NATACHA ATLAS / MISHMAOUL

アラビック・ポップスのトレンドメイカー、ナターシャ・アトラスの06年作。スアド・マッシを思わせるフォーキーな曲から、英語ラップ曲、グナワ、しっとりとしたアラビック・ボサノヴァ、エジプシャン・シャアビ、レバノン人ラッパー、クロテールKまで参加し、緩急ある作りはさすがです。これを真似たアルバムがレバノンやエジプトから出てくることは想像に難くないでしょう。

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NATACHA ATLAS / ANA HIMA

エスニック・トランス・ミュージックの女王として、様々なジャンルのファンからも注目を浴びていたモロッコ出身・在英の女性歌手ナターシャ・アトラスが、これまででもっとも意欲的とも言える力作をリリース!全編アクースティック編成のアルバムで、しかも取り上げているのは女王ファイルーズのレパートリーをはじめ、20世紀半ばのアラブ歌謡全盛期の楽曲が中心~当時の雰囲気を伝える …

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NATACHA ATLAS / MOUNQALIBA

かつてはエスニック・トランスの女王と呼ばれ注目を浴びた元ベリーダンサーの歌い手、ナターシャ・アトラス、その2008年にリリースした『アナ・ヒナ』では、アクースティックかつトラッドなアラブ音楽路線を聞かせ、ビックリさせてくれましたが、さらに一歩前進するような意欲作をリリースしてくれました!その本作、西洋と東洋の両方のクラシック音楽に精通した室内楽団のほか、カー …

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NATACHA ATLAS / EXPRESSIONS – LIVE IN TOULOUSE

かつて”エスニック・トランスの女王” と呼ばれ、現在では最高のアラビック女性ヴォーカリストのひとりとされているナターシャ・アトラスが、その長いキャリアの中で初となるソロ・ライヴ作品を発表してくれました。彼女の前作『MOUNQALIBA -写し鏡』の収録曲のほか、若き日のファイルーズが残したナンバーや、ナターシャとは公私に渡るパートナー …

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NAWAL AL ZOGHBI / YAMA ALOU

これは、ちょっと驚き!どうしたんでしょう…、ナワルが変わりました!EMI-NOW系アラビック・ディスコ路線から一抜けて、成熟のアラブ歌謡伝統派に変身??聞き応えのある充実アルバム06年作です。自らCD折り込みジャケにて英語表記で語ってもいるように、自身の希望によってアラブ歌謡の伝統、歌詞と演奏スタイルを重視した作りのアルバムを作ってみた、とのこと …

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ARWA / AHLAYYAMI

この美人、またレバノン?と思いきや音を聞いてビックリ。ベタな湾岸演歌だ!「トトスト、トトスト」と鳴る湾岸パーカッションとおなじみの演歌風なストリングスをバックに、ナワル似の声で歌い上げています。アラビア半島南端のイエメン出身女性歌手だそう!   1 Ya Maleehah 4:19 2 Hanoun Il Galb 4:07 3 Akhirha 5:11 4 …

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V.A. / THE BEST OF 90’s

ちょっと前まで欧米のポップ・ミュージック・シーンでは80年代リヴァイヴァルがかまびすしく叫ばれていましたが、アラブのポップ・ミュージック・シーンではどうやらすでに90年代回顧となっているようです。アラブ最大のレーベル、ロターナからリリースされた本作はタイトルそのまま90年代のヒット曲を集めています。アンガームやナジワ・カランといった女性歌手や右頁で紹介してい …

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FARID EL ATRACHE 『アラブ歌謡の貴公子』

アスマハーンの兄、歌手にして作曲家、そして映画俳優も兼ねたというマルチな才能の持ち主=ファリド・エル・アトラシュの全盛期1930~40年代録音です。アブドゥル・ワハーブが切り開いたアラブ歌謡の世界を、さらにポップ化した、その才能と艶やかなヴォーカル!お楽しみあれ。

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V.A. / VIVA ARABIA VOL.2

早くも第2弾の登場です。当店でも人気のナワル・ズガビ、ナジワ・カランをはじめ、湾岸のアブドゥル・マジッド・アブドゥラー、ポスト=アムル・ディアブと評判のナビール・シュイルなどなど、全12曲を収録!アラビック・ポップを知ることに便なクリップ集=アラブもDVD時代に突入ですね。 ~NTSC-ALL REGION です!

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HAIFA / BADDI EESH

レバノンの美形女性歌手Haifa Wehbeの05年作。アラブ随一の都会ベイルートらしい全編打ち込みのアル・ジールに比較的薄目なヴォーカルが映えます(当時はシャバービーとは呼ばずアル・ジールと言っていました)。エジプトの女性歌手 RANIN あたりと聴き較べると洗練されたレバノン、ファンキーで泥臭いエジプトとの違いが際立つのでは(当時はそういう図式も成り立っ …

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JANNAT / ELLI BENY W BENAK

モロッコ出身のアラブPOPニュー・フェイス!ジャナット嬢の06年作〜モロッコ系アラブ世界全国区女性歌手と言えば、サミーラ・サイードが有名ですが、このジャナット嬢、若々しいルックスと、瑞々しい歌い口で、サミーラの艶やかさとはまた一つ違う路線の若手です。イケイケのビート・ナンバーは一切無し、エジプト系ジール風のアレンジも皆無で、ゆったりとしたバラード的感触のアラ …

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KHALED MOUZANAR / ET MAINTENANT ON VA OU? OST. CARAMEL

レバノンの美人女優兼監督ナディーン・ラバキーの2007年映画「CARAMEL, ET MAINTENANT ON VA OU?」のサントラ盤が仏ナイーヴから。音楽は本邦初紹介となるレバノンの若手イケメン古典音楽作曲家ハレッド・ムザナル。ウードやカーヌーン、ネイなどのアラブ古典楽器と都会的でアンニュイなタンゴを用いたサウンドはいかにもレバノン~ベイルートらしい …

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AMR DIAB / BANADEEK TA’ALA

最近、全く停滞してしまっているロターナのCDリリース状況の中にあって、やっぱりこの人はちゃんと出るわけですね。エジプトのリッキー・マーティンこと、アル・ジール・シーンの頂点を極める超人気男性歌手、アムル・ディアーブによる2011年の新譜アルバムが登場です!2年も待たされ、やきもきしていたファンも多いのでしょうね。~女性アーティストが台頭するアラブPOPシーン …

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MED FUSION / PARFUM DE JASMIN

当店でもなかなか伝わってこないチュニジアの音楽事情。スファクス出身の8人組アラブ古典フュージョン楽団11年新作はジャスミン革命にも大きくコミットし、伝承曲、オリジナル曲双方に革命とデモクラシーのメッセージを盛り込んでいます。ネイやヴァイオリン、カーヌーン、そして男性ヴォーカルにはチュニジアらしい軽妙なアラブ古典、ドラムスとパーカス、ベースにはジャズファンクや …

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ORQUESTRA ARAB DE BARCELONA / LIBERTAD

バルセロナを拠点に活動するモロッコ系移民率いる多国籍アラブ楽団11年作は「アラブの春」を受けて、自由がテーマ。前作ではアラブ・アンダルース音楽が中心だったが、今作はモロッコのグナワやエサワの伝承曲にはじまり、バルセロナらしいフラメンコや東方アラビック・ジャズまで汎アラブ~地中海的な音楽ばかりをコンテンポラリーなアレンジで収録。オマール・ソーサ、元オホス・デ・ …

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