァイオリニスト/ヴォーカル/コンポーザー、エリック・スラビアックを中心とするユニット、ヨーゼフ・ヨーゼフの2019年の初アルバム。ユニット名は、ロシア出身で米国に移り住んだネリー・カスマンが1923年に書いたイディッシュ・ソ …

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LOLOMIS / RED SONJA

女性ヴォーカル、ハープ、フルート、パーカッション&キーボードのアンサンブルからなるフランス4人組、ロロミスの3作目〜多分に妄想というか夢想を膨らませながら、バルカン近東方面へと広がっていく音楽性が、ヒップホップ&エレクトロニカを緩く通過して生まれたようなエスノ・ポップ風味が心地よく響きます。が、しかし、ブルガリア語、グルジア語、セルビア語、ロマニ、マケドニア …

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ONVERSA RIBEIRA / DO VERBO CHÃO

もう一本、数年前にリリースされたピアノ弾き語りのソロ・アルバムがロングセラーとなったミナス出身の女性S.S.W.アンドレア・ドス・ギマランイスの在籍する新感覚のムジカ・カイピーラ・グループ、コンヴェルサ・ヒベイラの新譜を。 ブラジル内陸の音楽、ムジカ・カイピーラは直訳するならカントリー・ミュージック。素朴なアコースティック音楽を想起しますが、このキャリア17 …

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FEDERICO ESTÉVEZ / DE AQUI HASTA AQUI

★フェデリコ・エステベス/デ・アキ・アスタ・アキ チャンチャ・ビア・シルクイートのバンドのパーカッション奏者で、ニコラ・クルースやバリオ・リンドの新作にもフィーチャーされていたアルゼンチンの新鋭フェデリコ・エステベスのデビュー・アルバムがShika Shikaレーベルからリリースに。 クンビア、アンビエント、フォルクローレ、トランシーなパーカッシヴ・グルーヴ …

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PETE RODRIGUEZ / LATIN SOUL MAN

「キング・オブ・ブーガルー」の称号を得たピアニスト、ピート・ロドリーゲス。1969年のアルバムです。ハラ・ハラのナンバーにはじまり、ブーガルーあり、アルマンド・マンサネーロのナンバーをスペイン語&英語で歌ったボレロあり、サルサあり、リチャード・エグエスのナンバーもカヴァーしています。プロデュースはジョージ・ゴールドナー。3曲目の英語のナンバーは、トランペット …

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LA PLAYA SEXTET / DOING THE BOOGALOO

1950年代にエレキ・ギターなどを導入し、スピード感に溢れ、ブーガルーにも通じるようなサウンドを提示していたラ・プラヤ・セクステット。本作は67年のLP『バイランド・エル・ブーガルー』(MS-3138)のリイシューです。 タイトルにブーガルーを掲げていますが、ブーガルーに特化した内容というわけではなく、ギターを配したそのアンサンブルで、マチートの「ソパ・デ・ …

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DIKAPAKA / SELEMPU, MMINO WA SETSWANA

珍しくもボツワナです。 ボツワナといえば、以前、NHKのとある片隅ラジオ・コーナーで紹介したところ、なぜか、問い合わせ殺到、即売り切れてしまった>こちら、脱力系スレンテン状態のライオン・ジャケ、シュンバ・ラツエガを思い出しますが、本盤も同時期のリリース作品ですね、コンセプトというか音楽スタイルもいっしょ、ただし男女混声コーラスをフィーチュアーしているところ、 …

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MARIO ‎/ M’ ENA CHAMOGELO

マリオ(・コンスタンティニドゥ)、1945年テッサロニキ生まれ、母親がトルコ生まれなので、トルコの歌やアマネス(アマーン・ソング)を子守唄に育ったそうです。父は打楽器奏者であり、楽器制作者だったということで、その音楽的環境は申し分なし。70年代の初め頃からテッサロニキで歌い始め、シングルデビューは75年、翌年には60年代末にデビューしたテッサロニキの男性歌手 …

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TAKFARINAS / QUARTIER TIXERAINE, Yal Musique

1980年代後半からアルジェリアはもとより、フランスのカビリア/ベルベル人コミュニティーでも活躍してきた大人気歌手、タクファリーナスの90年代後半ベスト仏リリース盤です!カビールらしい反骨も垣間見せながらのエンターテイナーぶり、やっぱり、一味違う人でした(って、過去形になってしまったのは、今も活動しているのですが、なかなかCDが届かないので…>★ …

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