シルビア・ペレス・クルース 初ソロ・アルバムとなった 2012年作も大好評でしたが、その前年のこの1枚、ジャズ系ベーシスト、ハビエル・コリーナ率いるピアノ・トリオ、もしくはクァルテットの伴奏となるこの1枚も、やっぱり素晴らしいのでした…。ホセー・アントニオ・メンデスやマルタ・バルデース、そしてピロート&ベラ等々によるキューバ / フ …
続きを読むシルビア・ペレス・クルース 初ソロ・アルバムとなった 2012年作も大好評でしたが、その前年のこの1枚、ジャズ系ベーシスト、ハビエル・コリーナ率いるピアノ・トリオ、もしくはクァルテットの伴奏となるこの1枚も、やっぱり素晴らしいのでした…。ホセー・アントニオ・メンデスやマルタ・バルデース、そしてピロート&ベラ等々によるキューバ / フ …
続きを読む2011 年1 月パリ~テアトル・デ・ザベスでのライヴ録音。スウェーデンのトラッド・インストゥルメンタル・トリオ;PELLE BJORNLERT (fidle), JOHAN HEDIN (nyckelharpa), ERIK PEKKARI (cithar, diatonic accordion)~ヴィルツオーゾ3人による15-16 世紀頃から伝わる民衆ダ …
続きを読む2012年の暮れに初来日公演を果たし、北欧のトラッド・ミュージック・ファンから注目を集めているのが、スウェーデンの若き女性4人による伝統的コーラス・グループのクラヤ。スウェーデン・ダーラナ地方の山間部に伝わる伝統的な歌唱〈キューリング〉を素養に持ち、さらにブルガリアン・ヴォイスを彷彿とさせるポリフォニックなハーモニーを伴ったその歌声は、本国はもとより近隣のヨ …
続きを読むジャズの基本的な編成であるダブル・ベース、ドラム、ピアノのほかに、アラブ音楽を代表する弦楽器ウード、打楽器ダルブッカ、葦笛ナイ、さらにはインド音楽で使われるタブラなどをフィーチャーし、インプロヴィゼイションを展開する、というのがセッションユニット=ヒジャズの音楽スタイル~もちろんそこには4ビートジャズのほか、アラブの旋律を伴ったソロ・プレイ(12音階に収まら …
続きを読むブルターニュのフォークダンス・パーティー“フェスト・ノーズ”がユネスコ世界無形文化遺産に指定されたそーです。ま、それはそれですが、これはこれ、実に面白い試みですねえ。ブルターニュのフェスト・ノーズのクアルテット(ボンバルド、シストル、アコーディオン、ギター)に、グァドループの伝統グウォカ6人組(パーカッション+ヴォーカル)が合流した10人編成。言わば北海と南 …
続きを読む1953 年生れの仏在ピアニスト、ドニ・キュニオのクレズマー・ピアノのソロ・アルバム!グランド・ピアノでユダヤ風味満点の、エキゾなピアノ・ソロを聞かせます。なかなか、ありそうでない展開ですが、どこか激情を秘めた静謐な演奏に、クレズマー・ジャズとでも言えそうな独特なタッチが映えています。
続きを読むマヌ・チャオらバルセロナ勢とはちょっと違う立ち位置で、フラメンコやブルースをフォーキーにジプシー/ヒッピー的感性でミクスチャーしている、アンダルシアのロス・デリンキエンテス。ムチャチートらとも共演しながらも、カディスやマラガの本格フラメンコのミュージシャンを積極的に作品に招聘し、独自のアコースティック・フラメンコ・ロック/ルンバ・フラメンカで現地では人気~R …
続きを読む前回入荷時、早速 >こちら で紹介していただきました(無断リンクすみません)。 イオニア海、ザキントス島出身、美貌の歌手兼女優のフォティニ・ダラの2012作です。演技と音楽を学んだ後、様々なコンクールで優勝、多くの大御所と共演した後、04年にソロ・デビューを果たしました。映画やTV、ミュージカルのサントラでも歌っていますが、この新作でソロ・アルバムとしてはラ …
続きを読むパリのマヌーシュ・ギターの聖地「ショップ・デ・ピュス」(Chope des Puces クリニャンクールのみの市のビストロ)の親子孫3代にわたるレジデント・ギタリスト一家の作品です。亡くなったモンディーヌ・ガルシア、その息子のニニン・ガルシアから引き継ぎ、ニニンの息子ふたりが、現行トリオ・ガルシアの2ギタリスト、ムンディーヌとロッキーとなります。~というわけ …
続きを読むデンマーク自治領にして、スコットランド~ノルウェー~アイスランドの沖合に浮かぶフェロー諸島のSSW / トラッド系女性歌手、グドリド・ハンスドティルの2012年作は、デンマーク&アイスランドのスタジオで録音され、ノルウェーでマスタリング~フェローらしい制作過程ですが、スコットランドとも北欧トラッドとも微妙に違うその旋律のあり方、島の公用語としてある英語を交え …
続きを読むヴァルティナ~今年で結成30年だそうで(もう、そんなに経つんですね)、この2012年の12作目のアルバムが、久々の国内リリースということになりました。去年、ワールド・ミュージックの祭典、WOMEX で、アーティスト・アワードを受賞したアルバムです。フィンランドの地の伝統をベースに自在な女声コーラスを聞かせるフロント3人&男性メンバー2人(ダブルベース+アコー …
続きを読むとうとう登場した、ギリシャから世界市場を狙う異色レーベル“カンティニ”の07年リリース作品/アコーディオン&ギター&ピアノ&ウクレレをこなすマルチな才能を持ったヴォーカリスト / SSW=コースティス・マラヴェイアスのセカンドです。コースティスをフロントに、オールディーズ風味漂うノスタルジックなライカやカンツォーネ、スカ、R&Bを繰り広げています。いや~なか …
続きを読む早くもダラーラスの新譜です。というか、2曲でダラーラスが歌っています。その同じ2曲を、ダラーラス&アルバニア男声とのデュエットで焼き直したボーナスが追加されて、全11曲中4曲がダラーラスということになります。で、ほかの曲は古風なギリシャ風味漂う静謐なインスト&フィールド・レコーディングとなります。とあるドキュメンタリー・フィルムのサントラCDなんですが、その …
続きを読む>>こちらに続く「ゲンズブール(+その歌手/演奏家)全録音集」の第2弾です。オリヴィエ・ジュリアン&フレデリック・レジャン監修。60~62年というフランスのロックンロール/イエイエ誕生期のゲンズブールの録音にゲンズブールが曲を提供した有名&無名の歌手たち(ジュリエット・グレコ、フィリップ・クレイ、ペトゥラ・クラーク、カトリーヌ・ソヴァージュ …
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