SIR ALI’S GIRLS / JUST A GIGOLO

今を去ること21年前のこと(たぶん1989年リリース)、このアルバムに出会って思い出したのは、ビートルズEP「レット・イット・ビー」のB面「ユー・ノウ・マイ・ネーム」でした。そーゆー感じの遊び心、というか冗談というか、意味不明の諧謔がノスタルジックなスウィング・ジャズやラテンを演じることにおいて発揮され、外連味たっぷり全てフェイクの世界を繰り広げてくれるわけ …

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KILA / ONCE UPON A TIME…

「キーラは近年のアイルランドから生まれた中で最も独創的で、勇敢で、才気溢れた、まったくもって賞賛に値するバンドのひとつだ。彼らは自分たちのルーツともヴィジョンとも妥協することなく、偉大な芸術を作ることにのめりこんでいる」 by ニール・ストークス“ホット・プレス”「すべての最高のコンサート映画と同じく、これは一晩で撮影された。驚くべきキーラの素晴らしいシャー …

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LES BATIGNOLLES / Y’A PAS DE PROBLEM…

ラ・リュー・ケタヌーの第3の男、オリヴィエ・レイトのソロ・プロジェクト、レ・バティニョールの1st アルバム/4 年前パリを去り、オクシタニアのワイン産地カオーの住民となったオリヴィエが、そこで出会ったローカル・ミュージシャンたちと、アルカディアとしての古き良きパリへの想いを田舎風ロックンロールで歌い上げる!?故ニノ・フェレールが終生の地としたロットの城館( …

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OJOS DE BRUJO / CARRIENTE VITAL 10 ANOS

結成10周年にして、10年末をもって解散を決めたオホス・デ・ブルッホの新作にしてベスト盤。VENGUE、BARI、TECHARI、AOCANAから選び抜かれた楽曲+新曲という構成。豪華ゲストはマノロ・ガルシーア、ラ・トローバ・カンフー、ホルヘ・ドレクスレル、ベベ、エストパ、アマラル、ナジワ、アフロキューバン・ヒップホップのオリーシャスのロルダン、フラメンコ勢 …

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KRINIO NIKOLAOU / I ZOI STIS OTHONES

  90年代半ばから歌い出したライカ中堅 / 美人女性です。1998年にファーストをリリース~この2010年作で8枚目のアルバムとなりました。バラード&POPなテイストのモダーン・ライカが、エレフセリア・アルヴァニターキを連想させる声質、歌い口で綴られます。いかにもギリシャらしい女声が楽しめる充実POPライカ・アルバムです。

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EFTIHIA MITRITSA / MISTIKOS PROORISMOS

これがデビュー、ということです。エフティヒア・ミトリツァ、ギリシャ若手ピアノ弾き語り~7曲入りのミニ・アルバムです。資質や発声はエレフセリア・アルヴァニターキに近いかも知れません、が、そこ此処に漂うレトロなPOP&ROCKテイストにうならされます。(…なんだかビートルズっぽい?ギター&ベース&ストリングス&ホルンの隠し味が効いた)フォキー …

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ARETI KETIME / KALI SOU TIHI

ギリシャの21歳女性歌手、アレティ・ケティメのセカンドが昨年末ギリギリに発売されましたが、数枚取り寄せてみるとこれがなかなか素晴らしいので即バックオーダー、今年の初荷となりました!カジノのディーラーみたいな格好をしたジャケが何を意味するのかは不明ですが、一昨年末のデビュー作に較べると、ストレートなトラディショナリストぶりはやや後退、ライカやレベーティカといっ …

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HELDER MOUTINHO / QUE FADO E EST QUE TRACO ?

作詞家、プロモーター、レーベル・オウナー、レコード・プロデューサーとして新世代ファドを裏で支え続けたのが、このエルデル・モウティーニョ。そして、彼自身もその才能を広く認められているファド歌手/本作は歌手としては寡作であるエルデルが08年に発表した貴重なアルバムだそうです。才能ある若手ミュージシャンを伴奏陣に集め、シンプルな旋律を自然な情感のこもった歌唱で聴か …

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ZONE LIBRE vs CASEY & B. JAMES / LES CONTRES DU CHAOS

ゾーン・リーブルは2010 年12 月に解散したノワール・デジールのギタリスト、セルジュ・テッソ=ゲイの率いるトリオ(ギター+ギター+ドラムス)。ハードコア・ラップのカゼー(女性)とハメ(La Rumeur)とのコラボレーション・アルバム “L’ANGLE MORT” (死角~09 年)に続く新作。ハメが渡米したためB.J …

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ANDRE MINVIELLE, LIONEL SUAREZ / TANDEM

MM誌2011年度 EURO ロック部門1位の作品です!国内盤で再入荷致しました!リオネル・シュアレスはオクシタニアの若手アコ奏者~そしてヴェテラン~”オックのスキャットマン・クローザース”?=アンドレ・マンヴィエル(前ソロ作が当店でもベストセラー)による初の二人三脚デュオ・アルバムが届きました!ライナーノーツをふたりの共通の親友であ …

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ARLT / LA LANGUE

曰く「アールトは女性ヴォーカル、エロイーズ・ドゥカーズと男性ギターリスト、シング・シング(大半の楽曲の作詞作曲も彼による)からなるフランス・パリの二人組。歌は男女混声フランス語で歌われ、伴奏は見事に削ぎ落とされているが、2~4分の曲に織り込まれた曲展開は実にニュアンスに富んでいる。とてもシンプルな伴奏ながら英米仏の様々なフォーク/ロックの面影が浮かび上がりは …

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MELINA KANA / TA METAXOTA TRAGOUDIA

熟女天国!?と言われもする(誰も言ってないかも知れません…)ギリシャ歌謡シーンを代表する熟女の一人~テッサロニキ出身、文学研究を経てニコス・パパゾグルーやスタブロス・コイオムジスといった作曲家達と出会い、80年代後半にデビュー、早くも14枚のアルバムをリリースしているメリーナですが、その前半期の代表曲/17曲を集めたベストがこちらです。もともとは …

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IKER GOENAGA / …ARTERAINO

オシュコリにも参加経験のあるスペイン・バスクの蛇腹奏者、イケル・ゴエナガが2009年に発表した通算4枚目となるアルバム。前作に引き続き、元アライツ・エタ・マイデルのアライツ・テレチュアが参加し、トラッドの香り高いミクスチュアーを展開!

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